中前結花のレビュー一覧

  • ドロップぽろぽろ

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    やっぱり中前さんとわたしは似ていると思う。色んな涙をこぼしたシーンについての短編集だけど、いろんな言葉にしきれない涙の訳がたくさんあったんだなと読み終えて思う。なんて豊かな人なんだろうって。お母さんを思い出して、自分を自分で癒すことができなくて、なぜだか分からず流れる涙もあって。大事だと思う人から教えてくれたことはなんでも試してみるとか、涙した瞬間から人としてどんな変化があったのかも勉強になった。
    9月3日を読んで、わたしが幼い頃に毎年通っていたおばあちゃん家の近くの公園で開かれる夏祭りのことを思い出した。もう10年以上は訪れていないおばあちゃん家、夜中突然にあの夏祭りにまた行きたくなってGo

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    2026年06月25日
  • ドロップぽろぽろ

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    私も昔から泣き虫で、嬉し涙、悔し涙、言葉には言い表せない涙、どれもこれも体験してきたので共感できる部分も多く、あっという間に読めてしまった。
    頑張って堪えてもポロポロと涙が勝手に出てきてしまう自分を、子供の頃から情けないなぁ嫌だなぁこんな自分と思うことがあったけど、読み終わる頃には、些細なことで涙を流すそんな自分でもいいじゃないと思えるようになった。
    大人になっても、泣きたい時には泣くし、堪えようとしても流れる涙はあるし、涙に子供も大人も男も女も関係ない。
    涙がテーマのお話だけど、前向きになれる素敵な本です。

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    2026年05月05日
  • ドロップぽろぽろ

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    小説みたいなエッセイだと思った。
    時間が隔たった話のはずなのに、まるで今起きたことのように語るから。

    それでいて、自分の日常も、こんな風に語れるのかもしれないと思わせてくれる。
    本当は難しいことを、身近に感じさせてくれた、珍しい一冊だった。

    「涙を流した」エピソードが綴られている、この本を読みながら、私はじんわりと満たされた記憶より、感極まった記憶の方が鮮やかに残っている気がした。

    幼少期のトラウマみたいな体験。
    何か大切な人や物事との別れ。
    心が荒くれるような感情であったり、共感して思わず自分が持っていかれてしまうような。

    そういうことを、こつこつと、心にためてきた作家さんなんだな、

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    2026年04月28日
  • ドロップぽろぽろ

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    『好きよ、トウモロコシ。』『ミシンは触らないの』で話題のエッセイスト、中前結花さんの最新刊です。前の2作も気になっていましたが読まないまま、読むのはこの作品が初めてとなりました。
    が…もっと早く、他の作品を読んでおけばよかった!だってとてもおもしろいんです。

    エッセイでありながら、まるで小説のようにストーリーにのみこまれていく。あたたかくて、切なくて、ポロポロっと涙がこぼれる。そんな追体験ができます。

    実際私も、幼少期から涙もろくて悩んできました。すぐ泣く子ってめんどくさい、嘘くさいって思われるんじゃないかと気になって。そんな風に絶対思われたくなくて、必死に涙を堪えることが多かったと記憶し

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    2026年04月27日
  • ドロップぽろぽろ

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    ネタバレ

    ぽろぽろこぼれる涙は。

    泣くときには小さなドロップのようにぽろぽろと。そんなドロップのような涙にまつわる話を集めたエッセイ。母と行ったお祭りの話。最後だという予感と、もう戻れない日。自分を一番にできた日と、愛しい人に支えられている今。どれもが「頑張っている」と言われることなく頑張っているすべての人に重なって、あのふたつ入っているドロップのようにノスタルジックだったりほんのり甘かったりする。

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    2026年07月20日