玉井麻由子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマンガを交えて哲学の基本的な考え方を説明してくれていてわかりやすい。
さらっと読めるので、もう一度おさらいしながら読んでみようと思う。
印象的な箇所
・アメリカを代表する哲学者にして心理学者のジェームズによれば、やる気は実際やり始めないとでないそう。何かを始めさえすれば、それに連なるようにやる気が出てきます。何事も辛いのは始めだけ。まずは最初の一歩から。
・生きるとは、自分の認識を広げていくこと。だんどん若い頃には見えなかったものが見えるようになってくる。そして最終的には「世界」のイデア、更には「己」のイデアを知るのだと思います。その時に「善のイデア」に近づけるといい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ哲学書にしては読みやすい。
山の奥の奥には象牙の塔と呼ばれる塔が物寂しくそびえ立ってる。
その塔には、歴代の哲学者が一緒になって生活していた。
社会の中でうまくいかない、つまらないと割とみんなに当てはまるような悩みを抱えている人がたまたま象牙の塔の存在を知り、「ちょっと相談してみよう」と遠路はるばる訪れ、そこに住まう哲学者に相談し、それらしい回答をもらうというもの。
「回答」と書いたがやはり哲学。
これをしなさい!と明確に答えてくれているわけではなく、哲学的視点を語られ、抽象度の高いフワッとした回答しかもらえない。
そこは、読みながら考え、自分なりに解像度を上げる必要があるなと感じ