令和ロマン・髙比良くるまのレビュー一覧
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分析力すごすぎ!
やはり、プロの芸人が、しかも分析力極めて高く、常に状況を読み取って対応する頭脳派の芸人が、笑いを分析するとこうなるのか、という圧巻の内容。
M-1には流れがあり、単独で面白いかどうかだけでは勝てない、被りや流れが勝敗に影響するということを2015年以降の各年について分析。概ね納得だが、いくら被りや技術派への慣れや飽きがあったとしても、私としては2018年の霜降り明星の優勝だけは(もう一つ付け加えるなら2021年の錦鯉の優勝もだが)納得がいかないとは思ったが。でも著者は霜降りの優勝こそが漫才の流れ、というかお笑いの流れを変えた重要トピックであったと評価している(被りの少なさや流 -
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ただ単にM-1二連覇してる人の脳内が気になって読んだ。人より劣ってることも優れてることもなくM-1しか役に立てないと思うくるまさんは自分を客観的に見ることができている人だと思った。役に立つためのお笑いの考察もやはり考え抜かれていて、地域性や今の流行り、流行りとは限らずお笑いに対して世間の考えはどう変わってきてるかなど、自分の考えに囚われずにこれも客観的に思考できていると感じた。お笑いが推し活化してるのはまさにその通りだと思った。そのため、寄席ではなく濃いお笑いファン層にみてもらえる会場の笑いが重要でそこを嗅ぎ分けないといけない重要性はそしにゃんと通ずるものがあった。どんなシステムのお笑いか考え
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M-1で評価を得るために、髙比良くるまが考えていることが書かれている。
具体的なコンビ名を挙げて説明しており、M-1やお笑いに詳しい人にとっては興味深い内容になっていると感じた。
同系統の漫才が続くと審査員に飽きられてしまい、系統を変えたほうが良いとのこと。漫才の分類には、しゃべくり漫才、漫才コント、システム系漫才(あるルールに則ってゲームを繰り返していく漫才とのこと)という分類があるようで勉強になった。
また、M-1の舞台でお客にウケルことも審査員の得点に影響する項目だったのかと驚いた。
東と西の漫才の違いについては「スピードの大阪、パワーの東京」といった説明があったが、その前に関西はツッコ -
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ここまで考えて、笑わせる、演じる
まさにM-1が「お笑い学会」になったと、達観して見れる「目」を持つ。
オンラインカジノなんかに手を出さなければ、天下とれてたのに。。。残念だ。
海外で日本のお笑いが受け始めた理由に「字幕」があったというのは興味深い。日本映画、ゴジラやショーグンが大ヒットしたのも、コロナ禍で字幕が当たり前のNetflix映画を見ることに抵抗がなくなったアメリカ人に刺さった!ということらしい。
粗品とくるまの対談も秀逸だった。
粗品は自分が売れて最速で天下を取りたい!
くるまはお笑い業界、テレビ業界を盛り上げたい「お笑い悪魔」。。。 -
Posted by ブクログ
M-1グランプリ2連覇という偉業を成し遂げた令和ロマンの頭脳、くるまの著書。ネットカジノ問題で吉本を退所する前のコラムを再編したもの。
個人的に令和ロマンのネタは2年ともM-1で優勝に値するほど評価していない。なんとなくいけすかない。そんなイメージを更に強固にさせるような内容だった。良くも悪くも。
粗品との対談が特に顕著で、粗品はキャリアも相まっていわゆるニンが出ている。文字を読んでいるだけでも粗品がどんな表情で、どんなテンポで、どんなテンションで話しているか容易に想像できた。でもくるまにはそれがない。本人も言っているように、自分がないのかもしれない。芸人として売りがないと言ってみたかと思えば