あらすじ
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ヒット作『哲学用語図鑑』の著者が、悩める現代人に贈る哲学ファンタジー。
マンガと文章で構成される物語は、哲学入門にも、深く哲学を理解したい人にも最適。
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ここは哲学者たちが暮らす象牙の塔。
日常生活のなかで悩みを抱えた人たちが、哲学者に救いを求めて訪れる。
彼らはこう問いかける。
「幸せになるために、何をしたらいいですか?」
「どんな職業を選べば、AIに仕事を奪われませんか?」
「迷いのない人生を送るには、どうすればいいですか?」
哲学者たちの回答は、どれも悩みを本質的に解決するものばかり。
ただし、来訪者たちはその回答を聞くことで、
自分の人生の本当の意味について考えざるをえなくなる──。
【本書で紹介される哲学者(一部)】
デカルト、デモクリトス、スピノザ、プラトン、ベンサム、西田幾多郎、
ソクラテス、ヘーゲル、荘子、ホッブズ、ハイデガー、キルケゴールなど。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マンガを交えて哲学の基本的な考え方を説明してくれていてわかりやすい。
さらっと読めるので、もう一度おさらいしながら読んでみようと思う。
印象的な箇所
・アメリカを代表する哲学者にして心理学者のジェームズによれば、やる気は実際やり始めないとでないそう。何かを始めさえすれば、それに連なるようにやる気が出てきます。何事も辛いのは始めだけ。まずは最初の一歩から。
・生きるとは、自分の認識を広げていくこと。だんどん若い頃には見えなかったものが見えるようになってくる。そして最終的には「世界」のイデア、更には「己」のイデアを知るのだと思います。その時に「善のイデア」に近づけるといい。
Posted by ブクログ
書店平置き。とてもわかりやすく、なんと言ってもイラストが可愛い。 厳かな雰囲気で塔に入るけど哲人たちがフランクにテーマごとに語りかけて面白かった。同じ著者、イラストレーターの続哲学用語図鑑と親和性がよい。ストーリー性を持たせてることでこの図鑑を違った角度から再利用出来た。
Posted by ブクログ
読むほどに、知るほどに、わからなくなる。
そうかもしれないし、そうでないのかもしれない。
トロッコ問題は自分には決められないし、経験機械に入りたいかどうかもわからない。
色々なことを考えるきっかけや色々な糸口を朧気ながらも考えるようになれる本だと感じる。
Posted by ブクログ
HR長と会った時に教えてもらった本。
悩める現代人に刺さる哲学(思想)を6つ抜粋して、分かりやすく説明してくれている。
覚えておきたいことは2つ。
1つ目はスピノザの形而上学的決定論(心身並行説+因果律)。
2つ目はベンサムの功利主義(トロッコの話)。
帯に「悩める現代人の心に灯す哲学ファンタジー」って書いてあるけど心重くなった。
Posted by ブクログ
哲学書にしては読みやすい。
山の奥の奥には象牙の塔と呼ばれる塔が物寂しくそびえ立ってる。
その塔には、歴代の哲学者が一緒になって生活していた。
社会の中でうまくいかない、つまらないと割とみんなに当てはまるような悩みを抱えている人がたまたま象牙の塔の存在を知り、「ちょっと相談してみよう」と遠路はるばる訪れ、そこに住まう哲学者に相談し、それらしい回答をもらうというもの。
「回答」と書いたがやはり哲学。
これをしなさい!と明確に答えてくれているわけではなく、哲学的視点を語られ、抽象度の高いフワッとした回答しかもらえない。
そこは、読みながら考え、自分なりに解像度を上げる必要があるなと感じた。
「悩みを解決したい」という思惑なら、この本では解決しないと思うが、一つの視点として読むのは楽しいのかも。
イラストが可愛らしいし、読みやすいではあった。