暮しの手帖社のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、無印良品を巡る読書を続けていたのですが、たまたま手にしたこの本によって、セゾン文化の前景として暮しを生活者の手で作り出すという意識は「暮しの手帖」によって育まれてきたんだな、と気づきました。花森安治がデザイナーでありイラストレーターであり文筆家であり、でも本来的には編集者であることにこだわったのは、暮しはひとりひとりが自らの手で編集するもの、だというメッセージなのかもしれません。「美しいものは、いつの世でも お金やヒマとは関係がない みがかれた感覚と、まいにちの暮しへの、しっかりとした眼と、そして絶えず努力する手だけが、 一番うつくしいものを、いつも作り上げる」今から半世紀以上前の