烏谷昌幸のレビュー一覧

  • となりの陰謀論

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    陰謀論とか甘くみて面白おかしく捉えがち。有名なトンデモ陰謀論もあるけど実は今SNSとかにふわっと出てくる出所不明の話題の正体も…
    そうだそうだとか言ってるうちにきっと自分の不満とかがMIXされて何かの間違いが心に根付いて人間をとんでもない方向に向かわせていくんだろうな〜とか思わされるしそんなあれこれを丁寧に紐解いてくれるような1冊。面白いわ〜

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    2025年09月23日
  • となりの陰謀論

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    タイトルが秀逸だなというのが第一印象。内容としてはズバズバ切り込む快作というよりかは、着実に議論を重ねていく形で、新書の紙幅でまとまっていると思うが、筆者のより専門的な著作も触れてみたいと思える。

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    2025年09月21日
  • となりの陰謀論

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    飛行機の待ち時間に買って一気読み。
    おもしろかったー。

    もともと関心があるテーマに、
    「複数の対立しがちな主張があり、それぞれの論の組み立てに、それなりに筋が通ってるように感じる場合。そして、その中のどれかに傾倒する場合。なぜその人はその主張を選ぶに至るのだろうか?」
    という疑問を持ってます。
    随分と以前に、藤原和彦さんのエッセイで「つまるところ、幼い頃からの醸成された感情や情緒なんかとマッチする結論を、根拠よりも先に選んでる。その結論に繋がる事実のみを拾い集めて、納得するようにしてる」
    みたいな考えを聞き、納得してるのが今の私です。

    陰謀論にしろ、とんでも科学にしろ、
    井戸端会議で誰かが

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    2025年08月04日
  • となりの陰謀論

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    トランプがどう市民の心を掴み、再び大統領の座についたかといった考察が面白かった。また、陰謀論は市民に別の世界への没入感をもたらすものであり、このゲーム、パラレルワールドのような感覚こそが陰謀論を信じるきっかけになるという考察はなるほどと思った。私たちも陰謀論を軽視して安易に切り捨てるのではなく、陰謀論の裏にある激しい怒りがどこから生まれてるのかを真剣に考えることは、今後より良い社会を実現する上で不可欠だと思った。

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    2025年07月28日
  • となりの陰謀論

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    現代政治や公共性を考える上でとても参考になる。
    とはいえ、じゃあどうすればいいのか、が弱い。この怖いパラレルワールドを、どうしたらよりましにできるのか。簡単に答えの出ない難問なのかもしれない。

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    2025年11月06日
  • となりの陰謀論

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    ネタバレ

    陰謀論とは:世の中で起きている問題の起因について、不確かな根拠をもとに誰かの陰謀のせいであると決めつける考え方を指すもの
    主張:人間は誰しも陰謀論者になり得る素質を持っている。

    理由①世界をシンプルに解釈したいという欲望を人間が持っているから
    →人間の精神は現実の不確実性や複雑性を耐えるには脆弱で、意味という緩衝材を必要として物語を求める
    理由②なにか大事なものを「奪われる」感覚が陰謀論を誘発する
    →暗殺やテロ、災害や事故、戦争など多くの人命が奪われる出来事が起こると、陰謀論は生まれる。かけがえのない命が不条理に奪われる経験が多くの人に精神的ダメージを与える

    ・境界確定
    陰謀論にも種類があ

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    2025年11月05日
  • となりの陰謀論

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     オーディブルで紀伊tのですが、少し胡散臭い話かと思ったら陰謀論が現代社会にとっていかに大きな影響を及ぼしているのかということをとても真面目に研究している書でした。ともすれば、陰謀論を信じてしまいそうになりますが、気をつけなければ。特に現代はトランプ大統領のように陰謀論をとてもうまく利用する人が出現しているので要注意

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    2025年10月23日
  • となりの陰謀論

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    陰謀論が社会の中で猛威を振るうメカニズムがよく分かる。特に人間が剥奪感を感じるとき、今不幸であるとき、あいつのせいだ!と叫び、戦うものに熱狂するというのは、そうなのだろう。ナチス台頭の仕組み、トランプがなぜ支持されるのかなど、面白い事例はわかりやすい。
    それは事実なのか?だれかが思いつきで行っているのではないか?自分が求めている意見にとびついているだけなのではないか?いつも疑問をもつようにしよう。

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    2025年09月20日
  • となりの陰謀論

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    陰謀論の荒唐無稽さは非難する必要があるが、陰謀論を生み出す背景には目を向けないといけない。

    本書は主にアメリカにおける陰謀論と、それを政治に利用するものに焦点を当てた内容となっている。本書内では、日本はそこまでと言ってるが、最近の情勢見てると、ちょっと危惧してしまう。 そういう意味で、本書に出てくる冒頭のニュアンスは、抑えていく必要あると感じた。

    なお主な話ではないと理解しつつ、文中で何度か“戦隊ヒーロー”という言い回しを使っているのが気になった。あまりにテンプレ的な使い方をしてる一方で、陰謀論に絡めて使うのは適切かと気になってしまった。

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    2025年09月05日
  • となりの陰謀論

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    著者はアメリカの一・六襲撃事件から陰謀論を研究し始めた

    仮説1. 世界をシンプルに解釈したいという欲望を人間が持っているから

    仮説2. 何か大事なものを「奪われる」感覚が陰謀論を誘発する

    陰謀論は「烙印を押された知識」

    陰謀論にのめり込むことは、マルチ・ビジネスや、信仰宗教などと同様
    『陰謀論からの救出法』という文献は参考になる

    フリーメイソンの実態はただの友愛団体
    今でいうロータリー・クラブ、大学のボランティアサークルなどと変わらない

    フリーメイソン陰謀論は、今日のディープステート陰謀論の源流

    自分の存在を丸ごと否定するような他者が存在し、その他者の脅威が人を陰謀論へと駆り立て

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    2025年08月22日