あらすじ
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【書店員が選ぶ絵本新人賞2024大賞作品】
父親の転勤でライオンのくにに引っ越したねずみの家族。ライオンが怖くて仕方がない子ねずみだったが、あることをきっかけにライオンと対決することに。
使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らはわかりあうことができるのか?
「優しさと勇気」についての絵本としても、「国際理解教育」の教材としても読める、幅広い層に届けたい1冊。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
ババの転勤でライオンの国へ行くことになったネズミ。ライオンの国は何でもかんでも大きくて馴染めずにいる。そんな時仲良くなったリス。リスはリスの国では女の子ができることは限られていると話す。そんなある日サッカーをやることになったネズミは、リスを守るためライオン相手に大活躍をして‥
いい話だった。私は好き。
Posted by ブクログ
2025 課題図書
ライオンのくにへ引っ越してきたネズミ。ライオンの学校に通い始めたけれど、言葉もわからない。大きなライオンはこわい。
毎日、不安でたまらないネズミでしたが…。
こわい気持ちばかりがつのるネズミ。でもライオンの本当の気持ちは?
勇気を出して向き合えば、大丈夫、理解し合える。違いがあって当たり前。そういう世の中であってほしい。子どもの世界も、大人の世界も。最後のページのように。
低学年の課題図書だけど、もっと上の子どもたちにも読んでほしい。
Posted by ブクログ
小2の子どもの読書感想文課題図書になっていたため一緒に読んだ。
子供向けだからといって「言葉がわからなくても一緒にスポーツすれば仲良くなれる!」みたいな単純な話になっていないことに好感を持った。
ネズミにライオンを怖く感じるなと言っても無理だし、ネズミのお父さんやお母さんが先にライオンの国になじみそうなのを見て悲しみや不安を感じるというのもとてもリアルだ。
我々が最初にできるのは、「ライオンのお弁当にはネズミが入っている」みたいな、負の想像や噂話を疑い、打ち勝つ意識を持つことくらいかなぁ、と思う。
ネズミ入り弁当妄想について、我々はネズミを全然笑えない。この社会の大人の間に現在進行形で存在する問題だ。
最後の1場面については、私は不要かなと思った。
これくらいはっきり描かないと子どもにはわからないと思われた結果かもしれないが、すぐにわからなくても、そこまでの話で十分に子どもの中にとどまるものがあったと思うし、そういう効き方こそが子どもの頃に読む本の意義ではないかと思うからだ。