マキアヴェリのレビュー一覧

  • 君主論 新版

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    イタリアの政治家、ニッコロ・マキアヴェリによる政治学の著書。
    これまでどのような君主がいたのかの分類から始まり、どのように振る舞うと結果どうなのかというのが体系的に書かれている。
    当時の君主であるロレンツォ・ディ・メディチに向けて書かれたものであるため、民衆の立場からするとその後禁書に指定されたのも頷ける内容の部分もある。

    全てを肯定はできないが、随所に光る金言がある。
    「君主は、たとえ愛されなくてもいいが、人から恨みを受けることがなく、しかも恐れられる存在でならなければならない」
    現代のリーダー論にも通じる本です。

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    2023年11月04日
  • 君主論 新版

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    難しかった。
    最後まで頑張って読んで解説読んでようやく少し分かって来た感じです。
    「決断力のない君主は、多くの場合中立の道を選ぶ」「君主は、たとえ愛されなくてもいいが、人から恨みを受けることがなく、しかも恐れられる存在でなければならない」「恩恵はよりよく人に味わってもらうように小出しにやらなくてはならない」
    現在にも普遍的に通じる名言の数々です。

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    2023年09月27日
  • 君主論 新版

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    中世に書かれたとは思えないくらい建設的に書かれている。表現の規制などの忖度がない分核心をついたものになっていて、現代に照らし合わせて考えさせられることもあった。

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    2023年09月11日
  • 君主論 新版

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    マキアヴェリ 池田廉 訳「君主論」中公文庫
    本書は構成として大きく2つに分かれ、まず歴史上の君主をグループに分け分析し、次に君主のあるべき姿について論じている。「君主論」というリーダー論的な、ある意味感覚的なものになりやすいものにも関わらず、数多くの歴史上の史実を対象とし、それら具体の事実から抽象の意見を落としていることで、非常に論理的な内容となっている。
    以下、私が興味を持った本文について2箇所紹介する。
    まず、「人間いかに生きるべきかを見て、現に生きている現実の姿を見逃す人間は、自立するどころか破滅を思い知らされるのが落ちである。
    したがって自分の身を守ろうとする君主は、良くない人間にも

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    2022年10月15日
  • 君主論 新版

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    眠かった…。私君主じゃないからそりゃ人ごとだよね〜とか思ってしまった…。えぐい内容多いな〜って思ったけど、発売当初から問題だったようで…。ヨーロッパ怖い。

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    2021年09月11日
  • 君主論 新版

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    ネタバレ

    まんがで読破 君主論を読みましたが、リストに出てこなかったのでこちらで記入します。
    私の備忘録ですので、あまり見る価値は無いです。



    内容は気になるけど、読むのがめんどうと思いまんがで読破シリーズを読みました。
    正直な所、あまり響かなかった。25歳のサラリーマンが読んでもためになる事はほぼ無かった。
    課長、部長クラスになったら読んでも良いかも。

    内容はざっくりこんな感じ
    上に立つ人は、恐れられる方が上手く回る。
    優しく馴れ合いのチームだと、堕落して効率が下がる。(内容が書かれた当時は乱世だったので、戦争での勝ち負けで書いてあった)
    これらは、500年以上前に書かれた内容でも、今でも言える

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    2021年07月12日
  • 君主論 新版

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    当時の事を思うと、当然政教分離は理解されがたい概念だったと思う。こういう書物が焚書坑儒を免れて語り継がれる人間の英知に感服する。ライオンと狐を兼ね備え。人は裏切るものとし、己の器量を高め、運を自ら切り開き、信賞必罰のノウハウを胸に、当面この書物を再読し、類稀なるリーダーになりたいと思う勇敢になれる一冊に出会った。

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    2021年03月16日
  • 君主論 新版

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    機会があれば読もうと考えてた古典。
    今なお、実用性に富む文書が書かれている。マキアヴェリズムという言葉のニュアンスから非情な内容が多く含まれているかと、思っていたが、それほどでもなかった。
    ただ、あとがきを読んで、確かにキリスト教的な倫理観を通すと容認できない内容かもしれないとも感じる。
    中世ヨーロッパの歴史を知ってれば、もっと理解が進むと思われる。

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    2018年08月01日