イスラエルとパレスチナの対立を通史的に解説した本。
中東情勢に詳しくない自分でも読み通すことはできた。
複雑怪奇な中東情勢は、島国かつ宗教心の自覚の薄い日本人にはピンとこない。
ハマスによる攻撃やイスラエルによるガザ地区への報復攻撃をどう評価するかも、正直言って何を土台に考えればいいかよく分からない。
絶対的平和主義に立脚すれば、そりゃ早く停戦せよ!としか言いようがないけど、それで解決するなら軍隊はいらんわけである。
少なくとも、自分にとっては分からないということを分かったという意味で、有益な本でした。