島田明のレビュー一覧

  • IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

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    光の技術 IOWNが解決するもの=電力消費増加とインターネットの通信品質不安定 
    ネット接続デバイス 2030年には2017年の5倍 1250億個 データ流通20倍

    電気を光に置き換える 高速 省電力(発熱少)
     目標 電力効率100倍 伝送容量125倍 遅延200分の1 
     2023年 APN IOWN 1.0 データセンター間 全経路光 遅延目標クリア
     2025年 IOWN 2.0 構成部品間 伝力効率 ネットワーク部13倍 サーバー部8倍
     2028年 IOWN 3.0 基板上チップ間通信も光で容量目標クリア 電力効率20倍
     2032年 チップ内 光化(光半導体) 電力効率100倍

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    2025年10月11日
  • IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

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    ガラパゴス化してしまったiモードが、日本で売れる→いいモノ→世界へのロジックで組みたてたら、世界で協賛してくれるとこがなくて失敗したとの反省から、ソニーやインテルと協業し電気信号を光信号に置き換えるAION技術を商用化しようという一連の動きが説明されていた。
    文系人間には光に置き換えるそのものが理解できないが、気候変動の現代に電力をどんどん使う技術ばかり発展していくのはどうかと思うので、iモードはこけたけど、頑張って欲しいと思った。

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    2025年05月16日
  • IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

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    NTT島田社長と川添副社長が著者として名を連ねる『IOWNの正体』という本を2025年の年始に手に取ってみた。日本発であるということ、と同時にグローバルで参加企業が広がっている(150社以上)ことからきちんとNTTが公式にどのように説明をしていて打ち出そうとしているのかを理解したいというのがそのモティベーションである。
    コンセプト的なことや技術的なことはこの本で新しくわかることはある程度追いかけている人にとってはそれほど多くはない。この本を手に取ろうという人はおよそそういう人だと思うので、同じような感じではないかと思った。
    今後の適用領域として、DCI (データセンター間NW)としては十分な理

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    2025年01月05日
  • IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

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    NTTが進めているIOWNについて、NTTのトップがコンセプトや将来構想についてまとめた一冊です。
    IOWNとは何か、NTTが何を目指しているのかを知りたい人は目を通す価値があると思います。
    一方で、詳細技術や課題などの内容は専門書を参照する必要があります。

    IOWNとは、現在電気を用いているネットワークやコンピューティングを光で置き換える試みです。

    個人的な感想としては、IOWN1.0のAPN(オールフォトニクスネットワーク)は低遅延な通信として社会実装が容易に想像できますが、2.0以降の光電融合デバイスについては、どこまで実現すればどの程度恩恵があるのか、定量的なイメージが湧きませんで

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    2025年11月29日
  • IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

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    ・感想
    『IOWNの正体』は、データ爆発と電力コスト急増という現在の技術的課題に対し、NTTが「光による情報革命」で挑む壮大な試みを体系的に示した一冊です。光電融合やオールフォトニクスネットワークなど、目新しく将来的に重要になりそうな技術群が丁寧に解説され、技術好奇心を刺激します。ただし、技術としてはまだ実証・初期展開段階であり、「技術的詳細やロードマップ」を期待すると物足りなく感じる部分は否めません。同様に、ユースケースは紹介されているものの、読者をワクワクさせるほど鮮明にイメージできるインパクトには乏しかったという声もあります。

    総じて、IOWN構想を包括的に理解したいビジネスパーソンや

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    2025年07月20日
  • IOWNの正体 NTT 限界打破のイノベーション

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    ネタバレ

    金属の中を電気が流れることで通信をするという現在の技術は電力のロス、遅延が避けられない。フォトニック結晶というものをつかうことで全て光でのやりとりが可能になり消費電力は100分の1、遅延は200分の1になるという。

    遅延が短くなると世界が変わる、という話は4Gが出るときにも話題になったと思うが、結局はそれほどでもなかったような、、、IOWNが実用化されると自動運転や高所での工事機器の遠隔操作など、色々とインパクトがあるらしい

    ムーアの法則にそろそろ限界が見えてきているCPU設計などの極小の世界にもIOWNの応用は想定されており、クロックが上がっても消費電力が上がらないとか、冷却装置が必要な

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    2024年11月27日