碧月はるのレビュー一覧

  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    解離性同一性障害の筆者の、日常をつづったエッセイ。

    この本を書き上げるのにどれだけのエネルギーが必要だったか想像がつかない。

    読んでいて、言葉を選んで書かれているなとひしひしと感じた。
    読んでよかったと思う。

    知識として知っていても、それはあくまでも外からの視点なので、こうして本人の内側からの視点を知ることができて、とても興味深く感じた。
    それと同時に、知っていると思っていた自分を恥じた。

    0
    2025年10月04日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    寄り添うより、まずは正しく理解をしたくてこの本を手に取りました。エッセイの中で色々な本の一節の紹介もあり、理解を進めるためにそれらも読んでいきたい。

    仕事でなく家族としての支援の仕方、難しいな。

    0
    2025年08月31日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    性的虐待の被害者であり、さらに性暴力被害者でもある著者。
    生き延びるための解離、虐待に起因する複雑性PTSD。苦悩しながらも、パートナーや周囲の人々、自身の守護者である交代人格の助けを借りながら、精神疾患とともに生きている。

    かなり壮絶で、被害自体の具体的描写はほぼないものの、読む人が読んだら結構危ない。トリガーになりそうだという自覚がある人は読まない方がいい。
    でも、世の中の性被害者に対する認識の甘さを思えば、どんな人にも読んでもらいたいものでもある。もしかすると、自分が被害当事者である人も、自分だけじゃないんだと思えるという意味では読む価値があるのかもしれない。支えてくれる人が側にいた方

    0
    2025年10月08日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    傷口は、塞がったかと思えば唐突にひび割れます。ぱっくりと割れたそれから流れ出すものを、日々少しずつ整理しながら、私は今日も言葉を紡ぎます。昨夜涙に溺れても、翌朝には朗らかに歌い、朝露に濡れる蕾を見て微笑んだりもします。幸福と絶望ら、同居しうるのです。
    ーおわりに 幸福と絶望は行き来する より


    過去の虐待体験などから解離性同一性障害を持つ著者による「日常」を綴ったエッセイ。
    読みながら苦しくなる時もありました。読みながら微笑むこともありました。そしていろいろと考えさせられました。
    痛みに苦しむこと、彼女を貶める人たちに傷つけられること、理解ある人たちに包まれ幸せを感じること、子どもたちの成長

    0
    2025年09月30日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    幼少期からの虐待が原因で解離性同一性障害とともに生きていてらっしゃる著者の日常を描いたエッセイ。

    目を背けたくなる経験をされていますが、著者が何を考え、周囲とそれをどのように乗り越えてきたのかが気になり、あっという間に読み終えました。
    息子さんやパートナーさんと、少しでも穏やかな毎日が暮らせることを願います。

    0
    2025年06月20日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    幼い頃からの両親からの虐待などで解離性同一性障害を引き起こした女性の日常を書いたもの。

    •••ですが、この本についての感想など、
    簡単には書けない•••
    私などが容易に想像できるものでもない。
    何を書いても、この碧月はるさんを苦しめてしまいそうで、とても怖い、そして難しい。

    お子さんと過ごしている時の様子が、一番心安らかに読めたかもしれない。
    彼女周りで、彼女を傷つけない、数少ない存在に救われる。
    また生活を共にするパートナーの方や、友人たちにも頭が下がる。
    私など、読んでいるだけで怖くなって竦んでしまう箇所もあったというのに。

    目の前で解離性同一性障害の方に遭遇した時、どう言う行動を取

    0
    2025年09月19日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    重い話だった。人よりいろいろな被害に遭いやすいのはなぜだろうと考えた時、自分は親に守られていたのだと痛感した。未成年の頃、私も詐欺被害にあいかけたが親が出てくれたので無事にすんだ。被虐待児で、親に頼れないというのは、今見えていること以上に不利益を被っているんだと思う。過酷な日々をおくらなければならないことは理不尽だし、言葉もない。

    0
    2025年02月13日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    虐待サバイバーの著者による、解離性同一性障害である彼女の日常を綴ったエッセイ。
    赤裸々な内容が、とても興味深く、読めた。
    作り物ではなく、リアルな日常が感じられた。

    タイトルが、なんとも素敵だった。
    タイトルの持つ意味。
    交代人格への感謝が表れていて良い。
    交代人格への愛情は、そのまま主人格の著者自身への自己肯定へ繋がっているよう。
    パートナーさんと出会えたこと、息子君達の誕生、友人との出会い、良かった。
    色々意見もあるけど、幸せに生きていってね、という気持ち。




    エントラップメント型性暴力の件、ここだけは、片方の意見だけを聞いて判断できるものではないけど、
    非常に悲しくて悔しくて、苦

    0
    2025年01月15日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    2024/11/25予約 2
    虐待被害者であり解離性同一性障害となった著者。以前読んだビリーミリガンを思い出した。当事者でない自分がわからなくとも知ることは大切だ。ご本人にしかわからない辛さがあるだろう、いいパートナーがいることは救いだと思う。

    0
    2024年12月10日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

    Posted by ブクログ

    感想
    あまり変わらない。優しくされても困るし、厳しくされすぎるのも嫌だ。そんな当たり前。どうしたら叶えられるのか。みんなで考え続ける。

    0
    2024年10月31日