ジーン・パスリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小泉八雲の生涯を描いた小説。
著者の綿密な取材により小泉八雲が生きた明治初期の日本の情景がありありと目に浮かぶ。
自己主張をせず、一歩引いて夫を立てるという妻セツの献身的な振る舞いからは古き良き日本人らしさが感じられ、そんな妻に次第に心惹かれていく八雲の思いが丁寧に綴られている。
また、八雲は、日本人の死者との向き合い方に特に惹きつけられた。お盆やお墓参りなど日常の中で死者に手を合わせ、忘れることは死者を苦しめることという考え方に感動をする。
日本の伝統や日本人の考え方が外国人である小泉八雲の視点から描かれることによって、日本人の良さを知り、日本人であることを誇りに思い、自分もそうありたいと思 -
Posted by ブクログ
小泉八雲の日本での14年間を史実、手紙、著作などから小説として組みなおしたフィクション・バイオグラフィーである。作者はもともとテレビの脚本家らしく、日本に来るまでの八雲の不遇の40年間と日本上陸後の安定した14年間をうまく対比させて表現していた。
八雲の人生は、西欧と日本という異なった文化の間にかかった橋を行ったり来たりしているようなものだったのだろう。橋を行ったり来たりしているあいだに周りの風景も違って見えてくる、行くたび、帰るたびに新しい発見がある、という感覚。おそらく14年間毎日毎日そんなふうに過ごしてきたのだと思う。八雲自身はさまざまな文化を行き来してそれぞれの本質に近づき、形のない -
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『ばけばけ』が面白くて
小泉八雲について書かれている本を読んでみたいと思っていたら貸してもらったこちらの本
小泉八雲さんに、興味津々です
こんなにも、古来の日本を愛していたのかと
私は日本で生まれて、日本で育った
間違いなく日本人だけれど
自分の国のことをこんな風に愛したことは今までにないし、これからもないかもしれない
神々の国であることは、それでもなぜか私の心には根付いていて
八百万の神はいると思っているし、無くしたくない風習や伝統もある
時代に合わせて変わっていくものもあるけれど
変わってほしくないものもある
中から見るだけではわからない
外から見た日本
自分の国のことでも、案外