古河郁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書のタイトルに惹かれた。帯の内容にもかなり
知的な刺激をもらった。偶然見開いたページに記載されていたキーワードが、衝撃的だったことを憶えている。
本書は、全部で4章から構成されている。微視的な視点から巨視的な視点へと、章が進むにつれて徐徐に対象に対する拡がりを持たせ、筆者の言わんとすることが垣間見えた気がする。
この本は、天文学や物理学、数学等に係る74項目のキーワードを紹介している。
衝撃的だったのは、『9次元空間』である。知覚できない世界ではあるものの、古くはギリシャの時代から今に至るまでの実に2,000年以上も議論がなされているようだ。
その他にも、『仮想粒子』や『ダークマター』等の
気になる用語も本書に盛り込まれている。
天の川銀河とアンドロメダ銀河とが合体することによって新たに生まれる巨大銀河のことを『ミルコメダ』と呼ぶらしい。本書によれば、60億年後に『ミルコメダ』は、生成されるようだ。
銀河系に存在する地球という惑星に住む私たちは、宇宙が織り成す遠い未来に思いを馳せてしまうだろう。
なお、筆者が推薦図書として紹介してくれる書籍は、カバーも美麗で、内容も興味深いものばかりという印象だ。
横断的網羅的に紹介してくれる本書は、巻末に記載の参考文献も参照することにより、さらなる知の海へと誘ってくれるはずだ。 -
Posted by ブクログ
カタカナの理系用語が普段使う語彙になく、響きがちょっと非日常で、それをイラストにしてイメージを膨らませてくれるところがいい。
トリチェリのトランペットとか。
原子の語源に言及したり、ガラスを「動きの止まった液体」と表現したりとか、文系が読んでも飽きない文章で書かれていると思う。
「有限の体積をもつにもかかわらず、無限の表面積をもつ図形」なんかは
「人生限り有り 名は尽くる無し(徳川 斉昭)」じゃないんだから、とツッコミたいくらい。
“非ユークリッド幾何学”では橋爪大三郎氏『はじめての構造主義』を思い出したなあ。
理系の人達も仮説を立てて実験して論理を組み立てている。
その仮説を立てる過程は本書の表現を借りれば「手掛かりの少ない昔の人々は、「物語」を作って疑問に立ち向かいました。」
「普段「物語」を愛好している皆様に、こんな素敵な「物語」もあることを知ってほしい。
そんな思いからこの本を作りました。」
だそうだ。
読者ターゲットは物語愛好家だった!
尚、他の本で「火星の夕焼けは青い」というのは知っていたけど、(『宙わたる教室』かな)
本書では地球の夕焼けと火星の夕焼けを並べた絵になっていて視覚的にとてもいい。
あと、正多面体は5つしか知られていなかったのに星型正多面体が発見されたのとか面白い。
・約8.5億年前は1年の日数は400日ほど。当時の地球は現在よりも速く自転していた
・アンドロメダ銀河は1秒間に約100kmの速さで近づいていて、約40億年後にぶつかる
こういう机上で構築されるでっかい話も大好き。 -
Posted by ブクログ
宇宙、科学、数学分野のトピックを見開き1ページで紹介している本。片側1ページは様々なイラストレーターさんがトピックに関連したりインスパイヤされたイラストを描いており、パラパラ捲るだけで楽しい本。図鑑とあるので勝手にハードカバーだと思っていたらソフトカバー。
シュレディンガーの猫や相対性理論等、勿論片側1ページでは説明しきれないものが多い。その場合は個別に調べるというきっかけになるし、もっと知識を深めるためにお勧めの本もあげられている。全体的には科学についてライトに、楽しく読むのにいい本だ。一気に速読するというよりは、夜な夜な1ページずつ捲って読んでいきたい本。是非紙の本で手元に置いておきたい。