白石朗・訳のレビュー一覧

  • コロラド・キッド 他二篇

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    コロラド・キッドのあとがき、すごく良いです。ミステリファンはこの作品をつまらないと感じるかもしれませんが、私は好きでした。キングの「謎」と「物語」への思索が詰まっていると思います。アメリカの田舎の海辺の町と、そこに住む人々の描写も好みです。
    他2篇もクオリティが高かったです。叙情性と心理描写がしっかりしていると、ストーリーテリングの良さが際立ちます。

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    2025年06月16日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    やっぱりキングは面白い!一作目は相変わらずキャッスルロックの人はモーと思ったり、でもラストに切なさもあり。恐怖要素は薄めだけれど、しっとりとした味わいにある作品で良かった。キングはホラーで好きになったけれどこういうのも楽しめるようになってきた。

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    2025年05月07日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    三者三様、それぞれに違った面白さがあるまさにキングにしか書けない作品が揃ってる!

    表題作『コロラド・キッド』は謎の死体を巡る一種のミステリーで、最初から最後までズーッとワクワクしながら読めた。

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    2025年04月14日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    「浮かびゆく男」2018年、「コロラド・キッド」2005年、「ライディング・ザ・ブレット」2000年。
     キングの中編小説3本を収めた作品集で、一番長い「コロラド・キッド」は邦訳で200ページもあり、日本では普通に長編小説で通る長さ。一番短い「ライディング・ザ・ブレット」でさえ80ページほどある。
     この3編を私が5段階で評価するとしたら、順に5点満点、3点、4点。
     とにかく巻頭の「浮かびゆく男」が素晴らしい。
     見た目や体積が変わらないのに体重がどんどん減ってゆく男性の、不条理なホラーSFで、合計20キログラムのダンベルを持って体重計に乗っても体重の数値は変わらず、人を抱きかかえてみるとそ

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    2025年03月22日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    ネタバレ

    「浮かびゆく男」
    風船の男の子の話を思い出す。ポップアートだっけ?
    でも良い話。

    「コロラド・キッド」
    結局ダークタワー案件?
    会話から事件の洗い出しがされてて面白い。
    人間の力だけでも可能という説になってるが、やっぱダークタワー案件?

    「ライディング・ザ・ブレット」
    面白いな。母親と息子の複雑な関係。愛はあるけど、保身もある。
    ハッピーエンドに終着して良かった。

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    2025年03月17日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    表題作コロラド・キッドはオチにはふえええ?と思ったけどただオジサン2人が若い女の子に大いに脱線しつつコロラドキッドについての話を言い聞かせているところを自分が勝手に横から聴いていただけと思えばまあまあ面白かったです。

    浮かびゆく男は物理的に浮かびゆくのと2000年代の保守的な町キャッスルロック(!)からも価値観的に浮かびゆくというダブルミーニングなところが大変良かったなと思いました。

    ライディング・ザ・ブレットはなんかすごい怪談だったなと思ったけどすいません印象が薄いです笑。

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    2025年01月13日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    特に表題作はね、純文学ですよね、これは。浜辺に出現した死体の事件を、老いた地方紙の記者ふたりが若い女性インターンに語って聞かせるのだが、謎は解けず、だけど海辺の街の香り、人が人に伝えていくべきこと、受け取るべきことが描かれてて。さすがキングですよ。

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    2025年01月01日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    浮かびゆく男/コロラド・キッド/
    ライディング・ザ・ブレット

    ≪男≫
    スコットの不思議な体重減少
    何を着ていても何を持っていても目盛は同じ
    いつまで減るの?なぜ浮かぶの?
    体重は減らしたいが浮かびたくはない

    ≪キッド≫
    二人の記者の想いが残る事件
    被害者はコロラド・キッド(仮)
    二人の話を聞きながらステファニーは質問し、意見を言う
    考える調べる 々々 記者になれるかな

    ≪ブレット≫
    語り手はアラン・パーカー
    母 緊急入院の連絡を受け病院へ
    ヒッチハイクの道中に起きたことは
    怖い と思うのに文字から目が離せない

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    2024年10月31日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    エモすぎて心臓を掴まれまくり!スティーヴン・キングの中編短編3作を収めた作品集 #コロラド・キッド

    ■はじめに
    スティーヴン・キングの中編2編と短編、計3作を収めた作品集。巨匠キングのパワーを感じられる内容で、ドエンタメをベースしながらホラーや超自然的現象もある。短いお話ながらどれもエモさも抜群で、心臓をぎゅと掴まれること請け合い。

    本作に収められている作品は、これまで手に入りづらかったとのことですが、どれもキングらしくて面白い! どれも気軽に楽しめ作品ばかりなので、未経験の方にもオススメですね。

    ■各作品のレビュー
    ●浮かびゆく男
    なぜか体重が徐々に少なくなって初老男性。体調変化に憂慮

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    2024年09月27日
  • コロラド・キッド 他二篇

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     スティーブンキングは映画の作品を数作観たことはありましたが、小説は初めて読みました。

     面白かったです。
    3作収録されていますが、どの作品も毛色が異なり、どれも読み応えがありました。

     今後、スティーブンキングの作品が本棚に増えそうです。

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    2024年09月18日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    キングのデビュー50周年を期に、日本オリジナルで編まれた作品集。初訳の「浮かびゆく男」、新潮文庫で訳出されたが非売品だった表題作、アーティストハウスから単行本として刊行された「ライディング・ザ・ブレット」の3篇を収録している。
    ぼくにはどれも初読で新鮮だったが、リチャード・マシスンへのオマージュに満ちた「浮かびゆく男」がたまらなくおもしろかった。表題作は意外な謎解きミステリーだがいまいち、「ライディング〜」はキングらしい作品ではあるものの満足度は低い。

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    2025年02月02日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    期待してたから残念、と言うか期待値高めに臨んだ私が反省。
    3編になる中編集。面白かったのは「浮かびゆく男」あり得る様なリアルな日常を描いててゾワッとした。表題作のコロラドキッドは私の読解力では分からなかった。

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    2024年11月03日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    不思議な感じの短編集。「浮かびゆく男」は近所の人達との関係が良くなっていく部分が心温まった。「コロラド・キッド」は消化不良。「ライディング・ザ・ブレッド」は怖かったり、母親がどうなってしまうのかとかでドキドキした。

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    2024年10月27日
  • コロラド・キッド 他二篇

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    浮かびゆく男
    収録されている3作品では一番ウケはいいだろうなぁと感じた。普通に生活していたら思いつかないような設定で、どうなるのかずっと気になる。

    コロラド・キッド
    たしかに賛否は分かれる作品だと感じました。
    でもこの終わり方こそが、この作品でも伝えていたことではないかと。

    ライディング・ザ・ブレット
    親に久々に会いに行きますか。

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    2024年10月17日