関谷雅宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ITエンジニアがマネジメントを行う立場になったときに、マネージャーという「役割」をどのように捉えて振る舞うべきか、筆者自身の体験をベースに一緒に考えさせてくれるような構成です。
文章が若干理屈っぽくとっつきにくく感じるかもしれませんが、同じようなキャリアを辿ってきた人であれば共感できる部分も多いかと思います。
個人的には、エンジニアは「目の前の課題に取り組む」役割であるのに対し、マネージャーは「未来を描いてそこに至るまでの道筋を組み立てる」ことが主な役割と考えています。
本書にも同様のことが書かれている箇所があり、自分も共感した一人です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマネジメントが苦手な自分にとって、本書は多くの気づきを与えてくれた。特に「自分が解決できる問題しか問題と捉えない」という指摘は、自分のマネジメントがうまく機能しなかった原因を見事に言語化しており、深く納得した。
また、間違いを認めないマネジメントをしないこと、分からない状態を自他ともに許容することの大切さも心に残った。間違いや未熟さをオープンにすることで、組織の健全な成長を支えられると感じた。
マネジメントとは未来を変えるための技術であり、理想から逆算して行動することが重要だという視点も新鮮だった。今後は、完璧を求めるのではなく、失敗や迷いを前提とした柔軟な姿勢でマネジメントに向き合ってい -
Posted by ブクログ
最初は読みにくいなーと思いつつもだんだん慣れていって面白くなり読み切った。130ページ程度で比較的短時間で読めるのも良いところ。参考にできるところがあれば良いかな、くらいで気楽に読める本。
ソフトウェア開発技術者の著者の経験が綴られているが、ソフトウェア開発でない技術者が読んでも分かる内容だと思う。
読んでこれからこうしようと思ったことは、
・自分の仕事をチームメンバーに共有し属人化しないようにする。自分1人で問題解決しようとしない(してしまうとその人の領域という印象を与えてしまう)
・トラブル解決は成果としてインパクトが大きく周囲から見られる(ので少し業務の優先度を上げる)
・お金の報酬が限