高木健次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人手不足が顕著。それによる淘汰も懸念される業界だが、本来は国土のインフラであるためグローバル競争には晒されにくく、景気浮揚策を反映し易い「ザ・内需」を体現するのが建設ビジネスであったと思う。しかし、人が来ないし、土着の超小規模の会社が多過ぎる、階層型の構造が中抜きと揶揄されるような効率性の課題がある。
本書は気鋭の著者が行動あるべし、と前向きでエネルギッシュな魂で綴った本。こうした経営者ならば将来を感じられる。最先端な課題感から業界の構造までよくわかる。それを象徴するのが次の引用だ。
ー 注目分野はたくさんありますが、強いて挙げるとしたら『モジュラー建築スタートアップ企業』です。モジュラー -
Posted by ブクログ
ネタバレ特に建設業界と関わりがある訳じゃないけど、なんとなく自分と違う職業の話も面白そう〜と読んでみた。加えて、最近建設業の人が駅で賃上げを訴えるビラを配ってて中身を読んだりしてたので、タイムリーでもあった。
ゼネコン、土木、建築、ハウスメーカーとか、よく聞くけどあまり分かっていなかったワードを整理できたし、現時点で関係ない人でも読んで損はない内容だった。
建設業がこんなに深く、広く、大きな業界だとは知らなかった。職人の高齢化や古い慣習については友人などからも聞いていたので、本書を読んで進んでいる会社もあるんだなぁと、こういう技術や新しい価値観はどうすれば中小企業に広まるかなぁと、私がどうこうでき -
Posted by ブクログ
ネタバレ建設という広いテーマの中でも、工事会社や建設職人(大工や電気工事士、重機オペレーターなど)にフォーカスをあてている。
建設というと私はゼネコンや重機に眼が向きがちだったので、実際に手を動かす組織・部隊がどういったものかイメージが膨らんだのは良かった。
ただ、建設というテーマがとても広いので、すごく広く浅く書かれている印象を受けた。
もう少し建設の中でもテーマを絞った著者の本があれば読んでみたいと思う(重機だけで1冊。ゼネコン関係で1冊など)。
建設業界もいろいろ変化していることは実感できたが、自分の持っているネガティブイメージ(きつい、きたない、IT化が進んでいない、昭和の働き方)は払しょく