國松淳和のレビュー一覧

  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    総合内科医の國松淳和先生の新書。

    医者が患者を見たときに、どのように「診断」をしているのか。一般的な「診断」という言葉の定義を示したあと、國松先生個人の頭の中で行われている診断方法を言語化した本。


    この本は、もしかしたら診断医さんに向けて書かれた本なのかな?いや、やっぱり患者側の立場である私のような一般人に向けたものなのかな? そのへんがちょっと不明だったけど、後者である私にもわかりやすくて面白かった。
    「病気の診断」に限らず、いろいろなことにも当てはめる事ができそうですしね。


    読みながら、以前にNHKで放送していた「総合診断医ドクターG」を思い出していました。あのような経験をたくさ

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    2021年04月21日
  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    第1章で出てきた画像診断、病理診断、臨床診断の話は納得できるもので、第3章の事例解説、第4章の"斬りかた"の話も楽しめた.が、第5,6章は意味不明.第7章と"おわりに" では話が結論めいた形になってほっとした感じだ.治療が第一で病名を決めることは二の次だという主張.納得できました.

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    2021年05月09日
  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    CTやレントゲンを見て患者を診断する医者の視点は、財務諸表や信用調書を読んで企業分析をする与信審査や投資判断に近いのではないか?と思って読んでみた。

    実践と座学の往復が有効
    他人の経験をどこまでリアルに自分のものにできるか
    「直観」も大切に
    最終的には職人的に把握する

    はっとさせられるね。共通する視点はやはり多い。

    「四次元が見えるようになる本」(日本評論社`2012)
    →多分すでに絶版になっている。ただ、面白そう。読んでみる。絶版になりつつ引用される本には良書の可能性が高い。

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    2021年01月10日
  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    ネタバレ

    土井佳晴の本を思い出しながら読んだ。医者は人間がうまくいってないときしか相手にしないんだから大変だなあ。

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    2024年07月28日
  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    医師と患者の間には大きな溝がある。
    患者は間違いなく当事者なのに、診療の場では医師との知識の差により疎外される。
    ではどうしたらいいのか。
    しかし、それは実は本書の中心的な主題ではないようだ。

    症状が出るメカニズムがわかっていれば、病名も診断名もなくても、治療はできる。
    やる意味のある検査かどうかがは、検査の診断特性とその病気らしさの判断を掛け合わせて決まる。
    闇雲にやっても意味がない。
    患者として本書から学べることは、これに尽きる。
    ここだけを知るためなら、もしかすると、買って読むまでもないのかもしれない。

    この本は、いったい誰に向けて書かれているのだろう?
    読んでいて、何度かそんな気持

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    2021年04月25日
  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    医師が診断を行う際、どのように意識を、判断力を使っているのかが説明されています。

    ソーシャルワーカーの私が読んでも参考になる視点の持ち方、意識の動かし方が紹介されていて、とてもおもしろかったです。

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    2021年02月16日
  • 医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

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    全ての著作を網羅している訳ではないけど、自分が読んだ範囲内では、書かれている内容も勉強になる印象。それもあって、新書という一般向けの媒体を通しての本書には、どんな切り口でくるのか、期待をもって読み進めたもの。将来的に、言語化が非常に難しいと思われる、個人の思考過程について、医師の立場から論じられたものの嚆矢として、本書が取り上げられることになっても驚きはしない。ただ、現時点では、どこに向けて投げられた論文なのか、正直不明。日常的に診療に携わる臨床家ですら、頭を抱えてしまう本書。一般向けに上梓されて、果たしてその効用やいかに?

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    2020年12月08日