二礼樹のレビュー一覧
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ネタバレ表紙に、私好みのルックスがイラストに描かれていることと、新潮ミステリー大賞受賞作とのことで、興味があり読んでみました!
初めての作家さんでしたが、ミステリーということでしたが、ライトノベルに近い部分もあり、サラサラと読めました!
結末を知った上で、改めて再読して、それぞれの行動を振り返りたいと思った!
人肉提供レストラン×吸血鬼というちょっと設定がグロいかなと読む前に心配していましたが、問題なく読めました♪
アニメ化もしてほしい気はしますが、そうなったらグロいシーンが見れるかちょっと心配ですが…。
登場人物たちのキャラが良い。ミステリーとして、とても面白かったので、是非オススメしたい作品です!
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Posted by ブクログ
これを手に取ったののは
この時にはまっていたヴァンパイアの物語らしいということと表紙のイラストに目をひかれたため…
改めて物語を考えると
血なまぐささが際立っていてもおかしくないのでは?
と思うけど
読んでいるときはそんな感覚は一切なくて
どこか影を感じたり
耽美さを感じたり
必死さや
泥臭さ
人の気持ちの複雑さを味わえる
ミステリーでありファンタジーであり
家族の物語であり…
一人の男の半生の物語でもあるのかなと…
そして、
物語とは全く違うところで…
私にとって
ヴァンパイアとはどんな物語においても
綺麗で耽美でちょっとわがままで
どうしようもなく気持ちが捕らわれる
人とは違う人
なんだなぁと改めて実感
多分これからもヴァンパイア作品を見つけるたび
手に取っていくんだろうなぁ…… -
Posted by ブクログ
長きに渡った大戦が終わった後の荒廃した世界。人肉を扱うリストランテ(飲食店)で、“解体師”として働くオズヴァルド。食材として冷凍されてきたはずの青年に突如襲いかかられて首筋を噛みつかれてしまう。青年•ルカは吸血鬼を自称し、生き別れた双子の妹の血を飲めばオズヴァルドは助かるという。オズヴァルドはルカの妹•アンナの行方を追うが…
新年早々、インフルエンザにかかってダウン。仕事も数日休んで寝床に伏せていたが、読書は思うようにはかどらず。読んでてもあっちこっちへ思考が飛んでしまうのは、連休後半始業前あるあるか。
さて本書。突飛な設定と二人称語りの独特な文体のせいか序盤は読み進めるのに時間を要したが、中盤以降は一気読み。
吸血鬼に魔女に殺し屋、そして謎めいた“解体師”など登場人物それぞれがミステリアスで個性的。誰が敵で誰が味方なのか、手探りで進む緊張感。静的対話から動的アクションへ切り替わる場面展開など、緩急の使い方が上手い。また、次の展開が気になる章の幕引きはリーダビリティを高め、死生観を問うテーマは読み応えがあった。
独特な世界観なので好みは分かれそうだが、今後の活躍が期待される新進気鋭のミステリ作家さんの登場だ。
新潮ミステリー大賞 受賞(2024年) -
Posted by ブクログ
ネタバレ新潮ミステリー大賞だったので。
表紙のイラストのせいか、
吸血鬼というファンタジーな設定のせいか、
微妙に王女とか革命とか国家がからんでくるせいか、
レーエンデ国を連想した。
人肉を食べさせるレストランに解体屋として働く元殺し屋が、
生き返った冷凍死体に咬まれ、
死なないために双子の吸血鬼の片割れを探す羽目になる。
ここら辺まではついて行けたが、
元王女の現役殺し屋あたりで怪しくなり、
双子の吸血鬼の母親を殺した航空会社の女性社長が、
義手をつけた双子を連れまわすあたりで脱落。
吸血鬼の母親の死が殺人ではなくて自殺だったとか、
その母親ともぐりの医者のラブストーリーとか、
元殺し屋の過去は殺し屋ではなくて戦地で人肉を食べさせた医者だったとか、
どうでもよくなってしまったというか。
ファンタジーなのに、世界観が立ち上がる前に詰め込みすぎだから?
双子が二組、義足の男と義手の男たち、元殺し屋と現役殺し屋、
現役医者と元医者とかぶりすぎだから?
双子の吸血鬼と見せかけて、
吸血鬼なのは一人だけというトリックは面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエヴェリス愛してる。
特殊ミステリーなのに、テーマ?はしっかりしているなあと感じた。
リストランテやマフィアみたいに取り返しのつかない人生を送ってきた人たちも数字を数えたらやり直せる。みたいなメッセージ性を感じた。
ビアンカもフランチェスカもフーも悪人ではなかったのに、誰も幸せになれなくてただただ可哀想だった。
まさか、オズヴァルトが医者で共食いを提案したとは思わなかった。ただの傭兵だと思ってた。
ビアンカの「花を美しいまま温室に保って置くことは出来ない。ならせめて萎んでジワジワと死ぬくらいなら美しいうちに摘まれたい」みたいな趣旨の発言は共感できた。
私の幸せの絶頂で死にたい。
そう考えたら不老不死って恐ろしい… -
Posted by ブクログ
登場人物の名前や世界観についていくのが最初は大変で(人の名前が覚えられない)人物紹介のページを見返しながら読んでいたら、あっという間に引き込まれた。
主人公はレストランで働く解体士。そのレストランでは人間の肉を調理して提供している。それだけでダークな世界だというのに、そこに新たな食材として運び込まれたのが自分は吸血鬼だと言う美少年ルカ。同じく吸血鬼の妹アンナを探すために協力をすることになる主人公。盛りだくさんな設定で、むむっと思う部分もあったけど最後がハッピーエンドのようで良かった。どん底でも這い上がろうとする力って大事だなと最後に勇気をもらえるような終わり方だった。
個人的に主人公が読み手に話りかけるような書き方が珍しくて最初は読みにくいなと少し感じたけど、読み終えた頃にはこういう書き方も面白いなと思った。そして表紙のイラストが綺麗で好き。