中崎倫子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を選んだ理由は、読書習慣はついてきたが、他の人に紹介したい時に上手に説明できないので、どのようしてアウトプットを学びたいためです。
実際に読んでみて、自分が感じたことはまずは本を読む際に何の目的でこの本を読むのか明確にすることが大事だなということ。本書では直ぐにアウトプットが必要かどうかで読み方が変わってくると記載されていたが、自分の中では基本的に直ぐにアウトプットする必要はないものが多いため、急に人に振られた時に対応したいために読む。では、何の目的で読むかということはなぜこの本をとったかがその目的になる。読み始めるとつい本に没頭してしまい、そのことを忘れがちになる。なので今後はノートに目的を書いた後、その目的に近いことが書かれてあったらノートに書くような事を行う。そうする事で、本を読み終える頃には初めと最後の対比ができ、人にアウトプットする際でも自分の主観で初めと終わりの感想が語ることができると感じた。
早速次の本から始めてみたい。 -
Posted by ブクログ
AI時代における真の読書とは、単に情報を取得することではなく、ツールとの対話や体系的な思考プロセスを経て知識を「自分独自の知恵」へと昇華させる知的生産活動です。
知識の「身体化」とアナロジー思考: 単なる記憶や検索を超え「他人に教えられる」レベルまで深めつつ、異分野の知識を結びつけることで自分だけの知恵に変える。
生成AI(NotebookLM)との対話: AIに文章を代筆させるのではなく、自身の読書メモをソースに議論を重ねることで、思考を言語化・研磨するパートナーとして活用する。
感想から論理的な「意見」への昇華: 直感的な感情の整理(感じたこと・背景・気づき)から、「論点・仮説・検証・まとめ」のステップを踏んで明確な立場(意見)を構築する。
ハイブリッド読書による客観性の保持: デジタルツールを「外部脳」として記録・構造化に使い、著者の思考に没入しながらも客観的な自分の視点を維持する。
「非効率な思考プロセス」という価値: 手軽な要約で済ませず、自ら時間をかけて深く考える遠回りこそが、AIには代替できない人間固有の強力な差別化要素となる。 -
Posted by ブクログ
「どのように本を読めばよいのか」について、著者が実践している方法を紹介した一冊。
著者によれば、基本的な読書法をマスターし、読書の内容から自分の意思を形成し、その意見をアウトプットして発信するための技法を解説したもの、ということです。読書法の本はなるべくたくさん読みたいと思ってはいますが、読書の手法を細かく分析しており、いままでにない印象の読書法の本だったという印象です。
著者は巻末で、昨今の読書法や自己啓発の分野では「いかに楽をして短期間で効率的に成果を出すか」という内容の本が多い。しかし、「それで人間の知的生産の質は向上するのか」という疑問を抱き、基本的な技法、基礎基本に立ち戻ったことが執筆の出発点、と語っているように、最近の読書法とは違った視点で書いたということがわかります。
本書の中には、学生時代に習ったような論文の読み方、読書感想文の書き方を復習した感じの内容もあり、不思議な感覚でもありました。
著者は、前述したように人間の知的生産の質の向上を目的として挙げており、生成AIの時代に、人間が知的生産を行う場合の価値を生み出す源泉として、この2つを指摘し、読書の必要性を主張します。
①個人固有の体験、経験、知識に基づく独自の視点、感情、価値観
②批判的思考
本当に価値のある知識や情報を見極め、真偽を判断し、自分なりの解釈を加える力こそが、AI時代において真に必要となる力
本書のタイトル『読書思考トレーニング』としたのは、読書を思考のためのトレーニング法として体系化したいと考えたと書いてるとおり、読書を通じていかに考えることが重要かを主張しています。
今の時代らしく、生成AIの活用した読書を提唱する一方、マインドマップや読書会にも触れるなど、多岐にわたる読書を楽しもうとする内容でした。
▼読書の構成要素
本を読む
Why(なぜ読むのか?=読む目的)
What(何を読むのか?=選書)
How(どう読むのか?=読み方)
アウトプットする
記憶・記録
意見の形成
意見の表現
▼読書の目的
・思考のための読書→自分の思考を深めるための批判的な読書
・情報のための読書→自分に必要な情報を得るための検索的な読書
・教養のための読書→本の内容を味わい、自分の生き方をよりよくするための無目的な読書
・娯楽のための読書→自分が楽しむための無目的な読書
▼本は、「体系性・網羅性に優れる」「知識(ストック型の知的資源)が得られる」という特徴を持っています。本を読むことにより、その分野の理解の土台が作られます。
▼著者が独自の定義をして使っている言葉と図表は付箋を付けてチェックしておきます、著者が独自に定義している言葉は、議論において重要だと著者が判断している、理解のキーワードであり、著作の議論を追っていくのに見落としてはいけない言葉です。
▼単語単位では、「つまり」「要するに」のような、これまでの議論をまとめるような言葉や、「言い換えると」「換言すると」のように、同じ内容を別の表現をして繰り返すことを示す言葉が用いられるところに注意します。
▼感想を書くフロー
①感じたことを書く
読後の率直な感想を書く
②何に対してそう感じたのかを書く
本が扱っているテーマや感銘を受けた箇所を書く
③なぜそう感じたのかを書く
そのテーマや一節に自分がそのように感じた理由を書く
④気づいたことを書く
感銘を受けた対象や理由を書くことで気づいたことを書く
▼感想を意見にブラッシュアップする
①論点を確認する
本のどの点についての意見なのか、どの点について賛成しているのか、反対しているのかを確認する
②仮説を立てる
直感で自分のポジションを決め、仮説を立てる
③仮説を検証する
根拠となる材料を集め、ロジックを考える
④自分の意見をまとめる
いくつかの仮説検証を経て、最後に自分の考えをまとめる
▼意見を表に出すことで生まれる対話や議論は、自分自身の視野を広げ、より深い理解につながります。
<目次>
はじめに
序章 読書法の全体像
第1章 なぜ本を読むのか?
1 「目的」は読書の要
2 アウトプットの観点から「目的」を分類する
3 思考という観点から「目的」を考える
4 情報・資料の種類という観点からの「目的」
5 読書の「目的」は思考・情報・教養・娯楽の4種類
第2章 何を読むか?
1 選ぶ軸──直近のアウトプットはあるか?
2 未知の分野の本の選び方
3 既知の分野の本の選び方
4 本を選ぶ手がかり
5 紙か電子か
第3章 どう本を読むか?
1 「どう読むか」を分解してみる
2 インプットにどれくらい時間をかけられるか
3 本の読み方を選ぶ──思考か情報か
4 思考のための読書──具体的な方法
5 情報のための読書──具体的な方法
6 「読み」をさらに深めるために
第4章 どう記憶・記録するか?──アウトプットの下準備
1 忘れることを前提に読む
2 記憶と記録の使い分け
3 「読書メモ」を作成する
4 生成AIを読書記録にどう使う?
第5章 メモから仮説へ──どう言語化するか?
1 まずは感想を書いてみる
2 直感から仮説へ
3 仮説をロジックで検証する
4 生成AIで思考力を高める
第6章 読むこととアウトプットの最強の関係
1 アウトプットすることの効用
2 書くことを習慣化する
3 視覚的表現を取り入れるコツ
4 生成AIを活用して執筆する
5 読書会に参加してみる
おわりに -
Posted by ブクログ
SDSの型で書いてみます。
◾️Summary
読書思考トレーニングを紹介します。
この本ではどのように本を読み、読書をどのように血肉にしていくかを教えてくれている。
◾️Detail
この本を手にしたきっかけは、突然舞い降りた読書熱からでした。
普段から本を読んでこなかったためか、読後のもやっとした感情を言語化することが難しく感じていました。ですが、ただ読み終えておしまいが寂しく感じていました。
また昨今の生成AIを取り入れた読み方は腑に落ちる部分がありました。
◾️Summary
普段、なんとなく本を読んでいる中で少し誰かに話してみようだとか、知識として頭に入れておきたい人は一度読んでみてもよいかと思います。
生成AIの利活用部分が大きく、自身の感想や思考を言語化や視覚化する上で役立つので是非活用していきたい。 -
Posted by ブクログ
タイトルにAIとあるので、AIを使った情報収集を学べると勘違いしてしまったが、AI「時代の」調べ方の教科書なわけで、内容もそれに相応しいものだった。
なんでも手元ですぐに調べられるし、生成AIを使えば多くの情報を手に入れることができる。けれどその情報は本当に正しいのか?信頼できるのか?その観点を忘れてはならない。
正確な情報を手に入れることの大変さを知ることができる。情報に溢れるこの時代において、情報に溺れないためにも私たちがきちんと情報リテラシーを身につけていなければならない。
この本で学んだことや調べ方、便利な検索ツールなどを、うまく高校生に還元できたらいいな、と思う。彼らにとってこの本は読むにはまだ難しいけれど、使う必要のある知識が多くあると感じる。
教員としてこの本を読めてよかったなと思う。