小沢慧一のレビュー一覧

  • 南海トラフ地震の真実

    Posted by ブクログ

    昨日見た今日の天気予報は90%
    今朝の天気は快晴
    予期せぬ自然災害に確率を出すことの意味は

    30年、70〜80%という数字が一部の人(それも政府や学者)の欲を満たす為に作られたものならば、それで被害を受けた人たちはたまったもんじゃない。

    結局どんな人も己が1番可愛いんだよな…

    0
    2024年06月02日
  • 南海トラフ地震の真実

    Posted by ブクログ

    誰が悪いとし話を小さくせず構造的な視点や現状に問題がある様に読めるのは良かったと思う。
    地震大国日本ではどこが安全という事はなくせいぜい沿岸部や低地などで津波の被害が大きいかどうかだろう。

    むしろ、では防災の適切な予算は?
    というとかなり難しい問題になる。
    完璧は難しい中でベターにどれだけのお金をかけるのか? という感じ。

    0
    2024年03月26日
  • 南海トラフ地震の真実

    Posted by ブクログ

    やや、大げさなところもあるが、地震の想定が不必要に重視されていたことがよく分かった。
    能登の地震でも地震が少ないと企業を誘致していた実態もあり、そろそろきちんと科学的に見直すべきだと思う。
    予算の話は観測網を整理するためだと思えば出すべきだと思う。

    0
    2024年03月03日
  • 南海トラフ地震の真実

    Posted by ブクログ

    2023年12月末に読んだのだが、読み終わってすぐの2024年元旦に、本書の指摘通り、地震発生確率が相対的に低くされて若干安心していた地域で大地震が発生してしまったのでそのタイミングに驚いた。

    本書は、毎日新聞記者による「南海トラフ地が30年以内に80%の確率で発生」という予測数字の真実に迫るドキュメンタリー。この数字が科学的にはかなりいい加減であり、かつ政治的に決定されているのか、と言うのが明らかになります。いったん発表した高い確率を、その後の研究でそんなに大きくないと分かっても、下げて発表はできない、というのも大人として分からないでもない。中堅の研究者なら驚くよりも「ありそうなこと」と思

    0
    2024年02月01日
  • 南海トラフ地震の真実

    Posted by ブクログ

    仕事柄、南海トラフ地震の発生確率70〜80%という数字は、当たり前のように使っていたが、改めて数字の持つ重要性に気付かされた。政府の思惑のまま、この数字が使われていたと思うと、自らも政府の犬として、飼われていたと感じ、すごく腹立たしくなった。これからは慎重に使うべきだと感じた。

    本作者は現地まで足を運び、相当な苦労をかけ、情報を積み上げ、この本を書き上げた。なぜ、政府の役人たちは、目の前の利益、立場とかしか考えず、国民の思いが見えないのか。ジャーナリストの偉大さと、役人の愚かさを思い知った。

    0
    2024年01月30日
  • 南海トラフ地震の真実

    Posted by ブクログ

    2024年1冊目
    日本のどこかで地震が起きるたびに「次は南海トラフ」、そう言われ続けてきたが、そもそもの前提として30年確率が言わば水増し状態にあったことを明かした本書。中日・東京新聞の記者が、本職の片手間で取材し尽くした。古文書も読むし、地震学にも触れるし、科学ジャーナリストというのは大変な仕事だなあと、、災害報道を専門にするには途方もない勉強が必要だと感じた。

    0
    2024年01月05日