佐伯元子のレビュー一覧

  • 動物感動ノンフィクション 天井からジネズミ

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    長野県でタカの渡りを研究している佐伯さんは、渡りのない季節はわさび園の手伝いをしている。わさび園の作業場の天井から、小さな小さなネズミの赤ちゃんが落ちてきた。らっかせいのからにおさまってしまいそうなそのネズミは、「ジネズミ」という名前ののモグラの一種だった。その日から佐伯さんは子ネズミのお母さん替わり(男だけど)になった。よく生態の分からないジネズミの子育ては手探り状態。何を食べるのかな?ミミズ?虫? 寿命が短いといわれるちいさなこのジネズミと暮らした3年間の記録。
    近年の日本のノンフィクションの中でもピカイチです!

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    2015年12月06日
  • 動物感動ノンフィクション 天井からジネズミ

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    「ジネズミ」って知っていますか?数年前に我が家のご近所が建て替えになり、天井裏にネズミが居着いて困ったことがありました。同じような「ネズミ」なのだと思って読み始めると、どうも「ネズミ」と名前がつくものの、種としては「モグラ」の仲間の体長わずか3cmの「ジネズミ」なのです。随所に創意工夫を施したジネズミハウスを作り、「ちうちゃん」と名付けたジネズミを観察、育てていきます。小さなジネズミの生き生きとした様子をぜひ一緒になって味わってください。この作品は第5回子どものための感動ノンフィクション大賞を受賞しています。

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    2015年07月28日
  • 動物感動ノンフィクション 天井からジネズミ

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    安曇野のわさび園でバイトをしながら、野鳥観察をしている著者が、わさび園の小屋の天井から落ちてきたジネズミの赤ちゃんを育てることになる。約2年の育児(?)日記。
    あべさんの挿絵や、観察している野鳥の写真もあって興味深く読めました。

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    2015年12月14日
  • 動物感動ノンフィクション 天井からジネズミ

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    ハチクマなとの鷹の渡りの調査をしながら、調査のない時期は安曇野のわさび農園で働く著者が、天井から落ちてきたジネズミの赤ん坊を育て、看取るまでの記録。この本が初めての著書だが、とても読みやすく、情緒的になりすぎない、抑制のきいたよい文章。
    ジネズミを死ぬまで飼ったことを、野性動物なんだから途中で放すべきだったと言う人がいるかもしれないが、何の情報もないまま手探りで育てたから、放すタイミングがわからなかったことは、最後の文章から伝わってくる。ジネズミを飼育した人は他にもいるかもしれないが、こんなに細やかに、愛情を持って観察した人はいないのではないかと思う。
    著者の愛情が伝わってはくるが、読んでいて

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    2016年07月11日