青山ヱリのレビュー一覧

  • あなたの四月を知らないから

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    四月に絶対読みたくて、ずっと温めていた一冊。

    『あなたの四月を知らないから』というタイトルに惹かれた。
    自分の中にも似たような感情があったからだと思う。
    「桜が咲いていますようにと祈る」という文章が、相手を想う最上級の表現の仕方で、とても美しくて素敵だった。

    由鶴の宇治への気持ちや、家を買うことに対する考え方、周囲の人たちとの関わり方とか、一見すると少し距離を取っているように見えるけど、実はとてもよく考えて行動している子なんだなって思った。

    セラピストを通して出会った二人だったけど、二人にしか分からない空気感や感情が確かにあって、その特別さが心地よかった。

    『ゼログラムの花束』では宇治

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    2026年04月25日
  • あなたの四月を知らないから

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    まず表紙が素敵。
    女性専用の風俗のセラピストと、そのお客さんの話となると、ちょっと購入を躊躇ったけどネットで軽く読んだら好みの文体で即購入。
    いやらしい感じも全くなく、文章が綺麗で関西弁もまた読んでいて心地よい。
    39歳で彼氏もなく仕事もパッとせず、拠り所はコツコツと貯めてきた貯金のみ。
    兄夫婦の子供誕生で、実家が二世帯住居に建て替えるとなり、なんともいえない孤独を感じてしまった主人公の気持ちがなんとなくわかる。
    セラピストを好きになってしまい、胸の内を必死に仕舞い込み、折り合いをつけようとしてるのもなんかよかった。
    そのセラピスト、宇治の話もとてもよかった。
    嶋との会話が軽妙で笑ってしまった

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    2026年04月22日
  • あなたの四月を知らないから

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    比喩などの言葉すべてが新鮮で、美しくて魅力的でした。
    ユーモアある会話もテンポが心地よい。
    これからどう生きていくかという模索や決断も、共感や気づきがあって、とても読みやすい。

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    2026年04月15日
  • あなたの四月を知らないから

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    公式より
    「恋人もおらず仕事も冴えない三十九歳の由鶴の支えは一千万円の貯金だけ。家族から家の購入を勧められる中、片思い中の宇治とは3月で会えなくなることを知り……。」

    この本の紹介文を見てすぐに「読みたい!」
    と思いました。
    なんだか、ワクワクするテーマだなと。

    由鶴が主人公の『大阪城は五センチ』と
    宇治が主人公の『ゼログラムの花束』の二篇からなります。

    どちらの主人公も、女性風俗という点で
    自分の知らない世界の人…として読み進めていたのですが、読後は 仕事や家族のことで悩んだり、友達と楽しく過ごしたり…
    どこにでも本当に居そうな、愛おしい二人の物語でした。

    軽い感じの関西弁が読みやす

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    2025年07月09日
  • あなたの四月を知らないから

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    文句無しの五つ星

    デビュー作らしからぬ落ち着いた文章、引き込む魅力たっぷりの物語が素晴らしい読書経験となりました。

    今回のキーマンたちである、八木由鶴と宇治。どこか自分が過ごしてる世界の延長に彼らが居てる気分がして、まったくのフィクションとして思えない。

    「大阪城は五センチ」ももちろんすばらしいが、個人的に「ゼログラムの花束」もまた違った視点で描かれて、最後の最後まで読み切るのが惜しくてゆっくりと読ませていただきました

    大人のほろ苦い恋愛ではありますが、ほんわか温かな気分になるので、モーニングをいただきながら読むのオススメです

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    2025年05月18日
  • あなたの四月を知らないから

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    まだ読んでる本がある中で、装丁の絵に惹かれ手に取り、最初の数ページ読んだり、軽く評判を見てみても良さそうだった。ただ内容が過激かなとか気にしてしまいその日は買わなかった。後日小冊子が付いたものを見つけ、これはここで手に入れたほうがいいのではとなり、読むことに。少しドキドキしたが、すぐにあっという間に読み進んでしまった。

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    2026年03月18日
  • あなたの四月を知らないから

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    「叶わんくても、叶えたいと望んでしまうんやったら、何遍でも求めたらいいだけ。」が刺さった。
    一遍ただの前向きな言葉に見えるけど、氏久の心境を思うとなかなか切ない台詞。

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    2026年03月05日
  • あなたの四月を知らないから

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    女性風俗のお客さんと本人の話。
    普通でない関係でも、そこからの接点で支えになる事もあるんだな。普通に出会えていたら、うまくいく事もあったのかもしれないのに、なんだか悲しい。

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    2026年02月16日
  • あなたの四月を知らないから

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    恋愛小説かと思いきや、そんなこともなく話に引き込まれていった。登場人物が愛らしく、そして少し寂しい。あー面白かった!

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    2025年11月13日
  • あなたの四月を知らないから

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    いろんな感情が込み上げてくる内容。
    精神的自立の難しさを感じた。
    頑張ってもうまく行かないことがみんなあってそれをどんな形で乗り越えるのかが大切だと思った

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    2025年10月27日
  • あなたの四月を知らないから

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    ネタバレ

    39歳女性由鶴が主人公の「大阪城は5センチ」。

    そのスピンオフのような、アラサー君・宇治の「ゼログラムの花束」。

    独身である由鶴が、風俗サービスのセラピストである年下の男性・宇治との関わりを中心に、扱うテーマはとても現実的であると感じました。

    そしてその切実さも関西のノリに飲み込ませているところに、一段と現実味と親しさを感じる。とくに第二話とか、真面目に書いたらなかなかのないような気がするけれど、一種ネタになっててそのトーンに安心するというか。

    実際、日々ずっと切実に真摯に生き続けているわけではなくて、物事や現実との距離は近づいたり少し離れたりしている。気分にもよる。

    そんなふうに、

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    2025年08月15日
  • あなたの四月を知らないから

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    タイトルと海外の小説のような装丁にひかれて。思ったよりもよかった。大阪城が見えるところにゆかりがあるので親しみもあった。2篇で語り手が変わるけど同じ世界の話。映画になりそうな感じ。

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    2025年07月30日
  • あなたの四月を知らないから

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    無理な明るさがなくて、描写が綺麗なこんな本が好き!
    初めて読む作者の本は、自分の知らない世界が広がっていくような感じがした
    燦々とした世界じゃなくても、寂しくて心許なくても、ひとりで立ち続けていくような二人
    信じたいと思うものをただ信じたらよかったんだ

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    2025年07月03日
  • あなたの四月を知らないから

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    恋人もなく仕事もパッとしない39歳の八木由鶴はやっと貯めた一千万円だけが唯一の拠り所。そんな由鶴が女性向け風俗で知り合ったセラピスト・宇治との出会いをきっかけに自らの人生を掴んでいく「大阪城は五センチ」

    借金返済のために女性向け風俗のセラピスト・宇治として働く31歳の真山氏久。数々の女性を癒す宇治を演じながら、幼い頃に生き別れた母への鬱屈した思いを捨てきれずにいる氏久が母への感情に折り合いをつけていく「ゼログラムの花束」


    連作の中編2作はこれがデビュー作とは思えないほど文章も、構成も見事。
    独身で生きづらさを抱える女性を描く小説にありがちな過剰な自意識や押し付けがましさはなく、独特の比喩

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    2025年06月16日
  • あなたの四月を知らないから

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    女性のための風俗の話っていうから
    重くてドロドロしてるのかと思ったら
    穏やかでやさしいものだった。
    関西の言葉のせいかなー?
    好きっていう
    自分の気持ちに気づいたときのときめき
    会いたい人に会えないさびしさ
    思いが大切な人へ届かないせつなさ
    そんな恋のいろいろが陽の光に包まれてた。
    このタイトル
    「あなたの四月を知らないから」の
    理由を知ったときはきゅんってなった。

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    2026年04月19日
  • あなたの四月を知らないから

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    39歳の処女、由鶴(ユヅル)は女性用風俗のセラピストを好きになる。ユヅルの安寧はコツコツ貯めた貯蓄1,000万。実家が兄夫婦との2世帯住宅に建替えることになり独身の彼女は先行き心配で、でもお金を不動産にするのも納得できず不安の行き先がセラピストだった。のめり込みそうで、でも大人の理性もありゆらぎがちな感情はわかるな。

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    2026年04月18日
  • あなたの四月を知らないから

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    ミモザの花でラッピングされているのが目に留まり購入。

    題名に4月と入っていたので、今月に読みたかった。

    自分が貯めてきたお金で、自分の頑張りを確認してしまうの分かる。家が人生の全てではないと思うけど、始まりにはなる気がした。

    後半の話の方が私は好き。

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    2026年04月14日
  • あなたの四月を知らないから

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    今4月だから手にとった1冊。ニュアンスちっくな素敵な装丁から中は以外に大阪城からの描写。大阪の話なんだと思いつつ出てくる人はみな少し他人と距離を保つ東京のような人々ばかり。独身アラフォー女性が男の人を「買う」のは、「余命一年、男をかう」でもあるように今回はホストではなく女性向け風俗。最近独身女性は貯金が趣味で大金を持て余す、そこに現れるプロの男性。の図がパターン化してる気がするが、実際独身女性がお金を持て余してる事なんて恐らく幻想。今や自分の為の美、推し活、趣味に好きなだけお金をかけて自由に自分で自分を楽しませる事が多い人が多い印象。やはり物語りだからなーと思いつつ家を買う事への話にシフトして

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    2026年04月09日
  • あなたの四月を知らないから

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    さわや書店のポッドキャストで紹介されている内容とはちょっと違っていたぞ。
    私が耳で勝手に予想していた内容ではなかったが(カウンセリングのお仕事って)、ある意味、意外性を楽しめたので、こんな読み方もありかと(映画やテレビが違っているのと似ているな)

    2編とも、最後には自分を失わず、前向きに進んでいく姿がみれて良かった。

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    2025年12月15日
  • あなたの四月を知らないから

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    大きな山や谷はないけど、それがリアルでひとりの感情の動きと描写をじんわり感じさせてくれた。
    主人公と彼をそれぞれ主題にした2つの物語は、どちらも大切な人が幸せに生きてほしいと願う温かいストーリーだった。
    女性用風俗という未知の世界のお話だけど、貯金も仕事も友達も満たされた主人公の果たして何を手に入れたら幸せだと感じられるんだろう。
    別れを経て進む前向きな心情に春のような潔さが儚くて綺麗だった。

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    2025年08月31日