マキアヴェリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本書は構成として大きく2つに分かれ、まず歴史上の君主をグループに分け分析し、次に君主のあるべき姿について論じている。「君主論」というリーダー論的な、ある意味感覚的なものになりやすいものにも関わらず、数多くの歴史上の史実を対象とし、それら具体の事実から抽象の意見を落としていることで、非常に論理的な内容となっている。
以下、私が興味を持った本文について2箇所紹介する。
まず、「人間いかに生きるべきかを見て、現に生きている現実の姿を見逃す人間は、自立するどころか破滅を思い知らされるのが落ちである。
したがって自分の身を守ろうとする君主は、良くない人間にもなれるのとを習い覚える必要がある。」という文章である。所謂、自己啓発的な文章、動画は近年人気であり、優れた人間の優れた言葉を見て我々は優れた生き方をしようとする。「人間がいかに生きるべきか」と「現実の人間がいかに生きているか」には大きな乖離があることを我々は理解しなければならない。理想論を語ることは簡単で、世界中の人が武器を捨てれば戦争はなくなるであろう。しかし、人間は一般的に醜く利己的なのである。現実で人々をまとめる際には、その人間の本質を理解し、必要であれば「人間としてあるべき」姿から逸脱することが重要である。
次に、「人間は恐れている人より、愛情をかけてくれる人を容赦なく傷つける。その理由は、人間はもともと邪なものであるから、ただ恩義の絆で結ばれた愛情などは、自分の利害の絡む機会がやってくればたちまち断ち切ってしまう。」という文章である。著者は恐れられるのは能動的で、愛されるのは受動的であると語る。愛を持ってチームをまとめる、最近のバカな博愛主義者がよく言う言葉だ。スポーツの強豪校で恐れられていない監督などいないであろう。人に優しくして愛してもらうことは簡単だ。しかし恐れられるのには気力がいる。その分、愛情は簡単に裏切られるが恐怖は裏切られない。恨みをかわずに恐れられる。これがチームをまとめる上で重要なことである。 -
Posted by ブクログ
マキアヴェリ 池田廉 訳「君主論」中公文庫
本書は構成として大きく2つに分かれ、まず歴史上の君主をグループに分け分析し、次に君主のあるべき姿について論じている。「君主論」というリーダー論的な、ある意味感覚的なものになりやすいものにも関わらず、数多くの歴史上の史実を対象とし、それら具体の事実から抽象の意見を落としていることで、非常に論理的な内容となっている。
以下、私が興味を持った本文について2箇所紹介する。
まず、「人間いかに生きるべきかを見て、現に生きている現実の姿を見逃す人間は、自立するどころか破滅を思い知らされるのが落ちである。
したがって自分の身を守ろうとする君主は、良くない人間にもなれるのとを習い覚える必要がある。」という文章である。所謂、自己啓発的な文章、動画は近年人気であり、優れた人間の優れた言葉を見て我々は優れた生き方をしようとする。「人間がいかに生きるべきか」と「現実の人間がいかに生きているか」には大きな乖離があることを我々は理解しなければならない。理想論を語ることは簡単で、世界中の人が武器を捨てれば戦争はなくなるであろう。しかし、人間は一般的に醜く利己的なのである。現実で人々をまとめる際には、その人間の本質を理解し、必要であれば「人間としてあるべき」姿から逸脱することが重要である。
次に、「人間は恐れている人より、愛情をかけてくれる人を容赦なく傷つける。その理由は、人間はもともと邪なものであるから、ただ恩義の絆で結ばれた愛情などは、自分の利害の絡む機会がやってくればたちまち断ち切ってしまう。」という文章である。著者は恐れられるのは能動的で、愛されるのは受動的であると語る。愛を持ってチームをまとめる、最近のバカな博愛主義者がよく言う言葉だ。スポーツの強豪校で恐れられていない監督などいないであろう。人に優しくして愛してもらうことは簡単だ。しかし恐れられるのには気力がいる。その分、愛情は簡単に裏切られるが恐怖は裏切られない。恨みをかわずに恐れられる。これがチームをまとめる上で重要なことである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまんがで読破 君主論を読みましたが、リストに出てこなかったのでこちらで記入します。
私の備忘録ですので、あまり見る価値は無いです。
内容は気になるけど、読むのがめんどうと思いまんがで読破シリーズを読みました。
正直な所、あまり響かなかった。25歳のサラリーマンが読んでもためになる事はほぼ無かった。
課長、部長クラスになったら読んでも良いかも。
内容はざっくりこんな感じ
上に立つ人は、恐れられる方が上手く回る。
優しく馴れ合いのチームだと、堕落して効率が下がる。(内容が書かれた当時は乱世だったので、戦争での勝ち負けで書いてあった)
これらは、500年以上前に書かれた内容でも、今でも言えることだと思います。
流し読みしたので、内容があまり頭に入ってないや。