グレイス・M・チョーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
筆者のオンマが今の世の中を見たらなんと言うだろう。MAGAに対しては眉間に皺を寄せ、The summer I turned prettyの人気には「オモ!」と驚くだろうか。
晩年(読後直ぐの今この言葉を書くのがすごく寂しくて哀しいけれど)、筆者と食事を共にした3人目の母の様子は、1人目の時のエッセンスを残しつつ2人目の時の儚さをはらんでいて切なかった。
精神疾患におけるリカバリーは、病気になる前に戻るのではなく病気を経て新たにアップデートすることとされるけれど、その様はまさしくリカバリーで、伴走する筆者の苦慮や省察の言葉には胸に迫るものがあった。
PTSDを抱え、命からがらどうにかたどり着い -
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Posted by ブクログ
読み始めた時、あまり内容に入れませんでしたが
130ページ超えたあたりから少しずつ
内容と作者の息が合ってきたのではじめの方で
諦めずに読んでいただきたい作品です。
どこにいても、故郷の味は格別!!
そして、料理を通じて色々な人(国)と関わりを持とうと頑張ってきた作者のお母さんのお話。
食の力は偉大だと改めて感じるとともに
自分の家の味、母の味を大切にしたいと思いました。
それだけでなくこの本は戦争を通じてセックスワーカーとして働いた作者のお母さんの生き様、
戦争が生んだ、戦争が終わっても終わらない苦しみを描いています。
戦争はその時だけではなく、人々に大きな傷をもたらす、、、そのことは忘れ -
Posted by ブクログ
とても個人的な読書体験でもあった。
筆者同様、私も幼児の頃に両親と共に生まれた国から育った国に移住した。ネイティブ言語や文化、常識を親と共有していないことによる相互不理解、衝突、もどかしさ、時に疎外感。周囲の無邪気な言葉に容易く引き裂かれる、複雑なアイデンティティ。そして大人になってから真に思いを馳せることができる、両親の味わってきた苦労と差別。もちろん筆者と私は全く異なる人生を歩んでおり感慨も必ず異なるのだが、シンパシーを感じた。
そんななかで、筆者は主観性と客観性のバランスを巧みに取っていて、淡々とした「腑分け」としても、切実な私小説としても、読み応えのある作品となっている。筆者の母の精神