古藤日子のレビュー一覧

  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて購入。

    蟻を細胞レベルで考察する機会なんて、この本を読まない限りはないかと思う。
    ニッチな研究に人生を捧げる研究者に敬意を抱きつつ、孤立アリにおけるさらなる解明を期待したい。

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    2025年05月12日
  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

    Posted by ブクログ

    『ぼっちのアリは死ぬ』というタイトルから、心理学の本かと思って手に取ったが、意外にもサイエンス本だった。
    たしかに、アリの“気持ち”を測ることはさすがにできないものね。

    本書でいう「ぼっち」とは、集団の中で浮いている個体ではなく、隔離された1匹のアリのこと。
    1匹になると子孫を残すことも、社会的な役割を果たすこともできなくなるので、「それはストレスだろうな」と思ってしまうが、本書はあくまで科学的アプローチで、からだに起こる変化に焦点を当てている。

    孤立環境に置かれたアリでは、脂肪体で活性酸素が発生し、結果として短命になる――どうしてそうなるのかは、今後の研究に委ねられているという。

    以下

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    2025年11月12日
  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

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    ネタバレ

    アリ(社会性昆虫)の生態研究の成果(細胞や遺伝子のレベルの影響によりや変化)を人間にも応用可能かもしれない、という展望の今後が楽しみ。

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    2025年06月13日
  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

    Posted by ブクログ

    タイトルにぞっとして購入。
    ぼっちのアリは死ぬんだ。じゃヒトはどうなの?

    社会性昆虫であるアリはヒトと似て、他社と関わり社会の中でそれぞれの役割を演じながら生きていく。

    本書では、アリの社会構造や分業の仕組み、そして孤立したアリがどのような影響を受けるのかが詳しく解説されている。
    例えば、アリは仲間と協力しながら生活する生き物ですが、孤立するとストレスを受けやすくなり、健康状態が悪化することが研究で明らかになっている。

    孤立したアリは酸化ストレスが上昇する。さらに寿命の短縮とも深く関わっているのは、壁際に長く滞在してしまうというすみっこ行動であることが示された。
    つまり、孤独したアリは酸

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    2025年05月25日
  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

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    孤独になったアリの寿命と行動パターンの研究。労働者として女王アリを奉仕し、自らは子孫を残さない役目が生まれながらにして決定されている中で、社会からの孤立が生物にどのような影響を与えるのかを理解した。

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    2025年05月16日
  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

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    アリを1匹にすると死んでしまう現象についての研究をまとめた書籍。ヒト以外の生き物の生態に関する研究が重要ということもわかるが、1匹にして亡くなることがわかっていて、敢えて1匹にする研究がどんな風に役に立つのかわからなかった。犠牲になる生き物が気の毒になってしまう。

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    2025年11月13日
  • ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

    Posted by ブクログ

    X上で見かけて、ほぼタイトルのジャケ買いをした書籍である。
    書籍の内容はアリを題材として社会性の研究をするために、どのように実験を計画し、結果を評価するのか、その評価のための遺伝的手法と解析方法を説明したモノである。
    生態学というよりは、遺伝子解析やその評価方法の説明を研究結果の論拠の説明のために多く紙面を割いており、遺伝子解析の基礎知識が無い人向けに解説するため苦労したのが垣間見えた。
    (正直、読んでいて「なんでその結論になるんだ?」と思う箇所がいくつかあったが、
    説明するためにはもっと踏み込んで解説する必要があるが断念したと認識した。)

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    2025年08月24日