竹中優子のレビュー一覧

  • ダンス

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    すらすらと読み進められる本
    離婚後、病気がわかり、この先どうなるか
    普通は不安な気持ちになるところが、下村さんとの再会、現在を知り、この先に希望を持って踏み出す様子が感じ取れた

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    2025年06月15日
  • ダンス

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    下村さんと主人公の関係は、決して仲の良い友達ではないが、ちょうど良い距離感で無理がない、お互いを認め合ってるのだと感じた
    私もこういう距離感の人がいると、気持ちの安定が得られると感じる

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    2025年06月07日
  • ダンス

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    芥川賞候補作品。下村さんという先輩とのやり取りで進む話なのだが、ちょっとどう読み解けばいいのか分からなかった。会社の中の普通だけど異常な人間関係の中で、何かを破壊しようとするものの何も破壊されしないし、なんだかモヤモヤした。もっと深く読み込めば何か分かることがあるのかもしれないが、私のレベルでは無理だった。作者に踊らされるから「ダンス」なのだろうか。

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    2025年06月05日
  • ダンス

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    すらすら読める本ってすぐに忘れてしまうことがよくあるけれど「私」と下村さんのこの物語はきっと忘れないだろうなぁ
    馴染むのは、私も苦手だから

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    2025年06月02日
  • ダンス

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    ネタバレ

    ビンタしたい、
    その感情は、複雑らしい。
    自分はあまり持ちえないかもしれない、分からない。
    でもそういう人いるし、分からなさすぎる感はある。
    わたしの場合はそこまで関わらなくなりそうだけれど。
    主人公は下村さんに何か思い入れがありそう。そうじゃないとそこまで感情を動かし続けない。
    自分に似たところがあるのかもしれない。
    怒りの裏にある、嫉妬心?自分にないもの、でも自分も本当は欲しかったものを持っているから?

    分からない。

    30代は人を別人にするなんて、
    聞いたことなかった。

    そういうふうに考え始めたらそうなのかもしれないし。
    大人になったら人は安定するというのが通念だけど、
    きっと、いつ

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    2025年05月16日
  • ダンス

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    同期に借りた本。
    自分には関係ない三角関係が職場で行われていることによって、自分にも仕事量が増えるという点で影響がでている。自分には関係ないのに…。そうやって、他人と一線を引いていた自分なのに、三角関係の渦中にいる仕事に来ない先輩とプライベートで仲良くなる。その先輩の親しみやすさによって、徐々に自分の心が解けて他人に自分の素を出せるようになっていく。迷惑をかけないようにと生きてきたのに「少し他人に迷惑をかけてもいいのかな」と思えるようになっていた。

    主人公の名前が出ていないことはおもしろい。
    係長を山羊、三角関係の渦中の先輩以外をかまぼこ1.2と表記していて、いつも物語を読む時にこれ誰だっけ

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    2025年03月29日
  • ダンス

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    なんか、「芥川賞の候補に挙がったので、急遽出版しました」的。
    何も無理繰りする事ないのでは??とも感じました

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    2025年03月20日
  • ダンス

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    テンポが良くて読みやすかった。主人公のイライラする感じとかよくわかる、ぶつかるように生きる下村さんのまっすぐさとか強さはちょっと痛々しいけれど憧れるのもわかるなあと。風が吹く感じが文章から伝わってきて気持ちよかった。

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    2025年03月14日
  • ダンス

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    下村さんの感情も、主人公の感情も共感できるし、とても苦しくなった。

    最初は下村さんのことが好きじゃなかったけど、中盤からは気づいたら応援してた。
    人それぞれ恋愛を通して、別れや辛いことも経験するけど、みんな少しずつ前に進んでいくんだな。と。ちょっぴり自分の過去と照らし合わせながらの読書でした。

    題名の「ダンス」の比喩は、今後使いたいレベルで好き。
    静かに前向きになりたい時に読み返したい本。

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    2025年02月09日
  • ダンス

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    第56回新潮新人賞受賞作、第172回芥川龍之介賞候補作品。

    芥川賞系の作品にはやや苦手意識があるが、本作は読みやすくて面白かった。

    まず書き出しの一文が良い。

    会社で往復ビンタをしてやりたい相手が三人もいるなんて!
    物語への吸引力が凄まじい。

    ビンタする覚悟を決めて会社へ向かう主人公の女性の事が気になってしょうがない。

    三人のうちの一人、先輩の下村さんから聞いたのは、同じ部署内での三角関係。

    自分には関係のない事で翻弄され、職場に馴染んでいない自分を憂う彼女の姿が眼に浮かぶ。

    終始安定したリズミカルな文章が心地良かった。

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    2025年02月07日