原田喜浩のレビュー一覧
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ポップな表紙だが、内容を非常に極太。起業に興味がある人には必読書。
起業家の中には、①起業家、②マネージャー、③職人の3つの人格が内在しているが、スモールビジネスのオーナーの多くは、職人に比重が寄っている。この3つの人格がバランスよく配置された場合、起業家が新しい世界を切り開き、マネージャーがその基礎を固め、職人が専門分野で活躍することで思いがけない力を発揮する。しかし、多くの人が職人から経営者になるため、どうしても視座が低くなってしまう。
起業の目的は、目の前の仕事から開放され、他の人のために仕事を作り出すこと。ただ、人のため仕事を作り出すといっても、ただ仕事を任せて管理を放棄すると失敗する。相手を盲目的に信じることと知ることは異なる。また、誰も経営者と同じようには仕事をしてはくれないことを理解する必要がある。
起業家は「事業が成功するにはどうすべきか?」を考え、職人は「自分は何の仕事をすべきか?」を考えている。
起業家は事業を商品とみなし、顧客の課題を解決することを目的に顧客視点で差別化要素などを考え抜く。 -
Posted by ブクログ
職人タイプの経営者が規模を拡大しようとしたときにぶち当たる問題と末路についての話は「僕のことかな?」と思いながら読みました。
今ソフトウェアエンジニアの独立は非常に敷居が低くなっていて、またフリーランスエンジニアとして自由な働き方と持て囃されそのまま法人化した僕のような人間に全く足りていない経営に対する心構えを教えてくれる本です。
20年も前の本ですが、『はじめの一歩』として経営者の考え方の事始めとしてとても良い本だと思いました。
もう少し早く読んでおきたかったですね。・・・でも実際に痛い目見てないとここまで真面目に読まなかったでしょうね。 -
Posted by ブクログ
起業する=自身で組織を運営し、継続させていく とはどういった視点が必要になるのかを「起業家」「マネージャー」「職人」という区分を通じて分かりやすくまとめられている。
起業をイメージすることにも役立つが、サラリーマン(組織の一員という意味で)として働くうえでも、自身の立ち位置ってどこ?何をすることが求めれるポジションなのか?組織全体としてできていること、できていないこと、そのうえでこれから自身がどうするのか?ということを考えることを手助けしてくれた一冊。
下記は感じたことをメモ。
起業するということは、組織、ビジネス共に継続し成長する必要がある。目の前の取り組みに没頭することで伸びていくのは最初だけ。その次のフェーズにいくためには、ビジネス、組織共に簡素化(パッケージ化)できるところはパッケージ化しないと回らくなる。(この点、言われれば「たしかに」だが、起業に対する自身のイメージの中に欠落していた部分。)
粗っぽいが、やりたいことができる⇒今のままでは無理⇒自身で起業し進めていく
→自身の中で。起業に対して「好きなことをやる」というイメージが先行していた。(ここは反省)。しかしながら、組織、ビジネスというものを継続するために目の前に一杯になると長く続かない。=職人型経営はうまくいかない。
ではどうするのか?それを考えるうえで、分かりやすい例が「起業家」「マネージャー」「職人」
「起業家」:理想を掲げ、新しいものに飛び込んでいく=変化を起こす人物。過去にとらわれない、前に進む能力が必要。※管理が苦手。
「マネージャー」:管理が得意な人物。過去から現在までの問題点を洗い出す、仕組みを管理する能力が必要。
「職人」:自身で手を動かすことが大好きな人物。モノに触れ、つくることが大好きな人物。※起業の出発点
この3つの人物が互いによく理解しあうことが大切となる。
将来のビジョンを掲げ、「起業家」が先駆者として引っ張る。一方で、既存の事業に対して、「マネ―ジャー」が「職人」に的確な指示を出し、安定的な成長を継続させていく。新しいことだけやっても、既存領域内にとどまり続けても失敗する。かつて育てた領域を保持できる仕組みを作り、簡素化して回せるようにする。そうすることで将来への攻めの時間を設けることができる。
上記は、起業という視点にたたずとも、サラリーマンにも参考になる考え方である。
上記サイクルを回す中で、将来像への考え方、商品(サービス)に対する考えも印象に残った。
・将来像への考え方
どんな人生を過ごしたい?何を大切にしたい?人生が終わるときどうなっていたい?夢をかなえるためにいつまでにいくら必要か?
→事業の将来像を考える際に、人生の将来像を考えることは不可欠。
・商品(サービス)に対する考え
「何」を提供するより、「どうやって」提供するかが大事である。つまり、どういった顧客層を狙っていくのかを考えることが大切。アプローチの仕方が商品の売れ行きを左右する。
※商品にフォーカスしすぎないという点で参考になった。 -
Posted by ブクログ
嫌な仕事なんてそもそも存在しない。 仕事が嫌な人間がいるだけのことさ。 嫌な仕事をやらせられることになれば、言い訳を探したくなるからね。 そういう人間は仕事のことを、自分を試すチャンスとは見ずに、自分に与えられた罰だと考えてしまうんだよ。 従業員がそんなことを考えれば仕事はつまらなくなってしまうし、 顧客から見て魅力的な起業に見えるはずがない。これでは、 目指す方向とは正反対になってしまう。
私が思うに、自分たちがカーテンを閉めて先入観が決めているだけに過ぎない。正しくは、それが自分にとってどうなのかということをいろいろな人の視点や期間を入れてもっと俯瞰して考えるべきだと思う。
個人のレベルで判断しているうちは全く成長しないし、成長しなければ、何も豊かにはなりはしない。
そもそも成長とは、挑戦です。未知のものに取り組むからこそ成長するのです。
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Posted by ブクログ
僕自身色々な事業のスタートアップをしてきたので、事業のスタートから定着するまでのざっくりした流れはわかるのですが、「ボヤッとした全体像」が「ハッキリと見える」ようになりました。
特に
・将来の組織図を作り役割を明確にすること
・組織図に沿って役割を明確にし契約書に署名すること
・全ての業務において最善の仕組みを作り誰でも活用できるようにすること
はスーと響きました。
これを読んでから僕に芽生えたのは、
「事業改善に対するエナジー」です。
早速、現在の仕事、転職予定の仕事、身内の仕事で実践して効果検証していきます。
ただ改善できる気しかしません。