米山知宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
直線的にゴールへと向かっていく姿勢と、探索的にアプローチする姿勢。どちらか一方が絶対的に正しいということはなく、まさに「両利き」での舵取りが求められる。
PMBOK7版におけるテイラーリングの概念と合致するものだ。
プロジェクトマネジメントの歴史としては直線的なアプローチを主体としてきており、そのためか本書ではカウンターとしての「探索」の方法についての説明に比重がある。
だが、直線的アプローチのツールとしてのWBSやガントチャートは「課題があるもの」として紹介されるものの具体についての解説が薄いため、直線的アプローチの現場を経験していないと「なんとなくよくないもの」という印象だけが残ってしま -
Posted by ブクログ
プロジェクトマネジメントと聞くと、理論やフレームワークを駆使して計画的に進めるイメージが強いのですが、本書を読んで「感性もまた重要な要素」と気づかされました。理論一辺倒だった自分には、まさに目からウロコの一冊でした。
言われてみれば、チームを動かすのは最終的には人です。どんなに計画が完璧でも、メンバーのモチベーションや関係性が崩れてしまえば、プロジェクトはうまく進みません。その意味で「感性的な思考を使う」という考え方には新鮮な説得力がありました。
また、「プロジェクトはマネージャー1人ではなく、メンバー全員でマネジメントするもの」という言葉にも深く共感しました。各メンバーが全体像を意識しな