烏谷昌幸のレビュー一覧

  • となりの陰謀論

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    江川紹子氏の陰謀論がかつて人々を楽しませるものだったという指摘は、この陰謀論が現代に影響力をもってきてる本質なのだろうと思う。
    それがSNSや動画を通じてもっともらしく伝わる事で、信憑性を帯びてくる。
    いずれにしても受けて側のリテラシーが問われる。

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    2025年12月12日
  • となりの陰謀論

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    政治界隈で根拠不明だけど支持されるポピュリズム的な事象を多く見かけて、不安に思ったため、手に取ってみました。
    陰謀論は、複雑な事象を理解したい→単純化で理解しやすくなる→単純化されれば事実でなくても受け入られやすい、という構図があることを学んだ。
    本書はアメリカのトランプ政権を題材に描かれているが、日本の政治状況にも絡めているため読みやすい。
    陰謀論は、はじめは雑音として放置されがちだが、感情論とのかけ算で暴走していく、そんな成長過程があることも留意して、今後情報に接していきたい。

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    2025年11月21日
  • となりの陰謀論

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    リアル本にて。
    「となりの」とあるように、想像以上に身近なものとなっている、「陰謀論」について、その定義と「陰謀論」が世界に与える影響について考察している。
    まず「陰謀」は実際に存在する(実例としては北朝鮮による拉致など)前提として、「陰謀論」は充分な根拠無く信奉されている(つまり信憑性の低い)「陰謀」としている。
    その上で、SNS及びネットサービスのリコメンドによるエコーチェンバーによって、「陰謀論」の生成・発展がより簡単に、「陰謀論」を知ること・何度も触れ続ける確率がより高くなっている。
    さらに、ドナルド・トランプのように、「陰謀論」を利用して政治活動を行う人物も現れ、これまでは一部の人々

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    2025年11月02日
  • となりの陰謀論

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    陰謀論が
    『どこで生まれるのか?』
    『なぜ信じてしまうのか?』

    帯にある内容が、社会学的・政治的な知見を以ってわかりやすく書かれている本だった。

    陰謀論が過去どのように表出し社会・政治へ影響を与えてきたのか。
    現在起きている問題の整理、反省と未来への警鐘。

    親しい人が陰謀論にハマった時の対処法は記載されていないが、その場合の参考になるであろう本も紹介されている。

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    2025年10月14日
  • となりの陰謀論

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    これはとても面白かった。「陰謀」ではなく「陰謀論」の本というのが興味深かった。人は信じたいものを信じるし、見たいものを見るという心理に基づくもので、自分はできるだけニュートラルだと思っていても知らないうちに固定観念といった「陰謀論」に陥っているかもしれない。

    ある国の強烈なインパクトを持った政治家がこの「陰謀論」を巧みに利用し、民衆の感情に訴えかけ、支持を伸ばしていくという流れができている。現実に起こっていることだからこそ、恐ろしい。きちんとした知識を持ち、警戒を持っていないとアッっという間に騙されてしまう。

    古くはナチスの台頭にもつながったユダヤ人陰謀論が世界を揺るがす大きな戦争にもつな

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    2025年09月28日
  • となりの陰謀論

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    わかりやすい!高校生でもスラスラ読めそうな新書。Qアノンが特殊集団とは言えないことも、AI情報が取得情報の基盤になった世界における人間の思考力の危うさも理解できたように思う。ためになった。

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    2025年09月23日
  • となりの陰謀論

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    最近、陰謀論や過激な主張が身の回りにあふれ不安感が増している。外国人問題や中国による不動産取得の問題も真実と不安を煽る陰謀論が混じっているように思う。

    本書は陰謀論なぜ生み出されるのか?という問いに対して二つの仮説を提示する。ひとつめは世界をシンプルに解釈したいという人間の欲求。ふたつめは大事なものが奪われる剥奪感。このふたつの仮説をもとにアメリカのトランプ現象をケースにしながら論を進める。

    最も印象的だったのは、政治的な不満を抱えるのは必ずしも貧しい人ではなく、財産や地位、誇りなど失われるものをもつミドルクラスであるという点だ。彼らの剥奪感がニヒリズムを生み、陰謀論を生む。本書ではアメリ

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    2025年09月15日
  • となりの陰謀論

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    “陰謀論を生み出し増殖させるのは、人間の中にある「この世界をシンプルに把握したい」という欲望と、何か大事なものが「奪われる」という感覚です” “人間は子どもも大人も、「あたかも」自分の本物の欲望が満たされるかのような世界をつくり出して、その世界の住人となって疑似的な希望や欲望が満たされる経験を通してそれなりの幸福感を得るのです”

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    2025年09月13日
  • となりの陰謀論

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    近年、陰謀論が世界のあちらこちらで蔓延しているが、著名な陰謀論を取り上げて平易に解説している本。
    比較的古い話でいうと、ナチスも取り上げられており、ヒトラーの演説能力を過大評価すべきではなく、「ホロコーストは、全体主義的な恐怖政治と陰謀論が一体化する中で生まれたもの」ではないかという考察が示されている。
    また、「グレート・リプレイスメント」という陰謀論(何者かの計画によって移民が欧米社会に大量に送り込まれているという内容)が、欧米で異教徒・移民に対する銃乱射事件を惹き起こしていることも語られている。
    これは日本でも他人事ではないだろう。

    本書と直接関係はないが、昔、「陰謀のセオリー」という映

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    2025年09月06日
  • となりの陰謀論

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    本書は、陰謀論を単なる「突飛でばかばかしい話」として切り捨てるのではなく、それがなぜ生まれ、どのように社会を分断し、政治や暴力へと結びついていくのかを、冷静かつ多角的に分析した一冊である。
    陰謀論は「世界を単純化したい欲望」から生まれる
    第一章では、陰謀論の定義が丁寧に整理される。人間は偶然の一致に過剰な意味を見出し、複雑な世界を「誰かの陰謀」という分かりやすい物語で理解したくなる。ケネディ暗殺陰謀論やトランプ大統領の「奇跡の一枚」に象徴されるように、そこには不安や喪失感、そして「大事なものを奪われた」という感覚が色濃く反映されている。
    陰謀論は娯楽として消費される一方で、支配の道具としても機

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    2025年12月26日
  • となりの陰謀論

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    「ファクトファースト・ピラミッド」の考え方は良いと思った。日本でも既に取り入れられているのだろうが、もっと大きな活動にしていけたらと思う。

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    2025年12月10日
  • となりの陰謀論

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    陰謀論ってほんとに一部の人達が信じている、何処か遠いものだと思っていたし、しかしそういう無関心が無意識的に間違った方向に向かってしまうことが自分にも有り得るという危機感もあり、この本を手に取った。
    内容としては、アメリカにおける政治においての陰謀論が主で、他には世界大戦におけるユダヤ陰謀論なども取り扱われていた。陰謀論の入門書としてとても最適だと思う。筆者が繰り返し、「陰謀論が一部の人から生まれるのではなくSNSが普及し誰でもどのような考えにも触れることが出来るこの社会で、誰しもがその発信者になり得る」と強調していたのがすごく印象的で、根本的な陰謀論に対する考え方として絶対に忘れては行けないな

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    2025年11月18日
  • となりの陰謀論

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    アメリカの議会襲撃から考える陰謀論。自分の周りにある情報が限定的であれば、その情報の中でしか判断できない。当たり前ではあるが、自分の都合の良い風にしか考えられないのも良く分かる。しかし、現実が辛いのであれば、時には陰謀に身を委ねるのも仕方がないかもしれない。

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    2025年11月09日
  • となりの陰謀論

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    タイトルから、陰謀論のことをおもしろおかしく書いているものかと思いきや、ここ近年、トランプさんが陰謀論を政治に利用していることなどから、真面目な内容の良い本だった。
    なぜ人は陰謀論を信じるのか、分かりやすい世界の解釈を求めている。宗教にしても陰謀論にしても、なにか分かりやすいものを信じたい。
    もう少し深掘りした内容であれば、より面白かった。

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    2025年11月05日
  • となりの陰謀論

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    陰謀論と陰謀は違うと分かったけど、見分けるのは難しい。昔、都市伝説的に思っていた北朝鮮の拉致問題。実際に被害者の方々が帰国されたのを驚きをもって見ているので、陰謀論が100%嘘とはとは思えないんだよな。とはいえ、後半部分の陰謀論を見逃してはいけないとの主張には、なるほどと思った。とりあえず、Xを見る時間を減らさないとな

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    2025年10月16日
  • となりの陰謀論

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    どこかでこのタイトルを見て
    「あっ、読んでみなきゃ」と思い手に取ってみました。

    最近はSNSのおかげか、
    これは陰謀論では?と思うようなことも多々あり、
    そういった環境の中、どう考えて接していけばいいのかヒントがあればと考えていた自分がいました。

    陰謀論ってなんでこんなに人々に受け入れられるんだろう?
    と疑問だったのですが
    なにかを奪われるということや
    簡単に物事を考えたい心理から
    陰謀論にハマりやすいということを分かっただけでも読んで良かったと思えました。

    これからどうしても色んな情報と一緒に生きていかなければならない中で、自分のすぐとなりに陰謀論がたくさん語られていることは心にとめて

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    2025年10月14日
  • となりの陰謀論

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    私が思う陰謀論と筆者が思う陰謀論。
    それぞれ線引が異なり、陰謀論がいかに身近な話かを理解できる新書です。
    また、政治と陰謀論の深い関係についても触れられており、現在の厳しい世界情勢だからこそ読む必要があると思いました。

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    2025年09月29日
  • となりの陰謀論

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    『隣のボノボ』の続いて『となりの陰謀論』を読みました
    どうやら我々のとなりには色々いる(ある)らしい

    それにしてもだよ
    もうほんとあれね「陰謀論」が楽しいジョークだった時代は終わりを告げたってことみたいよ
    ファクトチェックって何よもう
    そんなんしてたら『ムー』なんて2秒で発禁やないか!

    だいたい「不正選挙」とかないっての!
    あんなんで議会とか襲っちゃうとか、マジ無理
    陰謀なんてないってほんと
    なんでこんな世の中になっちゃったかな〜

    全部トランプが悪い
    全部トランプの陰謀
    わいのお小遣いが少ないのもトランプの陰謀(お前が一番毒されてるやないか)

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    2025年09月27日
  • となりの陰謀論

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    陰謀論とか甘くみて面白おかしく捉えがち。有名なトンデモ陰謀論もあるけど実は今SNSとかにふわっと出てくる出所不明の話題の正体も…
    そうだそうだとか言ってるうちにきっと自分の不満とかがMIXされて何かの間違いが心に根付いて人間をとんでもない方向に向かわせていくんだろうな〜とか思わされるしそんなあれこれを丁寧に紐解いてくれるような1冊。面白いわ〜

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    2025年09月23日
  • となりの陰謀論

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    タイトルが秀逸だなというのが第一印象。内容としてはズバズバ切り込む快作というよりかは、着実に議論を重ねていく形で、新書の紙幅でまとまっていると思うが、筆者のより専門的な著作も触れてみたいと思える。

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    2025年09月21日