著者が書かれてるように、わたしも歴史に興味がない、日本の国のことを愛せるような教育を受けてこなかった一人です。それが著者のYouTubeを見てこの本を読んで興味が持てるようになりました。
今時あえて地図帳を購入して、暇さえあれば世界地図を眺めて、本を読んではどの国同士が争いを起こしているのかなど位置関係を確認したりネットで調べたりするほどまでは興味を持てるようになりました。
個人的には戦争をやめさせるためにさらに戦争を重ねるのは違うんじゃない?と思ったりしましたし、
「もし戦争が起こったら国のために戦うか?」というアンケートで日本は最下位でそれが今の日本人の愛国心のなさが反映されてるかのようなニュアンスに捉えられたところがありましたが、わたしは愛国心はあるけど戦争には反対だという日本人が多いのではないだろうかと思ったりもしました。
反日教育を行う国もあります。その一方でパラオやトルコ、ポーランドなど、日本の先人たちが『和』の心を持ってその国の人たちを尊重して働いてくれた結果、今でも日本を愛してくれる他国もあるので、わたしたちは武装するのではなくてその先人たちの心をできるだけ引き継いでその相互に尊重し合える関係を育めたら良いなとわたし個人は感じました。
そのためには、やはり敗戦国というレッテルをいまだに引きずることをやめることと、GHQの頃から続く日本人らしさを失わせる洗脳教育をもういい加減やめるべきだというのは大賛成です。
いずれにしろ、世界のことを知り、色々と考えるきっかけをくれた本です。読めてよかったです。
著者の土井氏について、政治的な発言がどんどん厳しくなる昨今、YouTubeで顔も名前も出してこういった情報を伝えたり、本を書いたりすることはおそらく想像以上にリスクが高いし勇気のいることと思うので、敬意を表します。