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「人はただ結果だけで見てしまう」 「加害行為は、一気にやってしまわなくてはいけない」 「愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である」等の文言で 目的のために手段を選ばない権謀術数の書とレッテルを貼られ、 「マキアヴェリズム」という言葉を生んだ古典的名著の、隠された真髄。
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Posted by ブクログ
君主やリーダーの資質を述べた本。役割、今の環境的にも刺さる言葉が多かった。17章、愛されるよりも恐れられるべきだが、恨みを買うべきではないなど。やはり5-600年読まれてる名著だけなことはありました。また読みたい。
2023/10/14 読破 大企業の役員に、組織の作り方について相談したところ、この本を読めと教えて頂きました。押忍。 一言:組織の理想的在り方・崩壊した事例集 イタリアでの歴史を踏まえた失敗談・成功談集 要点:金言が多くありました。組織作りを経験した後に読むと非常に共感できました。失敗例か...続きを読むら、組織作りを再考したいというきっかけになる本でした。 印象に残ったこと ・運命は女神 運命は女性のようで、与えられるものではなく、自分から手に入れにいくもの。必ず貰えるわけではないが、挑戦しないとそもそも手に入る権利はない。 ・事実よりも、相手にどう伝わるか 人間、起きた事実はどうでも良くて、それよりも相手の人間が知りたい情報を伝えることが大切。 自分がどう思うか、よりも、相手から、どう思われるか?を意識して行動すべき ・信頼 上に立つのであれば、「怖がられること」と「憎まれないこと」を両立すべきですね ・一貫性はなくていい 一度宣言して、その後に撤回は問題ない 宣言や行動した時の動機が違えば、その後の行動は変わって当たり前。それを理解するのも大切で、周りに理解してもらうのも大切 内容は難解で、読むのが大変でしたが、組織作りを考える上でめちゃくちゃ勉強になりました。ただ、この考え方に固執せず、自分や他の意見も踏まえて現在に合う考え方を再構築していきたいと思います!
現代でいうと経営に通ずるだろう教訓を学ぶことができた。有名な名著を読めてよかったです。 共感できる点も多かった。上に立つには畏怖というのもやはり必要だと思うし、かといって恨まれてはいけないというのも納得。危害を与えなくてはならないときは一気に、恩恵は小出しに、などなど。 時として果断な決断が必要に...続きを読むなり、また時として忍耐力が必要となる.... また教えを請いたくなったら再読しようと思います。
不穏当な表現もあるが、中世イタリアという時代背景を考えればそれはむしろ自然なこと。政治論・組織論として、現代でも通用する内容でまさに「古典」だと思う。 福利厚生制度の改定に取り組んだことがあるからか「加害行為は、一気にやってしまわなければならない」、「恩恵は、よりよく人に味わってもらうように、小...続きを読む出しにやらなくてはいけない」と述べている部分が特に印象に残った。
今年の1冊目が「わが友マキャベリ」(塩野七生)で、その流れで本家本元の「君主論」を読んでみた。翻訳がわかりやすく、読みやすい。また、「わが友マキャベリ」でマキャベリの人生と「君主論」が書かれた背景を知った上だったので、古典とはいえ比較的理解しやすかった。 君主のあるべき姿、国を維持していくために必要...続きを読むなことは何か。徹底したリアリズムから提示される教訓には、なるほどなと思わされる。君主として生き残るためには何でもありだと言っているかのようでもある。
新版であるためかまだ理解の後押しをしてくれているが、正直なところまだまだ捉え切れていないところが多々ある。しかし自分に理解できないからと言って、評価を下げるべきではなくそれ故に本来は何度も読み返すべき類の本であろう。 まずイタリア、フィレンツェ共和国というあまり馴染みのなく、またその書かれた15...続きを読む13年時代のヨーロッパの時代背景も認識していないところから捉え切れない理由があろう。 しかしそれでもマキアヴェリにより、歴史上の君主から紐解き、ほぼ同時代の人物をも体系的に見つめ、具体性があるためか、非常に納得いき、現代においても十二分に読めて通用する。 人間はもともと邪なものとする性悪説的なところや、そこから法の整備という方向(勿論よい法律は国の基盤と述べているが)よりも君主としての恐懼されることを是とする方向に至ったのは、まさに君主により国そのものの維持が困難となり、滅亡する数多の国家がありすぎたのであろう。 また君主、国家だけでなく、武力についても述べており、自国軍の重要性も述べている。(当時は傭兵や他国軍などが混成していたものが多かったのだろう) それにしても今の日本を考えるに、自身の武力にあっては一応自衛隊はあるものの、法整備の限界が見えており、勿論現代では一つのミサイルで国家の壊滅的損害にもなりかねないということもあり、またパワーバランスを保つ必要があるため理解はできるが、アメリカ頼りの感は否めない。 「イタリアの没落は、永年にわたって、傭兵軍の うえにあぐらをかいてきたのが、原因にほかな らない。」 「傭兵軍のうえに国の基礎をおけば、将来の安定 どころか維持もおぼつかなくなる。」 まさに耳の痛い言葉である。 こう言ったことを時代を経て考えさせる本は間違いなく名著であろう。
経済学や思想はその時代背景を元に考慮しなければならない 。セットで使わないと意味がない。これを前提にレビューを書きます。 時代背景としては、マキャベリの時代は戦乱や汚職、詐称、王様国家の時代です。 ①武力を持たない他国の軍事力を頼りにしている国は必ず滅ぶということです 。 なんのかんの武力がな...続きを読むいとなめられます。 現在の核保有国の発言力を見れば分かるでしょう。 武力のあるものが進んで武力のない者に従うことはありえないのです。自然界を見れば分かるでしょう。 自然の法則に逆らうことはできません。 宇宙物理学の法則に従って宇宙は動いています。 いくら人間が理想的な国際法や道徳や経済理論を作っても宇宙物理学の法則からは逃れられません。 ②他国同士が戦争している時に中立の立場にいることも国が滅びます。決断力のない国はどこの国からも信用されません。戦勝国に味方していたならば、戦勝国からはあなたの国のおかげで勝利できたと思われます。敗戦国に味方した場合も、負けたけれど助けてくれてありがとうと感謝され、次回は助けてもらえます。中立の立場だとどちらからも結局助けてもらえません。 現在に当てはめてこれらのことを考えてみると、 戦乱の時代じゃないけど、武力による発言力は健在です。力=武力の方程式が変わっていけば世の中変わっていくと思います。 国際ルールや国内の法律 、ネットなどで個人間で売買する時のルールを破る人が世界中からほぼいなくなれば、非武装の平和主義が成り立つかもしれない。 でも日常生活から実際に感じられるように、まだその段階ではないだろう。 日本はその観点から言えば世界で一番発展しているかもしれない。しかし他国はまだ未熟である。 よって方向性としては世界中の非武装の方向に向かっていいかもしれないが徐々に向かうべきです。いきなり理想である非武装を実行してもやられるだけだと思う。
マキャヴェリの頃からも、その昔からも、世相って変わらないかも 変わったのは人口とテクノロジーくらいじゃないか 好きな文言↓ “人は慎重であるよりは、むしろ果断に進むほうが良い。 運命は女神だから、彼女を征服しようとすれば、打ちのめし、突き飛ばす必要がある。 運命は冷静な行き方をする人より、こんな人...続きを読むの言いなりになってくれる。”
文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい ◯ その他 マネジメントの勉強している人からすすめられ、 会社経営(仕事)はすなわち家庭マネジメントにもつながるもの、との思いで読みました。 結果、「なにこれ、ラノベじゃん」というけしからん感想をいだくにいた...続きを読むりました。 名君暴君の名前があげられるたびに、いろいろな作品のキャラクタービジュアルに脳内変換。ゲームオブスローンズ。 これで悪役令嬢とか転生してきた聖女とか出てくれば完璧。 本文よりメモ〜 民衆が愛するのは、彼らがかってにそうするのである。 だが、恐れられるというのは、君主がわざと、そうさせたのである。
割と読みやすいし、ハッとする内容も多い。池上彰さんが言ってたけど、たしかにこれを愛読書にあげる人は怖いかも笑
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君主論 新版
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マキアヴェリ
池田廉
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