西村正人のレビュー一覧

  • 「複雑系」が世界の見方を変える――関係、意識、存在の科学理論

    Posted by ブクログ

    帯に書いてある「読んだ後、目の前の風景は同じには見えない」まさにこの本を読む価値はこの言葉に尽きる。
    この本の中味を理解することが難しくても、読むうちに今まで当たり前だったものが崩れ、こんな見方もあるのかと納得できる話が沢山あって楽しく読むことができた

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    2025年08月01日
  • 「複雑系」が世界の見方を変える――関係、意識、存在の科学理論

    Posted by ブクログ

    ランダム性とか隣接可能性みたいな、「クラスの問題児」みたいな概念や現象がお気に入りだ。誰かの考える秩序や予定調和の中で生きる事が常に不愉快という事ではないが、予定表通りの人生は、配られた原稿の読み上げをただただ聞く講演のように眠くなる。

    複雑系は、単に事象を構成する要素を分解して解釈しようというアプローチに留まらず、それらの相互作用も変数として想定する。都市交通シミュレーションとか気象予測、人間関係だって複雑系と言えそうだ。

    ー もし細胞が小さな機械のように動作するとしたら、病気や怪我に直面したとき、体はあまりに脆弱だろう。細胞が治癒反応を見つけるために体内や周辺を移動する際の動作には、あ

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    2025年01月13日