香月せりかが2026年に書き下ろした長編小説。鎌倉にある寄宿制の藤見女学校を舞台に地味で目立たない文学少女の早都子と美しい転入生の夢乃が友情を育むシスターフッド作品。大正×鎌倉×女子寮というキーワードと表紙イラストからキラキラしたお話かと思ったら、かなり重めなお話でした。主人公2人を取り巻く大人たちが寮母のキエさん以外、全員クズすぎです。経済状況は別にして、家庭環境が似ている2人が少しずつ打ち解けていく展開は王道で期待を裏切りません。震災や戦争の影響で、2人がどうなってしまうのか最後までハラハラしました。