木村龍之介のレビュー一覧
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『「明日へ、また明日へ、また明日へ、」』
シェイクスピアといえば正直
映画『恋におちたシェイクスピア』
コニー・ウィリス著『ブラックアウト/オール・クリア』
野田秀樹著の戯曲諸々
井上涼作詞作曲『オフィーリア、まだまだ』
あたりで間接的に触れたことがあるだけで、何も分からないまま、不意の思いつきでこちらの本を手に取った。
プロローグでシェイクスピアについて「誰もが14歳の気持ちになってしまう恐るべき力を持つ」と書かれているので、安心して、ものすごく素直に読むことができた。
喜怒哀楽や善悪や美醜、それに愛憎。この世界を作る何もかもを、うねり満ち溢れ迸る力そのものを、膨大な言葉に移し変えて遺してくれた人と。
遥か先でそれを受け、更に次へと繋げる人と。
人間は面白い、と言っていいのだきっと。何があっても。
実際の14歳は遠く過ぎてしまったけれど、私には、今だった。
出会えたことに感謝。 -
Posted by ブクログ
大学生の頃、英文学を専攻し、卒論のテーマにシェークスピアの作品を選びました。旅行先の書店でたまたま見つけて、購入しました。本書は6つの章に分かれていますが、面白かったのは、「翻訳の時間」です。ここでは著者と翻訳家の松岡和子さんの対談が掲載されています。その中で、大学で、作品の原文、直訳、翻訳の3つを並べて、感想を書いてもらうという授業をしているとか、「マクベス」の、1623年に出版された本の原文を発見したことで、翻訳の一部を変えたという話があり、興味深く読むことができました。また、時間を作って、シェークスピアの作品を読みたいと思いました。シェークスピアが好きな人におすすめです。
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Posted by ブクログ
14歳の少年少女を視野の中心に据え、シェイクスピアの楽しみ方へと導いてくれる本。もちろん大人が読んだってオッケーです。
「ことば」「物語」「PLAY」「演出」「タイムトラベル」の5章構成、そして課外に「翻訳」。
得意なことが定まっていなくても、誰でもどれかひとつは「これちょっとやってみたいかも」「自分にはこれが向いてるかな」と思えそうな入門書になっているところがステキ。
悲劇は「全員死ぬ」、喜劇は「結婚してハッピー!」だいたいこれです、というざっくりにもほどがある説明。いや、いいです面白いのでまあ、どんどん行っちゃって。
リチャード3世にぶつけられまくる「絶望して死ね!」パンチラインが強すぎる。「よぼよぼのおじいちゃんを嵐の中に放り出したことがありますか?」いや、ないです、普通ないよ!これは「リア王」の紹介文。
「PLAY」の章が、考えたこともやったこともなくて発見の連続。読むときに、どこにブレスを置くかを意識する。それだけで演技の第一歩。そーなんだ。感情表現とか憑依とか、とりあえずしなくていいんだ!
「。」と「、」の扱いの違い。言葉を言いきるまでに息を吐ききることでパワーを込める。こんなのは演劇だけでなく、普段の音読やプレゼン、スピーチでも使えそうなテクニック。覚えておこう。
そして、読んだらシェイクスピアを読みたくなります。金子國義さんが表紙を描いた角川文庫版が好きで、昔、何冊か集めた記憶。Tシャツ姿のハムレットに、Destiny‘s Child みたいなマクベスの魔女のカッコよさ。検索したら今もあるらしい。新訳になってるの?この本で薦めている訳者さんとは別の人だけど、未読のものも多いし、また集めてみようかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ ハムレット
生まれ落ちると泣くのはな、この阿呆の檜舞台に引き出されたのが悲しいからだ(リア王)
さあ、ありったけの元気を奮い起こせ。朝が来なければ夜は永遠に続くからな。(マクベス)
Words,Words,Words (ハムレット)
絶望して死ね (リチャード3世)
ああ、(あの人は)松明に明るく燃えるすべを教えている!(ロミオとジュリエット)
あの手をつつむ手袋になりたい (ロミオとジュリエット)
おまえもか、ブルータス(ジュリアス・シーザー)
きれいは汚い、汚いはきれい(マクベス)
用心しなさい、将軍、嫉妬というやつに。こいつは緑色の目をした化け物だ(オセロー)