いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

1,760円 (税込)

8pt

誰かに救われたり裏切られたりしながら、
世界への信頼を少しずつ取り戻していく。
幸福と絶望を行き来する
解離性同一性障害者の「普通の日常」。

「凄かった。読み終えると世界が澄みわたって見えた。生き延びて、なおかつ伝えることを諦めずにいてくれる碧月さんに心の底から感謝する。」
――村山由佳さん(作家)推薦!

【本書の内容】
虐待サバイバーで解離性同一性障害者。そんな過去や属性を聞いたとき、どう思うだろうか。怖い、可哀想、つらい過去を乗り越えた強い人、下手に関わらないほうがいい相手。あるいは、かつて「多重人格」とも呼ばれたこの病に、好奇の目を向けるだろうか。この社会では、正常とされる枠からはみ出た瞬間、一方的に判断され、傷つけられることが日常茶飯事である。

本書は、虐待サバイバーである自身の原体験をもとに、マイノリティの現状や課題について発信してきたライターが、主人格含む7つの人格と共に、パートナーにも支えられながら生きる「普通の日常」を綴った一冊だ。

“私は自分の言葉で、自分の日常を書きたいと思いました。幸福だった瞬間も、絶望した瞬間も。私という「人間」がこの社会で、あなたと同じように生きていることを伝えるために。読み終えたあとに、清廉潔白ではない、死に物狂いで生きている私の(私たちの)日常を、少しでもみなさんの心に残せたとしたら、この上ない喜びです。”
――はじめに 私の人間宣言

「交代人格」と共に、そばにいるパートナーと共に、この理不尽な社会に抗う様を記録した、気高きデビューエッセイ集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小説を読んでいるよう 書き手のスキルが高く表現が綺麗だ。それで地獄のような苦痛を和らげてくれてるのでどうにか読める。ただし、様々な被害を受けた経験のある方は読むのは控えた方が良さそう。
    ここまで辛い経験があるのに、人間の脳は生かそうとする仕組みがあるのだと思わせられる。特に解離性障害は、強い防衛能力

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    解離性同一性障害の筆者の、日常をつづったエッセイ。

    この本を書き上げるのにどれだけのエネルギーが必要だったか想像がつかない。

    読んでいて、言葉を選んで書かれているなとひしひしと感じた。
    読んでよかったと思う。

    知識として知っていても、それはあくまでも外からの視点なので、こうして本人の内側からの

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    寄り添うより、まずは正しく理解をしたくてこの本を手に取りました。エッセイの中で色々な本の一節の紹介もあり、理解を進めるためにそれらも読んでいきたい。

    仕事でなく家族としての支援の仕方、難しいな。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    性的虐待の被害者であり、さらに性暴力被害者でもある著者。
    生き延びるための解離、虐待に起因する複雑性PTSD。苦悩しながらも、パートナーや周囲の人々、自身の守護者である交代人格の助けを借りながら、精神疾患とともに生きている。

    かなり壮絶で、被害自体の具体的描写はほぼないものの、読む人が読んだら結構

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    傷口は、塞がったかと思えば唐突にひび割れます。ぱっくりと割れたそれから流れ出すものを、日々少しずつ整理しながら、私は今日も言葉を紡ぎます。昨夜涙に溺れても、翌朝には朗らかに歌い、朝露に濡れる蕾を見て微笑んだりもします。幸福と絶望ら、同居しうるのです。
    ーおわりに 幸福と絶望は行き来する より


    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    幼少期からの虐待が原因で解離性同一性障害とともに生きていてらっしゃる著者の日常を描いたエッセイ。

    目を背けたくなる経験をされていますが、著者が何を考え、周囲とそれをどのように乗り越えてきたのかが気になり、あっという間に読み終えました。
    息子さんやパートナーさんと、少しでも穏やかな毎日が暮らせること

    0
    2025年06月20日

    Posted by ブクログ

    幼い頃からの両親からの虐待などで解離性同一性障害を引き起こした女性の日常を書いたもの。

    •••ですが、この本についての感想など、
    簡単には書けない•••
    私などが容易に想像できるものでもない。
    何を書いても、この碧月はるさんを苦しめてしまいそうで、とても怖い、そして難しい。

    お子さんと過ごしてい

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    重い話だった。人よりいろいろな被害に遭いやすいのはなぜだろうと考えた時、自分は親に守られていたのだと痛感した。未成年の頃、私も詐欺被害にあいかけたが親が出てくれたので無事にすんだ。被虐待児で、親に頼れないというのは、今見えていること以上に不利益を被っているんだと思う。過酷な日々をおくらなければならな

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    2024/11/25予約 2
    虐待被害者であり解離性同一性障害となった著者。以前読んだビリーミリガンを思い出した。当事者でない自分がわからなくとも知ることは大切だ。ご本人にしかわからない辛さがあるだろう、いいパートナーがいることは救いだと思う。

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    感想
    あまり変わらない。優しくされても困るし、厳しくされすぎるのも嫌だ。そんな当たり前。どうしたら叶えられるのか。みんなで考え続ける。

    0
    2024年10月31日

いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

同じジャンルの本を探す