ブリタニー・ポラットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ストア派哲学をわかりやすく解説してくれる本でした。
STOIC(ストイック)というと、ゆるい私と対極のような感覚なのですが、実はストア派哲学の考え方は、私の心の癒しになっているので、好きなんです。
ストイックという言葉が与えるイメージって強力ですね。どちらかというと、普段は嫌厭してしまうフレーズです。
この本では、ストア派哲学のなかでも、後期の哲学が採用されていました。
・解放奴隷から哲学者になったエピクテトスの『語録 要録』
・ローマ帝政初期の政治家セネカの『生の短さについて』
・ローマ帝国の皇帝マルクス・アウレリウスの『自省録』
ストア派は、幸福とは徳を追求した結果として得られる -
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Posted by ブクログ
90日間のワークブック。1日1章ずつノートに自身の考えを書きながら読み進めないといけない。本来90日かけて「訓練」しないといけないのだが、気になる章が多数あり、ダメだと分かりつつも読み進めてしまった。1冊でも沢山本を読みたい、先のページを知りたいという「自分の弱さ」に向き合う3週間であった。さっさとページをめくりたいという気持ちを抑えつつ、この1冊を90日かけて学び込むことが最もハードルが高いのかも知れない。
それでも、自分の座右の銘にしたい素敵な言葉に巡り合うことができた。
ストイックとは決して耐え続けることではなく、自分の内面に目を向け続け、自分を受け容れ肯定し、穏やかな気持ちを持続する -
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Posted by ブクログ
セネカとアウレリウスに多大な影響を受けている妻からの話を毎日聞いているのでストア派の教えの要点は押さえていたのだが、まだ自分で各原典を読んでいなかったので手に取ってみた。
本書は基本的には主要な3人、すなわちエピクテトス、セネカ、アウレリウスからの引用を元にして、90日間のストイシズム実践のためのコースをこなしていく形となっている。
毎日2問の問に90日間、考えて答えていくというものなのだが、この2問は、引用されている教えを発展させて、自分の経験で該当するケースを思い返して、別パターンの対応を考えさせたり、気持ちを文章化したり、一日考えさせたりと様々な切り口から考えさせてくる。
やや定番 -
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Posted by ブクログ
子供の頃から深く考えずに使ってきた「ストイック」という言葉ですが、なんとなく「禁欲的な生き方」なイメージを持ってこれまで過ごしてきましたが本当のところは少々違うようでした。
そしてストイックを追求した生き方がストイシズムになるのだろうと思うのですが、たぶんこの本を読んだ多くの人が大谷翔平の生き方を思い浮かべたのではないでしょうか。
ストイシズムは「目的」と「意志」を備えた人生にするための手段であり、論理学・倫理学・自然学の3つの分野を通じて、自分自身の理解、他者との関係の理解、そして宇宙の理解を促す
ストイシズムを実践することで、何をするときもそれをする目的を意識し、何ごとも広い心で受け入れ -
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