碧月はるの作品一覧
「碧月はる」の「いつかみんなでごはんを」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「碧月はる」の「いつかみんなでごはんを」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
性的虐待の被害者であり、さらに性暴力被害者でもある著者。
生き延びるための解離、虐待に起因する複雑性PTSD。苦悩しながらも、パートナーや周囲の人々、自身の守護者である交代人格の助けを借りながら、精神疾患とともに生きている。
かなり壮絶で、被害自体の具体的描写はほぼないものの、読む人が読んだら結構危ない。トリガーになりそうだという自覚がある人は読まない方がいい。
でも、世の中の性被害者に対する認識の甘さを思えば、どんな人にも読んでもらいたいものでもある。もしかすると、自分が被害当事者である人も、自分だけじゃないんだと思えるという意味では読む価値があるのかもしれない。支えてくれる人が側にいた方
Posted by ブクログ
傷口は、塞がったかと思えば唐突にひび割れます。ぱっくりと割れたそれから流れ出すものを、日々少しずつ整理しながら、私は今日も言葉を紡ぎます。昨夜涙に溺れても、翌朝には朗らかに歌い、朝露に濡れる蕾を見て微笑んだりもします。幸福と絶望ら、同居しうるのです。
ーおわりに 幸福と絶望は行き来する より
過去の虐待体験などから解離性同一性障害を持つ著者による「日常」を綴ったエッセイ。
読みながら苦しくなる時もありました。読みながら微笑むこともありました。そしていろいろと考えさせられました。
痛みに苦しむこと、彼女を貶める人たちに傷つけられること、理解ある人たちに包まれ幸せを感じること、子どもたちの成長