舛友雄大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「『潤』は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。」
日々のニュースや、実際に見聞きしたりして、実感している潤の人々。
いったいどんな人々なんだろう?という関心に対して、中国・東南アジア専門ジャーナリストである著者がいろいろな中国人とのインタビューと取材を通して、一端を紹介し、「考えるヒント」を与えてくれています。
中国での受験戦争から逃げて日本で教育したい人、
資産を守るために脱出した人、
規制や弾圧でなく自由な言論活動をしたいと逃げてきた人、
安心安全で穏やかな生活を求めて来た人、
など多種多様な人々がいることがわかり、一括りに -
Posted by ブクログ
自分が知っていた中国人移民の話とは違って新鮮だったがどっちが本当なのか。(どっちも本当なのだと思うけど)
ネットやテレビで最近中国人観光客の問題や、違法民泊問題、免許証取得問題に、迷惑行為問題、移民してくるのはそういう人たちが大半だと思っていたが、それは表面的なものであって少し違うのかな。
この本に出てくる8割の移民が金持ちで、高等教育を受けていて、日本が好きで、中国共産党に強い懸念を持っていて、日本経済の今後に期待している。
日本に移住してくる理由は
私有財産権が保障されていること。
自由が保障されていること。(言論や行動)
シンガポールやカナダよりランニングコストが安いこと。
大気が -
Posted by ブクログ
より良い生活を求めて中共Chinaを脱出することを「潤」と言い、日本に来るから潤日。
いろんな理由がある。
資産貯めまくってこのままではあかんので自由主義圏内に逃げるやつ。
反中のやつ。
子弟への教育に限界感じてるやつ。
ただ自由が欲しいやつ。
そいつらが、色々と比較した上で日本に来る。
まあいいねんけど、どうにも舐められている感じがしてしょうがない。
口を揃えて、物価が安い、住みやすい、安全、安心、清潔という。
所詮は「今だけ金だけ自分だけ」の奴らには理解のできない、長年かけて日本の先人たちの血と汗の上に築き上げたものだ。
それを素晴らしいと思ってくれるのはいいが、そこにフリー -
Posted by ブクログ
排斥感はない。
●ひと昔前の移民世代は艱難辛苦。新世代移民は元からカネ持っていたりする。
●日本の安全な環境、言論の自由、物価の安さあたりが目的。さらに見た目の面で喋らなければ街に溶け込める。情報発信したい人にとっては日本のメリットがある。日本が好きで来ているわけではなさそうで、メリットがなくなったら他の国に行くだけのことだろう。
●ジャックマー以外にも大物経済人が日本に住んだり住居を持っている。関係ないがユルブリンナーは京都に邸宅があったとの話が。法治がしっかりしてて不動産を乗っ取られるとか占拠される心配がないので安心して物件購入できるというところだろう。さらに海外マネーで値上がりまで見込め -
Posted by ブクログ
日本に移民する中国人を、潤日と呼ぶ。その理由は様々だが、中国経済の先行きや習近平体制下の第二の文革など、厳しい状況が見え隠れする。そしてコロナ禍における厳しい国内封鎖がきっかけとなり、主に上海や北京に住むアッパーミドル層が国外脱出をしているのだ。
彼らがなぜ日本を選ぶのか。円安により不動産や物価は割安水準であり、就労ビザの取得が容易、文化的にも近いということで、40-50代の新興企業で資産を築いた層が積極的に移住している。彼らの行き先は都心のタワマンであり、子どもたちは受験戦争を厭わず有名私立中高へと進学している。いまやSAPIXの2割ほどが中国籍の子弟になっている。
基本的には私有財産が