【感想・ネタバレ】イスラエルとパレスチナ 紛争の解剖学のレビュー

あらすじ

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なぜ争いが続いてしまうのかーー。
この問題を知らずして、世界を語ることはできない!

イスラエルと近隣アラブ諸国との間の最初の戦争から75年が経ち、再び燃え上がっている。なぜ戦いは始まり、なぜいまなお火種がくすぶり続けるのか。
複雑な感情のまじりあうイスラエルとパレスチナ問題について、
2023年10月7日のハマスによるテロ攻撃をきっかけに、
フランスの歴史学者たちがポッドキャストで語り合った。
本書では、Q&A形式で構成され、地図や年表、用語と人名解説を追加。
歴史的背景だけでなく、問題の本質がわかる。

巻末には、NHK解説委員・津屋尚氏による、「2023年10月7日のあとに起きたこと」を追加。終わりの見えない争いを知る糸口となる1冊だ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イスラエルとパレスチナの現状について過去の歴史からどうしてこうなってしまったのかわかりやすく解説されていた。私はニュースで時折耳にする程度だったので複雑に色々な国や宗教が絡み合ってることを知り、決して対岸の火事ではないと危機感を覚えた。

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

イスラエルとパレスチナのこれまでの歴史について6つのフェーズに分けて説明されており、概略を把握しやすい。いかにパレスチナが大国に翻弄されてきたかがよくわかる。しかし、今後、アメリカをはじめ世界各国がより自国優先を進めていくと、さらに小国は翻弄されていく事になりかねないってこともNHK解説員の後書きにあり、暗澹たる気持ちになる。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

イスラエルとパレスチナの対立を通史的に解説した本。

中東情勢に詳しくない自分でも読み通すことはできた。

複雑怪奇な中東情勢は、島国かつ宗教心の自覚の薄い日本人にはピンとこない。

ハマスによる攻撃やイスラエルによるガザ地区への報復攻撃をどう評価するかも、正直言って何を土台に考えればいいかよく分からない。

絶対的平和主義に立脚すれば、そりゃ早く停戦せよ!としか言いようがないけど、それで解決するなら軍隊はいらんわけである。

少なくとも、自分にとっては分からないということを分かったという意味で、有益な本でした。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

概説書として手に取りやすい厚さ。
イスラエル史をざっくりと理解するには良いかも。
ただし、因果関係などを理解するには量が中途半端で、アメリカがどういう経緯からイスラエル支持にまわったかなどが語られていない。特に2023年のテロについてはほとんど触れられていない。
やや「きちんと知りたい」という人には内容が不足しており、そこが残念だった。

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2025年10月19日

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