エマ・スタイルズのレビュー一覧

  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本の雑誌のミステリ部門でランクインしていた本。
    金のインゴットを巡ってトラブルに巻き込まれていった二人のロードストーリー。登場人物があまり多くないので読みやすいです。驚くようなトリックはないです。それでも2人が現金がない中、どのくらいの違法行為をしながら追っ手から逃れるか、数々のピンチをどう切り抜けるか、が気になり、引き込まれて一気読みしました。
    ただ、殴られるシーンが多々出てくるので、苦手な方は読まない方がいいと思います。ハッピーエンドになるだろう、と信じて読まないと辛いものがあります。

    何年も前にシドニー(東側)ですが、ワーキングホリデーに行っていました。オーストラリアの壮大な自然を切り

    0
    2025年09月11日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    創元推理文庫の表紙とタイトルの美しさ、装丁で買っでしまいました。
    エマ・スタイルズ『銃と助手席の歌』
    No Country for Girls.

    チャーリーは17歳。学校を退学させられ、荒れている。姉のジーナの彼氏・ダリルが見せびらかしていた金の延べ棒を1本盗んでしまう。一方、血と傷を負って、明らかにトラブルを抱えたナオがチャーリー宅に助けを求めやってくる。
    ダリルの襲撃から身を守るため、誤ってチャーリーは冷蔵庫の上にあったナタで彼を殴り、ダリルを殺してしまう。ナオの対応により、2人は死体を湖に沈め、証拠隠滅を図る。その後、チャーリーの家の入り口に誰かがいるのを発見し、2人は、ダリルの車で逃

    0
    2025年07月06日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    ロードムービーのバディもの
    それぞれの視点デ語られる物語が良くて
    第三者の視点で物語を楽しめた
    序盤の面白さは凄くて一気に惹き込まれましたが
    中盤が少し似たような展開が多く中だるみ感が否めなかったかな
    伏線が回収されていくラストは良かったです!

    表紙の美しさに見惚れてジャケ買いしましたが
    間違いなかった!

    0
    2025年06月04日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    中盤までの重苦しい雰囲気に気圧されながらも、終盤にかけて全ての点が繋がりエンディングまで駆け抜けていく展開は、犯罪小説としても青春小説としても良かった。
    オーストラリアの歴史を知っていると更に楽しめたのかもしれない。

    0
    2025年04月16日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    オーストラリアを舞台にしたロードノヴェル。何でも挑発的で汚い言葉しか使えないチャーリー。金の延棒を盗んだ事で姉の恋人を殺してしまったが、ひょんなことからその場に居合わせたナオと死体を捨てハイウェイを北に走る羽目になる。本文はチャーリーとナオの視点から描かれる。全く違う面を持つ2人の女性、そして乾燥したオーストラリアのクリスマス時期の暑さ、正体不明の追手、と見所が満載。女の子が主人公だから読者を選ぶかもしれないが私は大満足だった。

    0
    2025年03月24日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    ぶつかり合いながらも相手を思いやり、自身を乗り越えていく犯罪&青春ロードノベル #銃と助手席の歌

    ■あらすじ
    高校を退学になった少女チャーリーは姉の彼氏ダリルのことが大嫌い。チャーリーはダリルから金のインゴットをこっそり盗み出してしまう。

    チャーリーが帰宅すると見知らぬ大学生の女性ナオがいた。彼女は何かこの家に用事があるようだが、正体も理由もよくわからない。自宅には姉の彼氏ダリルが待ち構えており、インゴットの件で言い争いになってしまう。

    勢いあまってダリルを殺害してしまった二人は、ダリルの車を奪いハイウェイを北へと向かう。しかし彼女たちを追ってくる者がいて…

    ■きっと読みたくなるレビュ

    0
    2025年03月04日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    背表紙にある「帰る家なき少女たちの共闘を描くクライムストーリー」という魅力的なワードと「ジャケ買い」を誘う真っ赤な夕日を背景にしたロードムービー風の表紙。確かにその通りの内容なんだが、今一つ没入できずに読み進めてしまったな。
    少女2人のキャラクターに魅力を感じられるかどうかが試されていたのかも。残念ながら背景含めて深く共感することができずに、マイナス点ばかり目についてしまいました。
    作品の中にも出てきますが、確かに「テルマ&ルイージ」的ではあるので、お好きな方にはオススメします。

    0
    2025年12月10日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西オーストラリアを舞台に、二人の少女の逃避行を描いた一週間の物語。なぜ二人の少女は逃げなければならないか、追っているのは誰なのか。徐々に明らかになっていく真実、そして逃避行も最終地へ収束していく過程が楽しめる。あと西オーストラリアの景色を感じられる。見ず知らずの二人の少女が同行することになる理由が巧く設定されていて、違和感なく読めた。ただ、途中で車を盗んだジェズらとのやり取りや、ウォーレンの行動は不自然な感じがした。

    0
    2025年04月20日
  • 銃と助手席の歌

    Posted by ブクログ

    タイトルと装丁に惹かれ購入

    オーストラリア西部が舞台で、雄大な自然の中での冒険譚を期待してたが、小説自体が逃亡劇なのでそういった趣向はあまりなかった

    タイトルが腑に落ちてなかったがラストまで読むと、翻訳本ならではの良さを感る

    ただ、この本のターゲットはどこなのだろうと思う。オーストラリアの原住民の人や、舞台近辺の人は面白く読めるだろうけど、舞台に馴染みのない日本人にとっては中々没入して読むのは難しいのではと思った。

    解説で言語化されている部分だけで、小説自体の面白みの大半はわかってしまうような本。

    0
    2025年03月11日