宮崎拓朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
旧国鉄と同様、過疎地も含めて全国にあまねくしかも公平にサービスを提供しなければならないという使命を抱えている以上、赤字経営は構造的に必然な気がします。
民営化による効率的な業務運営を目指しましたが、JR以上に、郵便事業には同様の事業を営む民間の銀行、保険会社、運送業者が多く存在し、都市部に住んでいる限り郵便局以外の民間の銀行や宅配、保険の方がはるかに使い勝手がいいように思います。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命、郵便局がないと困るといった時代ではなくなってきていて、だからこそ、選挙活動にも熱心に取り組み、生き残りに必死にならざるを得ないのかもしれません。
民営化が悪い訳でも、特定の上層部の職員が悪い訳でもなく、時代の変化によって必要とされなくなりつつある巨大組織故の膿のように思えました。
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Posted by ブクログ
日本郵政グループ全体のブラック的な業務(もしくは業務外業務)について描いている。ちなみに、本書内でも説明はあるが、親会社として日本郵政があり、その下にゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、さして郵便局を運営する日本郵便がある。「ブラック郵便局」というタイトルはまちがいではないが、内容は郵便業務を含む日本郵政全体の問題として描かれている。
郵政民営化の問題点はこれまでにも散々指摘されている。ただ、ひとつ言えるのは民営化そのものが問題なわけではない。実際、民間企業のすべてがブラックなわけではないし、官から民へと変わった組織には成功例も多い。では、なぜ日本郵政はこのような失敗に至ったのか?
しかし、本書はその過程には答えない。書かれているのは結果だけである。もはや過程を追うような段階は終わっている。
本書の意義は大きいと思う。これにより、救われるひともいるかもしれない。
ただ、事案の内容自体は営業の自爆営業や過剰なノルマや叱責、コンプライアンス違反や問題含みの選挙活動への協力など、いわゆるブラック企業の典型例といえるものの羅列である。日本郵政を俎上に載せた以外に、この手の本の内容ととしては新鮮味のある事例が描いてあるわけではない。