イスマイル・カダレのレビュー一覧

  • 砕かれた四月

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    陰鬱とした雰囲気。側から見ると異常だが、常識化している掟。カダレは掟世界に一石を投じたかった側面もあるのか?それよりは、それを題材に死が身近になった者達がまとう、違うもの、を描きたかった方が強そうか。

    果たして、ディアナは何故抜け殻になったか。死に備える者達の巣窟では、心理が耐えきれない喪失を生じさせるのか。あるいは殺人者の巣窟は、自己との差があり過ぎて、心理が耐え切り得ないのか。

    果たして、最後の、殺した者が自分だった点はどのような意味を持つか。掟に囚われ、殺人を犯す者は自分と同じように義務感に囚われている、ということを指しているのか。決まり・義務の只中にあると、殺しは我々が想像するよう

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    2026年08月18日