ジェイソン・アーロン他のレビュー一覧

  • AVX:アベンジャーズ VS X-MEN VS

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    AVX中にあった「VS」…バトル展開に焦点を当てて描かれたバトル漫画としてのタイイン。この時点でアメコミ的には非常に珍しく、魅力を感じる部分は多いだろう。日本の漫画によくある形式なのでなじみあるし、それでいて日本とは表現がまるで変わってくる。そんな違いに注目しながら読み進めれば非常に楽しいこと請け合い。なにせ、一戦が短くてサクサク読めるのだから。

    本編のシリアスさが嘘のようにコミカルな作風なので、豆知識みたいなものを挿入してくるナレーション芸がうまく刺さる。最後の#6には非常にコミカルな短編も載っているのでこれまた楽しい。スクイールガールを邦訳で見たのはやっと2回目だ。

    個人的なベストバウ

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    2016年05月04日
  • AVX:アベンジャーズ VS X-MEN VS

    Posted by ブクログ

    結果的に何も起きてはいないものの、重たい本編と逆に軽く読めて一線級アーティストの競演も楽しい。日本版編集部はなぜかバトル漫画と位置付けるが、知力・能力・ドラマ力を駆使する日本バトル漫画の文脈ではかえって見劣りする。むしろWizard誌のLast Man Standing的な、素朴な夢の力比べを楽しむものだろう。特に#6のショートショートこそ、日本バトル漫画にない愉快な味。

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    2020年02月11日
  • オリジナル・シン

    Posted by ブクログ

    2014年のクロスオーバー作品。宇宙的規模の話が多い近年のクロスオーバーだが、この作品は事件の規模は大きいものの描写は心情描写に力を入れている様子で、割と読みやすく感じる。
    ウォッチャーの死、というマーベルユニバースを震撼させる出来事を冒頭に持ってきて、その真相を探る流れとは別に何らかの依頼を受ける様々なヒーローたち。ばらばらな話が一点にまとまるとき、テーマ性が明らかになってくる構成もなかなかに妙。
    最後の戦闘描写の処理がもう少し納得のいくもので在ってほしかったが、この作品のもたらしたユニバースへの影響はなかなか興味深いもの。タイインの説明を読んでも「ウォッチャーの死」というアイデアは非常に優

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    2018年07月29日