立花義裕のレビュー一覧
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■通常の偏西風の風速は、蛇行が西に伝播する速度よりも速い。この場合は東向きの偏西風による流れが蛇行波の西向きの伝播速度に勝る。そのため蛇行はすぐに東へ去り、異常気象は長続きしない。しかし、偏西風の風速が遅くなり、蛇行波の西に伝播する速度と同じになってしまうと、蛇行が同じ場所で長時間維持される。そして、結果として同一地点では同じような気象状態が延々と続き、異常気象が長引くことになる。それにより偏西風の速度が遅くなることが、異常気象が続く本当の理由。
■温室効果ガスの削減ができなかった場合、将来考えられる季節変化を列記。
・桜の開花の早期化
・梅雨入り前から猛暑
・梅雨の豪雨がひどくなる。
・梅雨 -
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偏西風や海流の蛇行、北極の海氷融解、二酸化炭素の排出といった言葉は断片的に耳にしていたが、この本を読んでそれぞれの因果関係をようやく把握した。
気象について体系的に学習する機会が無かったが、人口問題、交通問題、教育問題など、広く関連する分野と合わせて学びたくなるような興味をそそらせる学問である。
終盤でいくつか述べられている「提言」も、友人たちとプチ議論するのに丁度よい題材だと思う。個人的に、標準時を前倒しにすることは賛成である。
もっと知りたいという好奇心、何かインセンティブをもたらす要素があれば、温暖化やSDG'sに対する意識も自ずと向上するのだろう。 -
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近年の気候は異常と感じる人は多いことだろうと思う。著者も言及しているが、日本で言えば明確に分かれた四季がなかなか観測されず、夏と冬が極端に長い「二季」のようになっていると言っても過言ではないだろう。
本書の特色は、今までの異常気象や環境に関係する本とは一線を画している。異常気象を(ある程度)避けようがない事象として、その中でどう解決策を見出だしていくか、あるいは受け入れていくかという、やや異常気象フレンドリーとも言うべき視点に立っている。とはいえ、終末論や絶望論といった類いのものではなく、有限なリソースをどう割くことで現状を最適化できるのだろうかという現実論なので、読者も安心して読みすすめ -
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ネタバレ偏西風蛇行、海面水温上昇、黒潮大蛇行、が原因。
コメの収量が変化している。冷害に強いコメ作からの転換が必要。
温暖化の影響は特定地域を狙い撃ちする。
猛暑の原因は偏西風の蛇行。偏西風の北は寒気、南は暖気=太平洋高気圧。
高うの長さは数100キロ=日本とヨーロッパが同じ波動になる=日本とヨーロッパの猛暑は重なる。
偏西風は温度差が大きいと早くなる。蛇行が激しくなった原因は、北極の温暖化によって温度差が縮まったこと。
海面水温が28度を超えると、積乱雲が急激に発達し水温を下げる。=サーモスタット機能=熱帯特有の現象。
東へ進む偏西風の風速と、西に交代する波の伝播速度が等しいと見かけ上止まっている。