アラン・フラドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレここ2、3年、大戦中の女性の活躍を描いた小説が多く出版されている気がする。
私も何冊か読んだが、このブック・スパイが一番面白い。
主人公の一途さ、スピーディに進むストーリー、生き生きとした登場人物、自然と感情移入ができてとても読みやすかった。
スパイとしての行動は出来過ぎだが、そもそも、派遣されるために取った行動自体がその布石で、素質があったということか。
史実に基づいたエピソードも含まれるということ。
が、それを踏まえても、飛行機事故はなにか唐突。本文の文脈には関連がなく(敵国の陰謀かと思ったが、そんなこともなく…)、生き残った奇跡も軽く扱われていて、ちょっと残念で、この点でマイナス1。 -
Posted by ブクログ
時は第二次世界大戦下。アメリカで司書をしているマリアが、ちょっとびっくりする方法で司書の諜報員になりリスボンへ。そこでの任務は、焚書から重要な本を守ること。と見せかけて、枢軸国の新聞や本を集め、マイクロフィルムに収めること。(本を送ると嵩張るのでフィルムにする)
その流れの中で、ナチスのユダヤ人迫害から逃げるユダヤ人を命懸けで援助するティアゴと知り合う。
当初、司書はスパイ活動には手を出さない決まりだったが、仕事を続けるうち、新しい任務を任され、マリアはなんと二重スパイに。
2人は戦争を終わらせるため、それぞれの立場で戦っていく。
いつバレるのかとハラハラな展開だった。この物語はフィクション