せいや(霜降り明星)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かなり短いので1時間以内にサクサク読める。芸人が出す本にありがちなペラペラな装丁ではなく、しっかりお金をかけてハードカバーにしているのには好感が持てた。
せいやの自伝的な話ということで、いわゆる苦境から頑張って立ち直りました的な本かと思いきや、いじめにあっている最中も始終明るく、読後感もかなり良い。苦境に立たされても腐らず、お笑いで高みを目指す姿は読む人の心を打つ。
あとがきで、「自分はお笑いで跳ね除けたけど、同じような立場の人は逃げてね」と書かれていて良かった。せいやには飛び抜けたお笑いの才能があったから良かったけど、そうでない子には真似できないだろう。
しかし、いじめっ子達はせいやがM-1 -
Posted by ブクログ
読み終わるまで一瞬だった。
せいやのこの実体験は番組で何度か聞いたことがあり、「あのせいやにもこんな過去があるなんて」とびっくりした記憶がある。
本書を読んで、這いつくばっても通い続けるせいやの強さを感じた。
自分なら机がひっくり返されていた時にリタイアしていたかもしれない。
それでも最後まで走り続けて、無事にいじめを跳ね返すことができた彼はすべてにおいて本当に強い子だと感じた。
彼が炎上した際、ラジオでアグネス・チャンのコーナーをやりつつけて絶賛されていたことをふと思い出した。それも彼の当時から備わっていた自信があったからこそできたことだと思うと合点がいく。
しかし、この一件があったことで本 -
Posted by ブクログ
ラジオでせいやが本を出したと話していたので。
クラスのいわゆる陽キャで今までみんなと仲良くしているタイプだったが、今までの地元のメンバーがいなくなった高校に進学してひょんなイジられからイジメに発展していき、円形脱毛症から全体的に髪の毛が抜けてしまうくらい学校に行くのがストレスになってしまった。一軍の黒川によって居心地悪くなってしまったが、気の合うヤマイに出会って学校に行く楽しさを思い出し、さらに三学年が演劇を披露する行事で黒川たちにギャフンと言わせるためにせいやがゼロから考えたリアル桃太郎というコント劇を披露する。
いじめに対して諦めるのではなく、ちゃんと自分のカラーが出せるせいやはなかなか凡