井之口章次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ幼い頃から「他所(自宅以外)で爪を切っちゃダメ」と言われていて、なぜ?モラル的な理由?と疑問に思いながら一応守って生きてきた。大人になった今、それらの疑問を解決する時がやってきた。
排水溝に知らない人の髪が落ちていたら怖いのと同じで、人の体から生成されたものは怖い。それらは呪術に利用できてしまうから。私や私の両親が生まれた頃にはもうそういったことはなかっただろうけど、長い間言い伝えられてきたことで理由が不明確な状態で私に届いたんだろうなと思った。
この本に出てくる土地に偏りを感じたのだが、それらは俗信がよく信じられている土地でありつつ、俗信に関する記録を多くしていた土地なのかなと思った。だ -
Posted by ブクログ
「俗信」とは何かというところから、一つの俗信に対して、これがどうして「俗信」になったのか。年代や、何がどう変遷して今の形になったのかの考察をしている。
驚いて印象に残っているのは、俗信ができる過程・姿勢は科学と同じということ。「なぜあそこの家は病人が絶えない?」と結果から原因を探す。原因を求める技術が追いついていなかっただけ。
また、俗信は科学技術が発達すればなくなるのではなく、生活の中に入り込んでくるという。例えば写真が普及すると「3人で写真に写ると真ん中の人が死ぬ」など。これは写真の技術が発達しなければ生まれなかった。
なるほど時代や文化によって形を変えていくものなんだなと思いながら思いだ -
Posted by ブクログ
民俗学です
巻末の解説によると「全国各地で採集された俗信、すなわち「超人的な力の存在を信じ、それに対処する知識や技術」を、「予兆」「卜占」「禁忌」「呪術」「妖怪」「憑物」に分類し、体系的に捕捉。」ということ
著者は井之口章次さん
あの柳田國男や折口信夫にも師事した超有名な民俗学者です
そして、本書は今から50年前に発表された学術書を今年の6月に文庫化したもの
まず講談社が偉い
それははっきり言っておこう
で、だ
いやー手強い
学術書手強い
でもたまにはいい
そしてたまにでいい
んでね
本書の内容には直接関係ないんだけどさ
調査に行ってるとこの地名がさ、もちろん50年前なのよ
平成の