竹中優子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オーディブルで。職場に馴染めず、噂話に疎い主人公が、同棲していた恋人と別れたばかりの先輩社員、下村さんと接触を持つ。下村さんは、しょっちゅう欠勤したり、いい加減だったり、すこし変わった人。彼女に振り回されるように、飲みに行ったり、不動産を見に行ったりしながら、過去の話をするなどして親交を深めていくが、部署異動で疎遠になる。その後、結婚、離婚して、四十代で再会。三十代はどうだった? という会話をする。
「今日こそ三人まとめて往復ビンタしてやろう」という始まりは、「ぶつかったる」で始まる『いい子のあくび』の高瀬隼子さんを思い出したけれど、もっとふんわりとしてつかみどころのない人間関係が展開される。先輩にムカついてるけど、そうでもなさそうとういうか。詩人ということで、言葉選びは秀逸なのでしょう。一時期、濃密だった時期のある人との再会。さらりと流れていく時間。ダンスというのは、人が生きるためにもがいている姿のことなのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
読みやすかった軽く読んだ
ある女性の20代から40代までの生活
職場の先輩が休むので
その仕事をこなさないといけない
殴りたいと思いながら先輩と付き合う
その人は職場で三角関係
あるだろうなそんな事
しかしそんなに休んでよく首にならないなワーカホリックだった私には
考えられない
職場は変わり世話していた彼女は
結婚
子どもは産まれず癌になった
うまくいかなくなった亭主と別れ
部屋に置くボックスを探していたら
10年以上音信不通だった先輩に会う
昔と変わらない様子
とにかく軽く人生を渡っている感じ
いいなこの感性
私ならもっと重くシビアになるだろう
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Posted by ブクログ
職場で浮いているのは私なのか…
同じ部署の3人が欠勤を繰り返しているが、山羊みたいな係長は全く気にしておらず、私に「仕事に慣れるより、職場に馴染むことを目標に頑張って」と言う。
遅刻や欠勤を繰り返し、その仕事まで私がやっているのに…と。
そのうち下村さんが同僚と三角関係になっていると聞き…
同僚の三角関係に翻弄されながら徐々に馴染んでいっているのか…と感じながら他人の家でお風呂を借りる老夫婦の話などにちょっと驚きつつ、あぁなるほどお風呂に拘りのある話でもあるなぁと。
下村さんが辞めたあと、気になってたその後もなかなか濃い出来事で、人生ってわからないなぁと思った。
自分の三十代はどうだったのか?と振り返ってみたが…特に…。
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Posted by ブクログ
ネタバレビンタしたい、
その感情は、複雑らしい。
自分はあまり持ちえないかもしれない、分からない。
でもそういう人いるし、分からなさすぎる感はある。
わたしの場合はそこまで関わらなくなりそうだけれど。
主人公は下村さんに何か思い入れがありそう。そうじゃないとそこまで感情を動かし続けない。
自分に似たところがあるのかもしれない。
怒りの裏にある、嫉妬心?自分にないもの、でも自分も本当は欲しかったものを持っているから?
分からない。
30代は人を別人にするなんて、
聞いたことなかった。
そういうふうに考え始めたらそうなのかもしれないし。
大人になったら人は安定するというのが通念だけど、
きっと、いつになっても人は変わる。30代でも。
30代でも「高校生」と大して変わらない。
それをそうとして生きている人がうらやましいのかもしれない。
そして人それぞれの高校生がある。 -
Posted by ブクログ
同期に借りた本。
自分には関係ない三角関係が職場で行われていることによって、自分にも仕事量が増えるという点で影響がでている。自分には関係ないのに…。そうやって、他人と一線を引いていた自分なのに、三角関係の渦中にいる仕事に来ない先輩とプライベートで仲良くなる。その先輩の親しみやすさによって、徐々に自分の心が解けて他人に自分の素を出せるようになっていく。迷惑をかけないようにと生きてきたのに「少し他人に迷惑をかけてもいいのかな」と思えるようになっていた。
主人公の名前が出ていないことはおもしろい。
係長を山羊、三角関係の渦中の先輩以外をかまぼこ1.2と表記していて、いつも物語を読む時にこれ誰だっけ?ってなる私からしたら読みやすくて好きだった。下村さんは下村さん、太郎は太郎な所も主要な人物に注視できて分かりやすい。
老夫婦の他人のお風呂を借りる旅のエピソードは、他人に迷惑かけることで、そこで知る人の温かさや、人との繋がりを感じることができる今までしてあげる方が多かっただろう夫婦。反対にしてもらうことで得られる何かを探していたのかな。結局その夫婦にしか目的はわからないが私はそう思えた。
同僚が好きそうと言って貸してくれた本。返す時にこの本で得られたことの何を伝えよう。早く語りたい。