さかとくみ雪のレビュー一覧
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ネズミが最初にライオンの国に行って、ライオンはねずみさんと遊びたかったんだけど、ねずみさんは食われると思っていたから逃げていた。
ねずみさんのお弁当のサッカーボールの形のおにぎりが本当は分けて欲しかったんだけど、ねずみさんはネズミの国にいたからネズミの言葉しかしゃべれないからライオンさんはライオンの国にいるからライオンの言葉しかしゃべれない。どっちもつうじていないということがわかりました。
サッカーの試合で、ねずみさんの方が最後は勝ってライオンが話しかけて、仲良くなって、ライオンの願いがねずみさんに通じてよかったなぁと思いました。
最後にライオンはライオンじゃなくて本当の人だったんだけどね -
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2025年度 読書感想文課題図書 低学年
ぼくたちはネズミのくにからライオンのくににひっこしした。パパのしごとのつごう。ライオンのくにはネズミのくにとずいぶんちがっていて、かえりたくてしかたない。かあさんがライオンごをしゃべれるようになったら、ぼくだけひとりぼっちだ。
でもね、ぼくにはリスのおともだちができたんだ。リスをばかにするライオンはゆるせない。サッカーなら、リスもネズミもライオンもかんけいない!しょうぶだ!
とても現実にあることと似ているなあ、でも、ライオンやネズミに擬態させて語られているので、大人もハッとさせられながら展開を楽しめます。 -
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10歳6ヶ月の娘
7歳6ヶ月の息子に読み聞かせ
2025年
低学年読書感想文課題図書
やっとこ手に取ることできた。
息子はすでに学校の図書室で
読み聞かせしてもらったとのこと。
なんだか転勤族の我が家には
共感というか
ちょっと重なる部分があって
そうだよなーと。
いままでの慣れ親しんだ場所から
全然違う環境にいくのは
ドキドキだ。
言葉が通じないならば尚更。
我が家は国内転勤だけど
やっぱり地方によって
方言があって。
学校で日常生活を送る子どもたちは
だいぶ大きい影響になってる。んだよなー。
だから、いろいろ考えちゃう。
いままでと違うからって
相手のことを決めつけないで -
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ネタバレ小2の子どもの読書感想文課題図書になっていたため一緒に読んだ。
子供向けだからといって「言葉がわからなくても一緒にスポーツすれば仲良くなれる!」みたいな単純な話になっていないことに好感を持った。
ネズミにライオンを怖く感じるなと言っても無理だし、ネズミのお父さんやお母さんが先にライオンの国になじみそうなのを見て悲しみや不安を感じるというのもとてもリアルだ。
我々が最初にできるのは、「ライオンのお弁当にはネズミが入っている」みたいな、負の想像や噂話を疑い、打ち勝つ意識を持つことくらいかなぁ、と思う。
ネズミ入り弁当妄想について、我々はネズミを全然笑えない。この社会の大人の間に現在進行形で存在する -
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2025年課題図書(小学校低学年の部)と言うことで読みました。
お父さんの仕事の都合でねずみのくにからライオンのくにに越してきたねずみは、ライオンが怖いし、言葉も分からなくて、学校に馴染めなかった。リスのくにから越してきたリスと仲良くなったが、2人とも自分の国に帰りたかった。
そんな毎日の中で、苦手なサッカーで笑われていたリスをかばって大声を出したネズミ。そこでライオンたちと勝負をすることに...
動物たちのメルヘンなお話だと思っていましたが、本当はお父さんのお仕事の都合で海外に引っ越しをした男の子のお話でした。確かに言葉が分からないと、ガァオーガァオー言ってるみたいに怖いと感じてしまうよ -
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色々な人がいる
多分、言ってることと思ってることに差があるから、ネズミのように引いてしまう
だから、、、、
落ち着いて
静かに話してくれないかな
見た目って皆、違う印象持つでしょう?
見栄はったりするよね
語気ってさ、あなたはそう思っていいかもしれないけど、あなたが思うことで語気に含む謂れはコチラにはないんだよ
だから、落ち着いて
静かに話してくれないかな
優しい言葉をかけてなんて言ってない
ただ、単純に落ち着いて
静かに話してほしいだけなんだ
そうしてくれるだけで、
世界はこんなにも変わる
既存の場所への新入りの気持ち
あなたにはわからないんだろ?
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ライオンのくにに引っ越してきたネズミ。言葉も考え方も姿かたちも違うライオンたちの中で生きてゆかねばなりません。
相手に対して決めつけてしまっているとき、
そして相手から決めつけられてしまっているとき、コミュニケーションは絶対にうまくいきません。私たちはどう糸口をみつけたらよいのでしょう。その答えはひとつではありませんが、文化の違いに立ち向かうネズミに勇気をもらえます。
絵本では主人公にどうぶつが描かれることが多いですが、強い、弱い、すばしっこい、のろい、そのどうぶつのイメージがあるから性格を想像しやすいです。最後のページは、自分の世界とおはなしの世界が繋がる、はっとするページです。