サイモン・モックラーのレビュー一覧

  • 極夜の灰

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    前半は進展無いものの中だるみすることなく後半の二転三転する展開に上手く繋げている。いろんな伏線が自然に回収できており読んでいても無理矢理感は無く記憶に残るストーリーは良かった。

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    2025年11月10日
  • 極夜の灰

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    途中でなんとなく推理ができてしまっても尚、ちゃんと最後まで面白い最高のミステリー。
    展開も読後感も良い。
    読んでいる間とっても寒いが、これは真冬に読むのがおすすめ。
    年末年始にこたつで一気読みしたい本。

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    2025年11月08日
  • 極夜の灰

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    わあ、面白かったよ。久々にページをめくる手が止まらなかった。北極圏のアメリカ基地で火災が発生、2人が亡くなり、1人は重度の火傷を負ってしまう。一体、基地で何があったのか、精神科医のジャックが、生き残った1人と向かい合い、話を聞こうとするが・・・。
    1967年暮れ〜1968年2月まで、時系列に淡々とストーリーが紡ぎ出されていく。太陽が顔を出さない、凍り付く暗闇の世界。そこに3人が取り残された。想像するだけで頭がおかしくなりそう。
    途中、ジャックがミスリードされている?やばいかもと心配になったが、どんでん返しが繰り返し起こり、一気にラストまで読んでしまった。ネタバレになりそうで、あまり書けないが、

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    2025年11月05日
  • 極夜の灰

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    中盤までは、硬派で地味なお話だと思った。私が尊敬する人がお勧めした作品でなかったら、読むのをやめてしまっていたかも知れない。

    中盤以降は最高にエンターテイメントじゃあねぇか! と興奮して叫びだしたくなるくらいにエンターテイメントしていやがった。全部伏線だった。読み進めるほど加速度的に面白くなるタイプのスタンドだった。

    主人公が賢くて勇敢で、常に悲しみを抱えていて煙草が似合って最高なんだ。実写化の際はマッツ・ミケルセンでお願いいたす。

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    2025年09月15日
  • 極夜の灰

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    ネタバレ

    4.6くらい。

    面白かった。
    ミステリー小説でスリラー寄りだったが、ちゃんとミステリーはしてた。ミステリーファンなら気付く違和感があり、そこにニヤリとする楽しさがあって良かった。

    最初のコナーの正体については、演劇部在籍だった事実から、これは演じてる可能性があるなたとなるし、輸血がうまくいかなかったのは、現場の医者気付けよだし、病室に出入り出来ちゃうのもセキュリティどうなってるんだ、という突っ込みはあるが、年代のせいもあるし、スパイが暗躍している設定なので、まあ誤魔化されてあげようという気持ち。面白かったし。

    本当のコナーが生きている設定だったのも良かった。主人公のジャックがあちこち聞き

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    2025年06月11日
  • 極夜の灰

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    閉じられず2日で読み終わり。時代設定もよく、事件の展開もテンポ良くてのめり込めました。グリーンランド、あまりに過酷な環境で、このようなところで生活する方の体力と精神力が想像つきません。サスペンススリラーというジャンルなんですかね。これからも読みたいです。

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    2025年03月14日
  • 極夜の灰

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    最高のサスペンススリラー。頭キレッキレのサイコパス殺人鬼。北極の軍事基地で起きた火災により2人が死亡、1人が重傷。不可解な点の多いこの火災の謎を暴けるか!主人公は精神科医ジャック。生き残った1人への聞き取り、軍関係者や有識者への聞き取りにより、全体像を掴めていくが、事態は一変!!驚きの展開が何個も!!起・承承・転転転・結くらいに盛りだくさんで面白かった。

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    2025年02月27日
  • 極夜の灰

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    50年以上も前、冷戦下。
    まだ携帯電話もインターネットも
    防犯カメラも普及していないような時代。
    事件そのものも単純で
    要のトリックもありふれたもののはずなのに
    いや、だからこそ
    自分で勝手に結末をつくり上げてしまい
    そのとおりに易々と導かれ
    惑わされ、騙されてしまったのかもしれない。
    謎はとても深く、二転三転し
    最後の最後に真実を突きつけられたときは
    まさか!と声が出てしまった。
    「ひとがそれを真実だと信じたくなるのは
    自分でそれを
    暴いたかのような気持ちになるからだ」
    とあったけれど
    本当に、まさに、それ。

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    2025年02月23日
  • 極夜の灰

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    ネタバレ

    サイモン・モックラーの日本初邦訳。
    大人向けの小説はこれが初めてとのこと。

    北極圏の米軍基地で火災が発生し、2体の焼死体と大火傷を負った隊員が発見される。精神科医のジャックは、CIAの友人から大火傷を負った隊員から状況を確認して欲しいと頼まれ。。。

    手堅くコツコツと進む中盤までと、終盤のツイスト加減が非常に良くできている。中盤までの展開は非常に地味ながらも、出てくる人物が全員怪しく、また誰もが嘘をついていそうで、全く安心できない。そこからの終盤に向けた畳み掛けは見事で、結構予想外のところに着地する。

    シリーズ化はしないと思うけど、他の作品も気になる作家。ただ、帯などで読ませないといけない

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    2025年02月07日
  • 極夜の灰

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    なんて表現したらいいんだろう……あまり期待してなかっただけにめちゃくちゃ面白かった!
    書店で何気なく手に取った私の引きの強さを褒め称えたいくらい、久々に響いた1冊です。

    いくつかの伏線は回収できてないとはいえ、なんとなく結末が見えてきた…と思ってもまだ半分ほどページが残ってて。その後の展開に、そうきたか!と思ってもまだ3分の1ほど残ってる……
    この先あと何が続くのか?と思いきや、最後の最後でまさかの展開。
    何でもない見逃していた文章が実は伏線だったりして、何度も騙されて何度も驚かされて、よくできたストーリーだなぁと感心させられました。

    また忘れた頃に読み返したいです。

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    2025年01月17日
  • 極夜の灰

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    KOJI10を聴いて知った本。ヒデミス2024にも選ばれている。
    活字を読むと眠くなるくせに本を読みたい欲はあるという厄介な体質。最近少し読めるようになってきた。
    そんな自分が昨年末に買って今日(1/12)に読み終えるのは超異例。それくらい面白かった。
    次回作にも期待。

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    2025年01月12日
  • 極夜の灰

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    素晴らしい! 最近読んだ中で断トツ!
    やけにページが残っているなあ……と思っていたら、そうくるか!
    いや〜、面白い!

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    2025年01月11日
  • 極夜の灰

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    非常にテンポの良い話の進み方で読みやすい。
    どんどん先が気になるので読んでいて飽きず、ラストの終わり方も心地よい。

    主要な登場人物が少なく(事件の当事者は3人のみ)、すでに起こった事件に対して解明していく話なので、風呂敷が広がりすぎず、わかりやすかった。

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    2025年10月20日
  • 極夜の灰

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    見つかった2人の遺体
    そして、側にいた記憶喪失の男


    面白かった!!!
    ミステリー小説でありながらも、怒涛の展開で繰り広げられる物語に目が離せません。

    テンポ感も良く、読んでいる人たちを惹き込む力があると感じました。

    起承転結、全てがしっかりしていると思います。

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    2025年09月07日
  • 極夜の灰

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    小島監督のコメント帯に釣られて読みましたが、なるほどこれは面白い。

    2つの死体の損壊具合の差、輸血の拒絶反応、被害者が恋人に会いたがらない理由など、いろんなことがつながっていくのが面白くて、どんどん読み進められました!

    ミステリー好きのみなさん、ぜひ!!

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    2025年08月24日
  • 極夜の灰

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    とても読みやすく、分かりやすい内容でした。グリーンランドでの生活に関する描写があり、興味深かったです。

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    2025年07月18日
  • 極夜の灰

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    面白かった!!
    ヒントがいくつもあり、納得感のあるドンデン返し。
    じみーなおじさんだけど、優しさと洞察力が高く、読んでいて応援したくなる主人公。
    よかったですね!

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    2025年06月03日
  • 極夜の灰

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    新潟旅行の読み鉄。

    1960年代を舞台にしたミステリー。
    解決したかに見えたその先に・・・
    なかなかに読み応えがありました。
    後から考えると、主人公が精神科医という設定にもバイアスがかかり・・・なるほどとうなされたり、冷静に考えるとそれはないだろうと思ったり、なかなかに翻弄されました。

    新作がでたら、早い翻訳を望みます!

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    2025年05月31日
  • 極夜の灰

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    小島秀夫監督のヒデミスに選出されていたため購入。

    前半はミステリーだったが、後半に差し掛かるタイミングで種明かしを行なって冒険小説っぽい雰囲気にシフトしていくのは面白かった。

    特に読みにくさや翻訳の違和感もなく読破できた。

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    2025年05月19日
  • 極夜の灰

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    目まぐるしい展開で、どんなジャンルの作品なのか最後まで予想ができずハラハラと楽しく読めた。意外と硬派な謎解きミステリー。日本語訳が秀逸で、外国小説なのを意識させず、とても読みやすかった。

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    2025年05月10日