ダンス

ダンス

1,870円 (税込)

9pt

同じ部署の三人が近頃欠勤を繰り返し、その分仕事が増える私はイライラが頂点に。ある日、三人のうちの一人、先輩女性の下村さんから、彼らの三角関係を知らされる。恋人を取られたのに弱っているのか開き直っているのか分からない下村さんの気ままな「ダンス」に翻弄される私は、いったいどうすれば――新潮新人賞受賞作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公の性格や周囲への立ち振る舞いに共感する部分が多かった。あの2人、かまぼこみたいなんだよねと先輩が言った後から名前がかまぼこ1とかまぼこ2に変わるところも面白かった。下村さんのことは好きだけど得意か苦手かで言えば苦手です、と本人に言えちゃうところがいいなと思った。夜の公園で出会った不動産屋の太郎

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    25分で読破。
    読み始めてから読み終わるまでずっと体が軽くて浮いていた気がする。
    あまりにもぼーっとしていてそれが印象に残った。
    辛い時、何も考えたくないときに読んだらホッとすると思う。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    サラリと人生。狭い職場で修羅場が起きたのに淡々。当事者以外はそんなもんだろうけど。私と太郎が結婚して、私は太郎の影響でいい方に向かうのかと思ったのに、駄目だったんだ。下村さんとの不思議な関係、また十何年後に会うのかな?

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    生きてくって、こんな感じよね。ちょっとした面倒に巻き込まれたり。それなりにドラマチックなこともあったりなかったり。なんだか理不尽なことがあって相手に腹が立っても結局は怒鳴り込むようなこともなく、相手にビンタをお見舞いするようなこともなく。逆になぜか飲みや部屋の内覧に付き合ったりしてる。ものすごく親密

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    下村さんと同じ職場の私が、彼女に対する複雑な想いを語る物語だが、何かもどかしい感じの読後感だった.それは私が何度も告白している「馴染む」という感覚が得られないのではないかと考えた.社員の形容も面白い.山羊やかまぼこ.人の家のお風呂を借りる老夫婦、スケボーの男、まろんの犬小屋など面白いエピソードが出て

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    ビンタするから始まるので、なかなか戦闘力高めの主人公だなと思ったが、読み進めると周りの環境に振り回されながらも生きる1人の女性の話だった。
    空想の中ではとんでもなく強気になってむかつくーと思ったら足引っ掛けてやる!とか思ったりするのでけっこう共感した。
    あとビンタしたいよ、めちゃくちゃムカついてるよ

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    面白かった。簡潔で読みやすく展開も早い。そしてほどよくシュール。
    迷惑を被っているにもかかわらず同僚を放っておけない主人公のやるせない心情が、「往復ビンタ」という表現でうまく表されていると感じた。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    女性同士の友情のような、さらけ出し合った痛い部分のその傷のなめ合いのような、楽しくもなく哀しくもない人間関係。それでいて我が身を顧みる機会を持つことが出来る有意義な読書タイムでした。
    いやぁ~ホント、楽しかった。

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    とても良かった。
    テンポよく、サクッと読めた。
    先輩との関係性が少し羨ましくも感じた。
    とても好き。

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    馴染むってなんだろう、とこの本を読むと考えさせられるけれど、馴染むってこと自体を私はあまり考えたことがないことに気づいた。

    太郎が、主人公に息苦しさを感じた気持ちが分かるような気がして、私も最後まで読んでいて、不快・不安な気持ちになった。普段は何も言わずにいるのに、心の中ではこの主人公のように人間

    0
    2025年08月17日

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