【感想・ネタバレ】ライオンのくにのネズミのレビュー

あらすじ

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【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】

父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。
使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?
「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

絵が可愛い。なかなか周りに心開けないネズミが、やっと口を開いたのが、友達守るためなのがいい。リスをわらうな!私お母さんなら嬉しくて泣いちゃうよ。それでもって話してみれば、ライオンはなかよくしたかったなんてさ。そうだよね、壁を作られたら近寄れないよね。でもネズミの気持ちはよくわかるんだけど。ネズミとリスに負けても意地悪してこないライオン、いいヤツじゃん。赤いネクタイしてるでっかいライオンにこの本読ませたいけど、きっとわかんないんだろうなー。

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2025年09月02日

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ネタバレ

ババの転勤でライオンの国へ行くことになったネズミ。ライオンの国は何でもかんでも大きくて馴染めずにいる。そんな時仲良くなったリス。リスはリスの国では女の子ができることは限られていると話す。そんなある日サッカーをやることになったネズミは、リスを守るためライオン相手に大活躍をして‥
いい話だった。私は好き

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

ネズミが最初にライオンの国に行って、ライオンはねずみさんと遊びたかったんだけど、ねずみさんは食われると思っていたから逃げていた。
ねずみさんのお弁当のサッカーボールの形のおにぎりが本当は分けて欲しかったんだけど、ねずみさんはネズミの国にいたからネズミの言葉しかしゃべれないからライオンさんはライオンの国にいるからライオンの言葉しかしゃべれない。どっちもつうじていないということがわかりました。
サッカーの試合で、ねずみさんの方が最後は勝ってライオンが話しかけて、仲良くなって、ライオンの願いがねずみさんに通じてよかったなぁと思いました。

 最後にライオンはライオンじゃなくて本当の人だったんだけどねずみさんも本当の人だったから、人同士でアメリカや中国の人たちの国へ行って言葉がちがってつうじなくても、気持ちがつうじあえばなかよくなれるっていうことなんだと思いました。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025 課題図書

ライオンのくにへ引っ越してきたネズミ。ライオンの学校に通い始めたけれど、言葉もわからない。大きなライオンはこわい。
毎日、不安でたまらないネズミでしたが…。
こわい気持ちばかりがつのるネズミ。でもライオンの本当の気持ちは?
勇気を出して向き合えば、大丈夫、理解し合える。違いがあって当たり前。そういう世の中であってほしい。子どもの世界も、大人の世界も。最後のページのように。
低学年の課題図書だけど、もっと上の子どもたちにも読んでほしい。

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2025年05月11日

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2025年度 読書感想文課題図書 低学年
ぼくたちはネズミのくにからライオンのくににひっこしした。パパのしごとのつごう。ライオンのくにはネズミのくにとずいぶんちがっていて、かえりたくてしかたない。かあさんがライオンごをしゃべれるようになったら、ぼくだけひとりぼっちだ。
でもね、ぼくにはリスのおともだちができたんだ。リスをばかにするライオンはゆるせない。サッカーなら、リスもネズミもライオンもかんけいない!しょうぶだ!
とても現実にあることと似ているなあ、でも、ライオンやネズミに擬態させて語られているので、大人もハッとさせられながら展開を楽しめます。

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2025年04月07日

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習慣や言語、人のからだの大きさも自分とちがう場所で過ごさなければならない不安な気持ちをとてもわかりやすく描いてる。たいせつなことは何?たくさんのこどもに読んでほしい本。

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2025年02月05日

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10歳6ヶ月の娘
7歳6ヶ月の息子に読み聞かせ

2025年
低学年読書感想文課題図書

やっとこ手に取ることできた。

息子はすでに学校の図書室で
読み聞かせしてもらったとのこと。

なんだか転勤族の我が家には
共感というか
ちょっと重なる部分があって
そうだよなーと。

いままでの慣れ親しんだ場所から
全然違う環境にいくのは
ドキドキだ。
言葉が通じないならば尚更。

我が家は国内転勤だけど
やっぱり地方によって
方言があって。
学校で日常生活を送る子どもたちは
だいぶ大きい影響になってる。んだよなー。

だから、いろいろ考えちゃう。


いままでと違うからって
相手のことを決めつけないで
相手のことを知ること
それは本当に大切だよね。

私は、この転勤生活
その土地その土地で
違いがあって
ルールがあって
良い点も悪い点も感じられて
おもしろい。

子どもたちも
そうであってほしいな。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小2の子どもの読書感想文課題図書になっていたため一緒に読んだ。
子供向けだからといって「言葉がわからなくても一緒にスポーツすれば仲良くなれる!」みたいな単純な話になっていないことに好感を持った。
ネズミにライオンを怖く感じるなと言っても無理だし、ネズミのお父さんやお母さんが先にライオンの国になじみそうなのを見て悲しみや不安を感じるというのもとてもリアルだ。
我々が最初にできるのは、「ライオンのお弁当にはネズミが入っている」みたいな、負の想像や噂話を疑い、打ち勝つ意識を持つことくらいかなぁ、と思う。
ネズミ入り弁当妄想について、我々はネズミを全然笑えない。この社会の大人の間に現在進行形で存在する問題だ。
最後の1場面については、私は不要かなと思った。
これくらいはっきり描かないと子どもにはわからないと思われた結果かもしれないが、すぐにわからなくても、そこまでの話で十分に子どもの中にとどまるものがあったと思うし、そういう効き方こそが子どもの頃に読む本の意義ではないかと思うからだ。

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2025年07月27日

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2025課題図書☆
こどもだから簡単に打ち解ける!
なんてことはないよね…
文化と言葉の壁が柔らかく表現されてて良き。

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2025年07月20日

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2025年課題図書(小学校低学年の部)と言うことで読みました。

お父さんの仕事の都合でねずみのくにからライオンのくにに越してきたねずみは、ライオンが怖いし、言葉も分からなくて、学校に馴染めなかった。リスのくにから越してきたリスと仲良くなったが、2人とも自分の国に帰りたかった。
そんな毎日の中で、苦手なサッカーで笑われていたリスをかばって大声を出したネズミ。そこでライオンたちと勝負をすることに...

動物たちのメルヘンなお話だと思っていましたが、本当はお父さんのお仕事の都合で海外に引っ越しをした男の子のお話でした。確かに言葉が分からないと、ガァオーガァオー言ってるみたいに怖いと感じてしまうよなーと妙に納得してしまいました。
ちゃんと正面を向いて聞けば、何となくでも言葉は伝わる。勇気を出せば道は開けると言うお話。

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2025年06月18日

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2025年度 読書感想文低学年課題図書

ライオンのくにに、家の都合で引っ越してきたネズミの家族。使う言葉も習慣も、体の大きさも違う彼らと分かり合うなんて………出来るのか?
不安でいっぱいなネズミは、ネズミのくにに帰りたいと思うが……
文量はそれほど多くはなく、絵は色が鮮やかでセリフに色がついたりしているページもあるので読みやすい。
『ライオンのくに』は本当に怖いところなのか?中学年が読んでも良い。

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2025年05月09日

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2025年度読書感想文 低学年の課題図書。
見た目やイメージで決めつけないで、ちゃんと相手のことを知ろう、という道徳的な内容。低学年にこの内容が理解できるかな…最後のページにしかけがあるのでわかるかな。

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2025年05月03日

Posted by ブクログ

なぁんだ。
そんなふうに見えていただけだったんだ。
確かに言葉が通じないって怖いよね。
体格が違うって怖いよね。

日本国内だけでいっても、関東圏だけだって訛りがあったり方言があったり。
地方に行けばその土地土地での言葉があって理解できないこともある。

でも分からないからって逃げてちゃいけないんだよね。
相互理解、お互いに歩み寄るのが大切ね。

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

色々な人がいる
多分、言ってることと思ってることに差があるから、ネズミのように引いてしまう
だから、、、、
落ち着いて
静かに話してくれないかな

見た目って皆、違う印象持つでしょう?
見栄はったりするよね
語気ってさ、あなたはそう思っていいかもしれないけど、あなたが思うことで語気に含む謂れはコチラにはないんだよ

だから、落ち着いて
静かに話してくれないかな

優しい言葉をかけてなんて言ってない
ただ、単純に落ち着いて
静かに話してほしいだけなんだ

そうしてくれるだけで、
世界はこんなにも変わる

既存の場所への新入りの気持ち
あなたにはわからないんだろ?

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

2025年低学年課題図書。ライオンの国に引っ越したネズミは、大きなライオンや新しい言葉など新しい環境に戸惑う。同じようにリスの国からやってきたリスと仲良くなるが、、、。自分の価値観に閉じこもり、相手を知ろうともしないで怖がって嫌がっていた自分の気持ちに気がついていくネズミが変わっていく姿は読者の子どもたちの心にも届くといいなと思う。

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2025年04月09日

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本文ラスト、「あーーーーこれかぁ」と納得させられた。
人種言語ジェンダー関係ない、グローバルな絵本だ。
途中、お父さんネズミとお母さんネズミのライオン化がリアルでゾクッとした(笑)

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2025年02月18日

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ライオンのくにに引っ越してきたネズミ。言葉も考え方も姿かたちも違うライオンたちの中で生きてゆかねばなりません。

相手に対して決めつけてしまっているとき、
そして相手から決めつけられてしまっているとき、コミュニケーションは絶対にうまくいきません。私たちはどう糸口をみつけたらよいのでしょう。その答えはひとつではありませんが、文化の違いに立ち向かうネズミに勇気をもらえます。

絵本では主人公にどうぶつが描かれることが多いですが、強い、弱い、すばしっこい、のろい、そのどうぶつのイメージがあるから性格を想像しやすいです。最後のページは、自分の世界とおはなしの世界が繋がる、はっとするページです。

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2025年01月24日

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ライオンの国に引っ越したねずみの気持ちは、どう変化していくのか。
最後は、あー!そういうことか…と納得。
読み聞かせるとなると、3年生にはちと難しいかな?勤務校の子たち幼いし…4、5年生なら理解できるかな。

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2025年01月17日

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ライオンのくにに引っ越したネズミの家族。使う言葉も
習慣も体の大きさも違う彼らは、お互いにわかりあう
ことができるのか?「優しさと勇気」についての
絵本としても、「国際理解協力」の教材としても
読める一冊。

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2025年09月19日

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ライオンとネズミとリスのお話
体の大きさ、食べ物、生活、言語、価値感の違いからかお互いの想いを通じ合えない

見た目や偏見の思い込みが先に来ると中々通じ合えないもどかしさがある。

ネズミはライオンの気持ちを知ろうとしなかった、その気持ちがやっとわかってきた。
そのことに気づいたら、ライオンはライオンじゃなかった。人間の子供たちだった。

最後の一ページを見てホッとした。

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2025年08月17日

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ライオンの国にひっこしてきたネズミ。ライオンの国は、こわいライオンばっかりで、なにもかも大きいし、ことばもちがう。もう帰りたい…。わかりあえなかったネズミとライオンが、分かり合おうとするまでをえがいたお話。

分からないからこわい。でも分かりあおうとするにはゆうきがいる。ネズミにも。そしてもちろんライオンにも。さいごに、こわいはずだったライオンがどんなことを考えていたかが分かってよかった。

アメリカにりゅうがくしているときのことを思い出した。ひとりぼっちで、まわりとちがう自分がいて、とりのこされたようなかんじがして、まわりの人がちょっとこわく見えた。

でも、りゅうがくせいがそういう気持ちになるって分かってくれる人たちもちゃんといて、「分かり合える」ような場をよういしてくれた。だから楽しく安心してりゅうがく生活のスタートを切れた。

この本では、そんなサポートなしに、ネズミとライオンが「しょうめん」からむき合って、ちゃんとかんけいをきずいていこうとしているんだから、すごい。

でも、みんながネズミみたいなゆうかんさをもちあわせているわけじゃない。だからやっぱり、ちがうところからやって来た人を気にかけることは大切だよね。ネズミだって、つらい思いをしていたんだから。

「ぼくは いままで しろうとしなかった ライオンの きもちを やっとしった。」P28

ーーー

さいごの1ページがあるおかげで、このお話を小さい子が捉えやすくなるのだと思うけど、子ども自身が自分にも関係あるものとして気づいてほしい気はした。

また、「もうライオンじゃなかった」という言葉には、ちょっと首を傾げた。ライオンであること自体に、少し否定的なニュアンスが出てきてしまうから。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

漢字 なし(ひらがなのみ)
フリガナ なし(ひらがなのみ)
文字の大きさ 中
長さ 短い(31ページ)
出版年 2024年
内容 言葉の分からない、体や声の大きさも違う「ライオンのくに」の学校に転入したネズミの子が、あるきっかけを通して周りになじんでいく物語。
感想 これまでと全く違う環境に飛び込んだ時に、周りとどうコミュニケーションを取っていくかというお話。ネズミくん自身の中にある恐れや誤解が、悪い先入観となってライオンとの間に壁を作っていた点に注目したい。(ライオンはさほど悪いことはしていない。)最後の一ページは余計だったかもしれない。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

大人の絵本。内容はいいし、子どもにも読んでもらいたい。課題図書になっているが、小学低学年には難しい。1、2年生に読み聞かせたが、多分…きっと…きちんと、伝わってないと思う。低学年ではなく、高学年に設定したら良いのでは?

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2025年05月21日

Posted by ブクログ

今年の青少年読書感想文コンクールの低学年の課題図書。
お父さんの仕事の都合でライオンの国にやって来たネズミ、言葉も、身体の大きさも、習慣も、何もかも違う。
仲良くなんてなれそうにない。
同じようにやっぱり元の自分の国へ帰りたいリス。
リスの国もネズミの国とはちょっと違うみたい。
動物達を通して多様性
描かれているようだ。
最後、なあんだ、そういうことか、と読み終えた。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パパの仕事の都合でライオンのくにに引っ越したネズミの家族。
ライオンのくにの学校に通い出したけれど、クラスメートはみんな体が大きいし、ライオン語はわからない…怖さと孤立感でいっぱい。でも、リスの女の子と仲良くなったことがきっかけでついに言葉を越えてライオンと気持ちが通じ合う。
子どもの方が早く順応すると聞く外国での暮らし。最初は気持ちや習慣ですれ違っても柔軟的に歩み寄って理解し合っていくからなのだろう。
9歳息子は最後のページに「え?え?」と混乱していたが、説明して自分の学校生活に重ねてわかってくれた様子。

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2024年12月15日

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